シリーズでお送りしている長崎さるくの第三弾。
今回は、以前からことあるごとに触れて来た蒟蒻煉瓦を、
まとめてみようと思います。
まずは以前にもアップした、グラバー邸の厨房。
国民的ドラマで一躍知名度を上げたグラバー。
彼の関わった施設には、
蒟蒻煉瓦が特におおく使われていますが、
なにかこだわりがあったのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/2c/1f656201a4fa1b4b3ffdd670651c8712.jpg)
この厨房を出た中庭の花壇の柵にも、
蒟蒻煉瓦が使われています。
グラバー邸といえば、
以前訪れた時に時間がなく観る事ができなかった、
高島のグラバー別邸の蒟蒻煉瓦も、
今回はチェックして来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b9/308a495e732867fb14d977e66325ba53.jpg)
敷地のほんの一部ですが、
確かに蒟蒻煉瓦が地中に埋まっています。
平置きの煉瓦もあるものの、
グラバー邸の厨房同様、縦置きの煉瓦もあり、
敷地の位置から考えて、
こちらも厨房の床として使われていたんでは。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/06/0c6ef2efa122f04187ea7adc94a699ac.jpg)
高島と言えば、かつての町役場の近くにも、
蒟蒻煉瓦の擁壁の跡。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d3/d8eb42ce59b64b78acaff39a735da35e.jpg)
蒟蒻煉瓦を使った建物で、最も奇麗な形で残っているのは、
なんと言ってもそろばんドッグと呼ばれる、
小菅修船場跡の捲上小屋。
こじんまりとしていながらも、
近代化産業遺産の風格を備えた、
秀逸な一品ですね。
ちなみにこちらもグラバーさんが大きく関わっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ae/e4b09365f6bb40de39402bf45fc976df.jpg)
すこし南には、小ヶ倉の国際海底電線陸揚庫。
国内初を総なめにする長崎にあって、
これもまた国内初の国際電線を陸揚げした小屋の跡。
半分蒟蒻煉瓦、半分石造りという変則的な造りの建物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/88/e750317116ebab03be6b33433fcf12d5.jpg)
また以前にもアップした、
大浦天主堂の隣に建つ羅典神学校もまた、
木骨煉瓦造りで、その煉瓦は蒟蒻煉瓦と言われていますが、
確認出来る露出部分がなく、
かろうじて地下へ続く通路に、
蒟蒻煉瓦が使われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b4/e0fe92eb3d60ce9e7322b82cbad163f2.jpg)
こちらも以前にアップした、
長崎4大唐寺の一つ、聖福寺の境内にある、
金炉「惜字亭」の内部に確認出来る蒟蒻煉瓦。
蒟蒻煉瓦が、西洋式の建造物だけでなく、
ひろく長崎で使われていた事の証でもあるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/16/376c896e4a4afa32d89d1fa0c028e7c9.jpg)
なんと言っても蒟蒻煉瓦が一番残っているのは、
軍艦島の隣の島、中ノ島ではないでしょうか。
画像の遺構の他にも、用途不明の蒟蒻煉瓦製の遺構や、
床面や壁面とおもわれる蒟蒻煉瓦が、
いたるところに残存しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/12/301b24d7ad5df6d4657f7317019dbf25.jpg)
画像は中ノ島の高台の上に残る床面と思われる蒟蒻煉瓦。
グラバー邸の厨房同様、煉瓦が縦置きされているのが分かります。
蒟蒻煉瓦を床面に使用する時は、
このように縦に並べるのが一般的だったんではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3f/f2f4b6987b7619f61ba2b8c5c552b93e.jpg)
そしてこれら蒟蒻煉瓦の元祖が、
三菱重工長崎造船所の史料館に鎮座する、
ハルデス煉瓦ですね。
これぞ日本の赤煉瓦の原点!
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■シリーズ:長崎さるく■
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今回は、以前からことあるごとに触れて来た蒟蒻煉瓦を、
まとめてみようと思います。
まずは以前にもアップした、グラバー邸の厨房。
国民的ドラマで一躍知名度を上げたグラバー。
彼の関わった施設には、
蒟蒻煉瓦が特におおく使われていますが、
なにかこだわりがあったのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/2c/1f656201a4fa1b4b3ffdd670651c8712.jpg)
この厨房を出た中庭の花壇の柵にも、
蒟蒻煉瓦が使われています。
グラバー邸といえば、
以前訪れた時に時間がなく観る事ができなかった、
高島のグラバー別邸の蒟蒻煉瓦も、
今回はチェックして来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b9/308a495e732867fb14d977e66325ba53.jpg)
敷地のほんの一部ですが、
確かに蒟蒻煉瓦が地中に埋まっています。
平置きの煉瓦もあるものの、
グラバー邸の厨房同様、縦置きの煉瓦もあり、
敷地の位置から考えて、
こちらも厨房の床として使われていたんでは。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/06/0c6ef2efa122f04187ea7adc94a699ac.jpg)
高島と言えば、かつての町役場の近くにも、
蒟蒻煉瓦の擁壁の跡。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d3/d8eb42ce59b64b78acaff39a735da35e.jpg)
蒟蒻煉瓦を使った建物で、最も奇麗な形で残っているのは、
なんと言ってもそろばんドッグと呼ばれる、
小菅修船場跡の捲上小屋。
こじんまりとしていながらも、
近代化産業遺産の風格を備えた、
秀逸な一品ですね。
ちなみにこちらもグラバーさんが大きく関わっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ae/e4b09365f6bb40de39402bf45fc976df.jpg)
すこし南には、小ヶ倉の国際海底電線陸揚庫。
国内初を総なめにする長崎にあって、
これもまた国内初の国際電線を陸揚げした小屋の跡。
半分蒟蒻煉瓦、半分石造りという変則的な造りの建物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/88/e750317116ebab03be6b33433fcf12d5.jpg)
また以前にもアップした、
大浦天主堂の隣に建つ羅典神学校もまた、
木骨煉瓦造りで、その煉瓦は蒟蒻煉瓦と言われていますが、
確認出来る露出部分がなく、
かろうじて地下へ続く通路に、
蒟蒻煉瓦が使われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b4/e0fe92eb3d60ce9e7322b82cbad163f2.jpg)
こちらも以前にアップした、
長崎4大唐寺の一つ、聖福寺の境内にある、
金炉「惜字亭」の内部に確認出来る蒟蒻煉瓦。
蒟蒻煉瓦が、西洋式の建造物だけでなく、
ひろく長崎で使われていた事の証でもあるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/16/376c896e4a4afa32d89d1fa0c028e7c9.jpg)
なんと言っても蒟蒻煉瓦が一番残っているのは、
軍艦島の隣の島、中ノ島ではないでしょうか。
画像の遺構の他にも、用途不明の蒟蒻煉瓦製の遺構や、
床面や壁面とおもわれる蒟蒻煉瓦が、
いたるところに残存しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/12/301b24d7ad5df6d4657f7317019dbf25.jpg)
画像は中ノ島の高台の上に残る床面と思われる蒟蒻煉瓦。
グラバー邸の厨房同様、煉瓦が縦置きされているのが分かります。
蒟蒻煉瓦を床面に使用する時は、
このように縦に並べるのが一般的だったんではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3f/f2f4b6987b7619f61ba2b8c5c552b93e.jpg)
そしてこれら蒟蒻煉瓦の元祖が、
三菱重工長崎造船所の史料館に鎮座する、
ハルデス煉瓦ですね。
これぞ日本の赤煉瓦の原点!
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コンニャク煉瓦ですか。
粋なネーミングですね(^^ゞ
実は9月に軍艦島を訪れました。
ほんのわずかなエリアしか歩けなかったのですが、それでも強烈な印象を受けましたよ。
でも、正直なところ、もっと奥深くに入りたかった……
たしかにサイズ感が蒟蒻に近いんです。
それに対して現行の煉瓦を豆腐煉瓦となづけてみましたが。。。(汗)
そうですか、軍艦島へ行かれましたか!
確かに見学路は島の一部ですが、
かつての心臓部の全貌なので、
結構いんではないかと思います。
でも残っているのもが少ないんで、
想像するのは困難ですね(^.^ゞ)