10月
東直己「駆けてきた少女」ハヤカワ文庫
樋口有介「ピース」中央公論新社
大沢在昌「狼花」光文社
梶尾真治「サラマンダー殲滅(上下)」光文社文庫
川端裕人「銀河のワールドカップ」集英社
坂木司「シンデレラ・ティース」光文社
北森鴻「親不孝通りディテクティブ」実業之日本社(再読)
北森鴻「親不孝通りラプソディー」実業之日本社
沢木冬吾「償いの椅子」角川文庫
この月のひと言:
「駆けてきた少女」は、「ススキノハーフボイルド」のアナザーストーリー。
「ピース」は、どうしても分からない伏線があって消化悪し。
「親不孝~」シリーズは、ああいう時間軸にしないで、
もう少しシリーズっぽい進め方をしてもよかったのになあ。残念。
「償いの椅子」は、資金調達に関する葛藤がほぼゼロだったことが不満。
それ以外は非常にできがいいと思います。
ほかの作品も……って思うけど、みんなハードカバーなんだよね。
11月
竹内真「自転車少年記~あの風の中へ」新潮社文庫
北方謙三「水滸伝(一)」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(二)」集英社文庫
北森鴻「凶笑面~蓮丈那智フィールドファイルⅠ」新潮文庫(再読)
北森鴻「触身仏~蓮丈那智フィールドファイルⅡ」新潮社(再読)
北森鴻「写楽・考~蓮丈那智フィールドファイルⅢ」新潮社
ディック・フランシス「勝利」ハヤカワ文庫
あさのあつこ「NO.6(1)」講談社文庫
柴田よしき「時の鐘を君と鳴らそう」光文社文庫
大沢在昌「Kの日々」双葉社
武田ティエン「月が100回沈めば」宝島社
とうとう手を出してしまいました。我が校の先輩、北方の謙ちゃん。
実は彼のハードボイルドはイマイチだと感じていて敬遠してたんだけども、
いやあ「水滸伝」はいい!
原典がバラバラなものだから、主要人物がいきなり消えたり、
途中で一気に人数が増えたりして、とてもバランスが悪いものなんだけど
そこに独自の解釈を入れ込んだりしつつ、人物ごとにかなり血肉を通わせることに成功してる。
まだまだ続くので、これは楽しみ。
光栄、水滸伝のゲームをリニューアルしないかなあ。
最後に金が上から攻めてきて、だだだっと画面が金の文字になっちゃうあのエンディング
好きだったんだけどなあ(笑)。
「月が100回沈めば」が超拾いもの。いい出来っす。次も買いますよ、ティエン。
長くなっちゃうけど、もう少し。
先月の「狼花」もそうだけど、今月の「Kとの日々」を読んで強く思ったこと。
最近の大沢在昌は、手慣れすぎな気がする。
複雑なプロットを作り上げる手腕は評価できるんだけど、
そのプロットを追うだけで1冊終わっちゃう感じ。
出来事があまり起きない。でも、読ませる。読ませられるから、そのまま。
……みたいな悪循環。
つまらなくはない、ってところがねえ。困ったもんです。
好きなんだけどさ。
東直己「駆けてきた少女」ハヤカワ文庫
樋口有介「ピース」中央公論新社
大沢在昌「狼花」光文社
梶尾真治「サラマンダー殲滅(上下)」光文社文庫
川端裕人「銀河のワールドカップ」集英社
坂木司「シンデレラ・ティース」光文社
北森鴻「親不孝通りディテクティブ」実業之日本社(再読)
北森鴻「親不孝通りラプソディー」実業之日本社
沢木冬吾「償いの椅子」角川文庫
この月のひと言:
「駆けてきた少女」は、「ススキノハーフボイルド」のアナザーストーリー。
「ピース」は、どうしても分からない伏線があって消化悪し。
「親不孝~」シリーズは、ああいう時間軸にしないで、
もう少しシリーズっぽい進め方をしてもよかったのになあ。残念。
「償いの椅子」は、資金調達に関する葛藤がほぼゼロだったことが不満。
それ以外は非常にできがいいと思います。
ほかの作品も……って思うけど、みんなハードカバーなんだよね。
11月
竹内真「自転車少年記~あの風の中へ」新潮社文庫
北方謙三「水滸伝(一)」集英社文庫
北方謙三「水滸伝(二)」集英社文庫
北森鴻「凶笑面~蓮丈那智フィールドファイルⅠ」新潮文庫(再読)
北森鴻「触身仏~蓮丈那智フィールドファイルⅡ」新潮社(再読)
北森鴻「写楽・考~蓮丈那智フィールドファイルⅢ」新潮社
ディック・フランシス「勝利」ハヤカワ文庫
あさのあつこ「NO.6(1)」講談社文庫
柴田よしき「時の鐘を君と鳴らそう」光文社文庫
大沢在昌「Kの日々」双葉社
武田ティエン「月が100回沈めば」宝島社
とうとう手を出してしまいました。我が校の先輩、北方の謙ちゃん。
実は彼のハードボイルドはイマイチだと感じていて敬遠してたんだけども、
いやあ「水滸伝」はいい!
原典がバラバラなものだから、主要人物がいきなり消えたり、
途中で一気に人数が増えたりして、とてもバランスが悪いものなんだけど
そこに独自の解釈を入れ込んだりしつつ、人物ごとにかなり血肉を通わせることに成功してる。
まだまだ続くので、これは楽しみ。
光栄、水滸伝のゲームをリニューアルしないかなあ。
最後に金が上から攻めてきて、だだだっと画面が金の文字になっちゃうあのエンディング
好きだったんだけどなあ(笑)。
「月が100回沈めば」が超拾いもの。いい出来っす。次も買いますよ、ティエン。
長くなっちゃうけど、もう少し。
先月の「狼花」もそうだけど、今月の「Kとの日々」を読んで強く思ったこと。
最近の大沢在昌は、手慣れすぎな気がする。
複雑なプロットを作り上げる手腕は評価できるんだけど、
そのプロットを追うだけで1冊終わっちゃう感じ。
出来事があまり起きない。でも、読ませる。読ませられるから、そのまま。
……みたいな悪循環。
つまらなくはない、ってところがねえ。困ったもんです。
好きなんだけどさ。
原典ではありえないエロ描写とか(汗)。
あのつまらない原典の後半がどうなるのか今からとても楽しみです(って文庫しか買わないわたくし)。
実はKOEIの水滸伝にファミコン時代にハマったクチだったことは内緒。
資金調達ってどんなだっけー?
すっごく面白かったのは覚えてるんだけどね。
細かいことはね。ゲホッゲホッ
直己ちゃんフェアで「熾火」も必須。
もう読んでたっけ?
ぬかりはありませんことよ、おほほほほ。