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ザックの手腕が問われるギリシャ戦 【ギリシャ戦プレビュー】

2014年06月19日 | 日本代表(ザックJAPAN)
■ ザックの手腕が問われるギリシャ戦

◆ ギリシャの戦い方
6月20日朝7:00から、日本代表の第2戦が行われる。相手はギリシャ。第1戦、コロンビア相手に、3-0と敗れた。グループCにおける状況は日本と同じ。負けられない一戦である。

「失点の恐怖」という名の亡霊で、コートジボワール戦の敗因について書いたが、選手たちは「主導権を握って攻撃的なサッカーを繰り広げてやる」、「自分たちのサッカーを出してやる」と、息巻いている可能性が高い。しかし、こういう時こそ、監督の冷静な判断が必要になる。

ギリシャは、絶対に日本をスカウティングしてくる。
コートジボワール戦だけではなく、その前の親善試合や場合によっては、過去のデータも分析している可能性が高い。そして、スカウティングから得た答えは、アジアの戦いを見ても日本の弱点は
・放り込みに弱い
・CKなどセットプレーで失点が多い

いわゆる、「パワープレー」、「放り込み」などに弱点があると帰結するだろう。この辺は、普通に日本代表の試合を観てきた人なら誰しも分かる点である。

つまり、ギリシャにすれば、日本のストロングポイントである「中盤」を飛ばしてしまえば良いと考える。私が監督でもそうすると思う。いわゆる、イングランドのキック・アンド・ラッシュ、ゴリゴリと力ずくで押し込む、パッシングサッカーなんて捨ててしまえ!なフットボールに持ち込んでくる。ギリシャにしてみれば、お得意の戦法が通じる格好の相手(獲物)である。いわゆる、「空中戦」に持ち込み、日本陣内に空爆してくるのである。さらに、コートジボワールがやってみせた「日本代表の左サイド封じ」織り交ぜてくるかもしれない。

こういう状況で一番やってはならないのは、むやみやたらに、前からプレスを敢行しようとすることである。それこそ、コートジボワール戦の二の舞になり、初戦に敗れたという大きなプレッシャーが背中にはのしかかっている状況では、日本陣内は、焼け野原となる可能性が高い。

◆ 問われるザックの手腕
ここで、ザッケローニ監督の手腕が問われる。
選手たちは、コートジボワール戦で出来なかった「自分たちのサッカー」をしたいと思っているだろう。しかし、こういう時こそ、監督の冷静な判断・戦術眼が問われる。試合前から息巻く選手たちに冷静な判断を植え付けなければならない。騎手が手綱を引くような感じである。

ギリシャが「縦ポン」できたらラインを引いて、マイ・ボールになったら、ゆっくりとポゼッションを高めてじっくりと、コートジボワールにやられたようにギリシャの選手を上下左右に走り回せれば良い。「地上戦」なら日本の方が圧倒的に優位である。多分、グループCの中では、「日本のパッシングサッカー」、「オフ・ザ・ボール動きの質」では一番だと思う。

ハマってしまえば、コンフェデのイタリア戦で見せたような、相手をきりきり舞いにする試合を繰り広げられるだけの力はある。イタリアに比べれば、ギリシャもコロンビアも戦い易いと考えれば良い。そしたら、良い意味で気も楽になる。

20日朝のギリシャ戦。選手たちは自分たちの力を存分に発揮してくれるだろう。しかし、その為には、ザックが冷静な判断・戦術眼を持って、選手たちをコントロール出来るか、どうかが勝因を分けるような気がしている。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Place for a step forward (cska352)
2014-06-21 14:32:47
スコアには現れませんでしたが両チーム頑張りました。

ジョーカーの出番はなさそうですね。
岡崎は守備もできるし2トップにもしてくれるので、サイドにおいておいたほうが大久保にも良かったろうにと思いました。

ザックは4年間固定メンバーでやってきたことを出すよりも、相手の長所を消すことに関心がありそうです。
イタリアの策士らしいと思います。
なので、どんな布陣でコロンビアをリスペクトするかに注目したいです。

イタリアーコスタリカを見ましたが、カルチョはリードされると攻撃のアイディアがファンタジスタ頼みで乏しいですね。
裏を狙うかサイドをを突破するかしかありませんでした。
コメントのお返事 (コージ)
2014-06-22 22:03:54
CSKA352さん

こんばんは。お返事遅くなりました。
偶然にも私のカルチョマニアの友人が、
イタリアvsコスタリカの試合を観てて同じようなことをいっていました!

カテナチオがある、しかし、その為には先制点が必要。アタッカーが点を取ることが必要。

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