ダウン症の発症率は20代女性で10,000人に1件、30代で3,000人に1件、40代では100人に1件と年齢を重ねるにつれて急激にあがる。日本でも近いうちに血液検査で出生前にダウン症の検査が受けられるようになるらしい。それに伴い、今朝の『特ダネ』では出生前検査の現場を特集していた。現段階の検査は腹部に細い注射器を差し込んで羊水を検査する方法で、これにより流産の恐れも出てくる。それでも検査を希望する妊婦が増えているのは、高齢出産が増えているからにほかならない。
血液検査でわかるようになれば、母体へのリスクも少なくこれまで以上に検査をする妊婦は増えると思われる。それによって子どもの産み分けが行われるのではないかという声もあがっている。現段階でもなんらかの障害がわかった段階で8割の女性が中絶してしまうらしい。
私は残り2割の妊婦さんが障害があることをわかりながら産むことを選ぶという事実にむしろ驚いた。コメンテーターが障害のある人を受け入れる社会が必要だと話していたが、今の日本はそうはなっていないと思う。それ以前に母親の負担は勿論、生まれてきた子ども自体が苦労するのは疑われない。
たまたま今日いらしたお客様とそのことが話題になった。その方の友達の一人は40代の終わりごろ子どもを授かって出産しました。子どもは無事生まれたが、彼女自身が病気にかかってしまい、2歳の子どもを残して他界されたそうです。
「可哀想で見ていられなかったわ」そのお客様はため息をもらしました。「結婚はいつでもできるけど、子どもを産んで育てるのには適齢期があるのよ」
私もまったくその通りだと思います。仮に母子ともに健康であっても、更年期の女性が小さな子どもの相手をするのはかなりしんどいことです。現状で高齢出産が増えてしまったのは仕方のないことですが、これから子どもを産んで育てる人達は、そういうことを踏まえて人生設計をしてほしいと思います。周りの大人も多少おせっかいでも近くの若い人達にアドバイスする必要もあるんじゃないか、そんな風にこの頃考えてます。
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血液検査でわかるようになれば、母体へのリスクも少なくこれまで以上に検査をする妊婦は増えると思われる。それによって子どもの産み分けが行われるのではないかという声もあがっている。現段階でもなんらかの障害がわかった段階で8割の女性が中絶してしまうらしい。
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たまたま今日いらしたお客様とそのことが話題になった。その方の友達の一人は40代の終わりごろ子どもを授かって出産しました。子どもは無事生まれたが、彼女自身が病気にかかってしまい、2歳の子どもを残して他界されたそうです。
「可哀想で見ていられなかったわ」そのお客様はため息をもらしました。「結婚はいつでもできるけど、子どもを産んで育てるのには適齢期があるのよ」
私もまったくその通りだと思います。仮に母子ともに健康であっても、更年期の女性が小さな子どもの相手をするのはかなりしんどいことです。現状で高齢出産が増えてしまったのは仕方のないことですが、これから子どもを産んで育てる人達は、そういうことを踏まえて人生設計をしてほしいと思います。周りの大人も多少おせっかいでも近くの若い人達にアドバイスする必要もあるんじゃないか、そんな風にこの頃考えてます。
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私はほとんど結婚は諦めているので(というより、結婚したいと思うほどの人間に出会えないので)自分の子供がどうしても欲しい!という気持ちそのものも無いのですが、この出生前診断にはちょっと不安を覚えます。
ご縁があって授かった命を、親の勝手で堕胎して無かったことにしてしまって良いのか?
障がいがあるから、育てられないと決めつけて堕胎して良いのか?
とはいっても、障がい者とそのご家族に対して世間の風は冷たいものです。福祉の分野をもっと手厚く保護しなくては気安く産めるものでもない。
だからリスクの低い若いうちに産んだ方が良いんです。
けど、今の社会は若い人の給料はとても低くて、若いカップルが家庭を持って子供を養っていくことそのものが難しい現状があります。
日本の社会保障の根本をもっと考え直していかないと、高齢出産は増えるでしょうし、少子化にも歯止めはかからないと私は思います。
確かに若い人の給料が安いとか障害を持つ人に社会が冷たい、受け入れ体制が整っていない、など改善すべき問題は多々ありますね。
一方、個人レベルで産みたくないから、とか経済的に大変だから子どもを産まない、という事や、正社員になれないからアルバイトのままでいい・・・という考え方を意識改革する必要があるように思います。
うちの息子なんか「将来ニートになる」なんて笑えない冗談言ったりしてるので(^^;
若い人は若さ故わかっていない部分もあるんですよ。だから年輩の者がおせっかいして訴える必要があるんじゃないかと最近思います。