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コロンビア戦分析。4年間の集大成をみせろ、ザックJAPAN【コロンビア戦プレビュー】

2014年06月23日 | 日本代表(ザックJAPAN)
■ コロンビアを分析してみた

◆ つえーぞ、コロンビア
ギリシャ戦は録画出来なかったので、コートジボワール戦のコロンビアを分析してみた。
うん。つえーぞ、コロンビア。1軍出てきたら勝てないかも。

ブラジル、アルゼンチンだと「当たって砕けろ」なんだけど、個々のサッカーリテラシーが高い「コロンビア、ウルグアイ、チリ、パラグアイ」この辺の南米の第2勢力は、日本が苦手なタイプで、今後のW杯で絶対に何回も対戦する。基本的に、欧州遠征ばかりしないで、南米遠征をすべき。あるいは、欧州の地でもいいから南米やアフリカで試合数を増やすべき。そう思った今グループC。

いくつか気になったポイントを自分なりに整理してみた。多少重複する点があるかもしれないが、ご了承下さい。

フォーメーションは「4-2-3-1」。
DFラインは「組織的風」。その前にダブルボランチ(個)。
そして、特筆すべきは、とにかく運動量が豊富。
一人ひとりの選手が1対1の局面でインテンシティがある。
コスタリカの選手をドーピング検査するより、コロンビアの選手をやれよ!というくらい良く走る。

良い意味でクラシックな南米のチームの香りがあり、それをペケルマンが組織(戦術)で加工している感じのチーム。
試合の流れを読む能力が高い。

■ 日本との類似点

◆ ポゼッション志向とカウンター志向
コロンビア代表について、日本代表と似ていると思ったのが驚きであった。
戦い方の基本的な部分、コロンビアの守備から攻撃への切り替えの早さなんかは、良い時のザックJAPANと似ている。チームとして、日本はポゼッション志向。コロンビアはカウンター志向。個の能力、力強さは、コロンビアの方が優位。

◆ ギアの上がる瞬間が狙いどころ
コートジボワール戦のコロンビアは、守備ブロックを下げ気味でカウンター戦法だったが、基本的にシンプルで個の能力を如何にして上手く活かすかという攻撃。やはり、相手陣内では、南米系のテクニックと力強さ、個の能力でゴリゴリと押し込んできて、アタッキングサードでは「組織」より「個」で崩すイメージ。この辺は欧州のチームとは大きく異なり、日本が苦手なタイプのチーム。ところが、組織的な崩しもあって、バイタルエリアで1トップくさび→ダイレクト→2列目の選手→1トップが空けたスペース突くなんか、顕著。

実は、この辺が日本の狙いどころ。コロンビアは、くさびのパスが入った後のギアの上がり方が特徴的。一気にスイッチが入って攻撃的に切り替わる。日本のボランチはここを封じたい。長谷部で行ける所まで行って、ボランチの強度を落とすことなく山口でさらに潰しまくる。どうせ延長戦はないのだから、フルスロットルで行くべき。

◆ 1stディフェンダーを交わし、組織的・風のDFラインを狙う
日本だと2人で行ってプレスを仕掛け「ガッ」と奪うイメージだけど、コロンビアは、比較的個々が自分のゾーンへ入って来た選手に対しては責任を持って1対1で封じようとする意識が高い。この辺はラテン系で多いのだが、1対1の守備の責任って色がある。リーガでも特に中位以下だとわりとそうかな。

ボールを奪われた後の1stディフェンダーの寄せが異常に早い。逆に、1stディフェンダーを交わせばチャンスある。プレスを交わされると守備の威力が急に落ちる。なぜならば、全体的に日本よりカバーリングの1歩目が遅い。対人プレーは強いんだけど、それを交わされると、「組織的風のDFライン」がリトリートする。そして、DFラインは、マン・オリエンテッドが強い。人につくからゾーンを空けやすい。

コロンビアのDFラインの弱点。軽さ、脆さみたいな部分が見え隠れしたシーンが、コートジボワールに1点返された局面。なまじ組織的なので、ジェルビーニョに決められたシーンなんか象徴的で付け入るスキはある。
前述の通り、DFラインもゾーンと言うわりには、わりと人に引っ張られる傾向があるので、
日本がゴール前でダイレクトプレーをしたり、香川のドリブルからカットインしたら、「組織的風のDFライン」のアンバランスな部分から崩せる。

コロンビア 2 - 1 コートジボワール グループC [国際映像] - 公式映像 - Yahoo!映像トピックス

◆ 曲者コロンビア
絶対コロンビアは一瞬のスキを見逃さない、むしろ、そこを狙っている。ドログバ投入後、コートジボワールの選手がちょい時間稼いだ後のCKなんか典型。コートジボワールの選手としては嫌な雰囲気を感じ取ったはず、その「試合の流れ」を敏感に感じとって、CKから先制ゴール。卒がない。
相手が少しでも弱気を魅せたら、そこへ牙を剥く感じ。そのくせ、ファウル貰って時間稼いだりもする。こういう所が、本当の試合を読む力、強さってやつ。
なにせ、ドログバの良さを消して、最終兵器、超スーパーサブの存在を試合の流れ、ゲーム上から消し去ってしまったコロンビア。

◆ もう一度初心に戻って「自分たちのサッカー」を
例えとして、正しいか分からないけど、昔の日韓戦みたいなファイトをすれば日本は勝てる。ただ、2点差の勝利出来るかは、保障出来ない。日本としては、これまでのベストメンバー「川島、内田、吉田、今野、長友、長谷部、遠藤、岡崎、本田、香川、柿谷」で行くべきだと思う。つまり、もう一度初心に戻って「自分たちのサッカー」をすべきである。
そして、理想は、2点くらい先制してから、シーソーゲームに持って行く。
あるいは、膠着した試合にして、流れからのゴール、セットプレーからのゴールを奪う。
どの道、退路は断たれたのだから、前へ行くべきである。
技術ではなく、気持ちを見せて欲しい。4年間の集大成を全部出せば、勝てる。フォルツァ・ザックJAPAN。

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1 コメント

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sadness (CSKA352)
2014-06-25 19:38:43
コロンビアは日本のフォーメーションに合わせてきましたね。
メヒアがホンダを、グアルダードが長友にプレスをかけてカウンターという感じで、引いて守るときはゾーン。
オーソドックスですね。
2点目は日本がやってほしかった崩しでした。
これで勝負アリでした。
南米の中ではパスをつなぐ文化のある国ですよね。

日本は選手たちがでなくザックがやりたいサッカーは出来ていたんでしょうね。
青山が縦パス入れて、大久保と岡崎が裏を狙ってラインを下げさせ、香川と本田がバイタルへという狙いでしょうか。そんな布陣だったと思います。
岡崎と本田のポジションチェンジから二人の呼吸で点が取れたのも良かったです。

ザックが最後の手段に選んだ本田右、香川左の布陣は興味深いです。
3ボランチにした2-5-3でバルサ風のハイプレスのポゼッションサッカーが見てみたいです。

個人的には青山でなく遠藤で、じっくりサイドでつないで裏抜けやバイタル攻略をする日本らしさが見たかったです。打ち合いになってから青山の方がよかったです。
間延びするし、ボールはすぐ失うし、走らされたでしょうから。

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