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誤審は見極めなければならない。【ブラジル対クロアチア】

2014年06月13日 | ワールドカップ (ブラジル大会)
■ ブラジル対クロアチア【グループA】
   ブラジル(3-1)クロアチア

・前半11分 オウンゴール(クロアチア)
・前半29分 ネイマール(ブラジル)
・後半26分 ネイマール(ブラジル)
・後半46分 オスカル(ブラジル)



この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ 時には誤審の恩恵も

◆ 開催国の利点
立ち上がり、ブラジルは開催国ということで、ちょっと固いかなぁという印象。クロアチアは、まずは負けない戦いを意識している印象。試合内容、結果については1試合ということであちこちでご覧になった方も多いと思うので、ちょっと切り口を変えて。「星勘定」について。

組み合わせが決まった時に、このグループの1位はブラジルという考えが各国にあったはず。
クロアチアにすれば、メキシコとカメルーンから勝ち点を奪い、勝ち点6で勝ち抜けを想定していたと思う。(メキシコもカメルーンも同様)
勿論、最初から負けは考えるチームはいない。しかし、開催国ブラジル相手である、勝ち点1を取れたらまずまずと考えていたと思う。そういう中、ラッキーなオウンゴールでクロアチアが先制。ところが、失点後、危機感からかブラジルのギアが上がった。そして、前半29分ネイマールが同点ゴールを決める。なんか当たり損ないみたいなシュートがギリギリゴールの右下の隅に決まる。

普通のチーム、へぼいチームだとギアを上げちょっとそのスピード感、リズムが落ちた瞬間に、逆にカウンターを喰らったりして、さらなる失点をするのだが、まだ第1戦で疲労もなく、地元開催ということもありスタンドからの声援がエネルギーになったブラジルが同点で前半を折り返す。やはり、開催国はサポーターの声援も含め有利な点が多い。それが時には審判のジャッジにも影響し兼ねない。

前半1-1で折り返したクロアチアにすれば、後半は1点勝負になると考えていたと思う。

◆ 誤審は見極めなければならない
後半26分、疑惑のPKである。個人的には、西村主審はスルーしても良かったかなと思う。むしろ、フレッジがシミュレーションを受けてもおかしくないプレーだと思う。但し、クロアチアDFのロブレンが肩に一瞬手を掛けていたことも事実である。何よりフレッジがパスを受けて反転しようとしたプレーで手を使ったのはまずかった。そういう意味では、難しいジャッジだっと思う。初戦のジャッジは大会を通じた基準を見定める試合でもある。今回のジャッジを観る限り、ペナルティエリア内でDFが手を使うのは、シミュレーション行為よりも厳しめに判定されそうである。但し、この辺のジャッジは、試合が一回りした辺りで微調整されることもある。

誤審で恩恵を受けることはサッカーの常である。
ある試合で恩恵を受けたとして、次の試合では逆もある。
個人的には、人が審判をするのだから、誤審にいつまでもごちゃごちゃ言うべきではないと思っている。
勿論、誤審がないのに越したことはないのだが、それよりもどういう種類の誤審か?というのを見極めなければならない。だいたい3つに分けられる。
・あってはならない誤審
・回避出来た誤審
・致し方ない誤審

今回の西村主審のジャッジは、「致し方ない誤審」だと思う。多分、この試合で審判をしていたとして、あのプレーで笛を吹くか吹かないかは、100人審判がいたら分かれると思う。あのプレーだけを切り取るのではなく、試合の流れ、試合の質、注目度なども加味すれば、なかなか難しい所である。

クロアチアのコバチ監督は、かなり怒り心頭だったようだが、多分、最後に余計な3失点目が火に油を注いだのだろう(苦笑)。仮に、この試合をあのPKがなく、2-1で敗れていたら「開催国相手がブラジルなのだから、悪くない結果だった」と会見で言っていた可能性は高い。一つ、大きなポイントとしては、クロアチアは自力で1点も取れてないということであり、そして、最後に無駄な3失点目を喫したということである。

クロアチアは、ブラジル相手に対しても押され続けるということもなく、ポゼッションとカウンターを織り交ぜながら、ほどよい緊張感を持ってインテンシティも十分だったと思う。4-2-3-1の両翼も良かったし、モドリッチとラキティッチのダブルボランチは好印象。しかし、アタッキング・サードでのアイディアがもう一工夫が欲しかったのと、ワントップが物足りなかった。マンジュキッチがいれば結果も違っていたかもしれない。

これで、グループA・三つ巴の2位狙いは、メキシコ、カメルーンが有利になった。ただ、クロアチアは、第2戦目でカメルーンと対戦するので、その試合で勝ち点3を取れたら、十分に2位通過する実力はあると思う。

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