ご機嫌公論

フリーランスのライター兼編集者・ロイ渡辺のBLOG。
締め切り間際に更新されていても、それはあくまでも「息抜き」。

読書するサルの備忘メモ 07’ 05

2007-05-31 00:56:43 | Books
5月

今野敏「隠蔽捜査」新潮社
今野敏「果断」新潮社
逢坂剛「しのびよる月」集英社文庫
逢坂剛「配達された女」集英社文庫
逢坂剛「恩はあだで返せ」集英社文庫
逢坂剛「相棒に気をつけろ」新潮文庫
須藤靖貴「押し出せ青春」小学館文庫
北方謙三「水滸伝(八)」集英社文庫
平安寿子「パートタイム・パートナー」光文社文庫
藤野千夜「ベジタブルハイツ物語」光文社文庫
幾野伸司「神様のパズル」ハルキ文庫
幾野伸司「メシアの処方箋」ハルキ文庫


今月のひと言:
さてさて。
今野敏の新シリーズ、これはもう、まごうことなき傑作。
イエイ! やったね敏ちゃん!
安積お休みしてもいいから、どしどし書いて!

それとは別に、逢坂剛(軽系)フェアでした。
今までいまひとつソリが合わないと思っていた作家さんなのだけど
ふむふむとサクサクと、なかなか面白く読めました。
何でソリが合わなかったのか、という疑問も氷解。
えーとね、古くさいんです、端的に言っちゃうと。
だから、重厚系の作品は、きっと駄目なんだと思う。
リアルに重いのなら、同時代的匂いが何より大事だから。
ということで、有名な「百舌」シリーズとかは読まない予定(笑)。

平安寿子は、実はハードボイルド作家であることを再認識。
幾野伸司は超拾い物。表紙のアニメアニメした絵に負けず、普通にSFとして読めます。作者、オレよりおっさんだし(笑)。
藤野千夜は駄。帯を書いた町田康ともども、仲良くなれない雰囲気満載です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
逢坂剛・・・ (psycho)
2007-05-31 14:47:37
ロイさん、ご無沙汰です

逢坂剛ときいて、すっ㌧できました
彼の著作は、重軽ほぼ読破しております
(対談集のぞく)
なにしろハードボイルド好きなもんで

古臭さ漂う重たいのは読まないとのことですが、
(ま、確かに「百舌」シリーズは
公安だとかなんだとか・・・ですが)
「カディスの赤い星」は是非ご一読を

私の棺おけに入れて、一緒に燃やしてほしいものの
ひとつがこの小説さ

今年の夏休みは、スペインにでもいくかな
帰省してきました (あきら)
2007-06-17 01:11:18
しかし、久々の帰省で感じたのは
うちのおやじ(みつる)のアホさ加減。
70にもなって虚言癖が益々度を越している。
自己中心的言動と妄想癖ももはや病気の域に達し、
一刻も早くあっさり死んでくれないかと願うばかり。
お袋が不憫でならん。
ご近所のみなさん、申し訳ない。
同じ血族としてどうよ?

ところで逢坂GOは自分的には良いですよ。