日々是勉強

教育、国際関係、我々の社会生活・・・少し上から眺めてみよう。

【比例】日教組出身の国会議員さん1【選出】

2005年11月23日 14時17分23秒 | 日教組関連
  
  みなさん・・・あの日教組が国会議員を生み出していたって、知ってましたか!?

  神本美恵子参議院議員がその人です。
  どんな議員さんかは、さきの特別国会で人権擁護法案を早く成立させろと小泉首相に催促したことからもお分かりでしょう。(人権擁護法案については●こちらのブログをどうぞ。)

  日教組の頭の中身を知る上で、バリバリの組合員だった神本議員の主張や思想を知っておくのは良いことだと思われます。以下で、神本センセーのホームページ(●こちら)に出ているコラムを紹介して、容赦なく突っ込みたいと思います。

http://kamimoto-mieko.net/column/space_on_2005_02/p1.htmlより

今、学校の現場は

21年間子どもたちと過ごした小学校の現場を離れてもう13年になる。自分は教員に向いていない、辞めてしまいたいと食事ものどを通らない辛い日々も何度かあった。悲しい思いや辛い経験を消し去ることはできないが、それ以上に、やっぱり子どもたちとの出会いと生活はかけがえがなく、子どもたちにエネルギーをもらっていたんだと、折に触れ思い出す。

しかし、ここ数年の学校現場の変わりようは、どうだろう。

教職員の病気休職者は10数年前と比べて2倍の6,017人、そのうち精神疾患が5割以上と急増。私の身近な友人の中にも、病休を繰り返している人がいる。同期の友人の幾人もが、「体力も気力も続きそうにない」と、定年を待たずに退職している。

情報化、都市化、少子化、階層化など激変する社会のなかで右往左往するおとなを見ながら、学ぶ意味も将来への希望も持てずにいる子どもたち、虐待、DVにさらされている子どもたちもいる。こうした社会に対して子どもたちは、いじめや不登校、引きこもり、社会的な事件などさまざまな形でおとなたちに異議申し立てをしている。

にもかかわらず、子どもの現実を無視して、矢継ぎ早に、しかも猫の目のように変わりながらすすめられている「上からの教育改革」の強制のなかで、教職員は、子どもたちに寄り添おう、向き合おうとすればするほど自分の非力さや無力感を感じて追い込まれている。こんな状況で、生き生きと生き抜く力をはぐくむ教育ができるわけがない。


  さて、突っ込み開始です。
  
>私の身近な友人の中にも、病休を繰り返している人がいる。

  仕事についていけない人への同情・・・これだけ見ると神本センセーが優しい人のように見えますが、私に言わせればいかにも「労働組合」的な考え方ですね。一番出来ない人、ダメな人に合わせようという、いじけた物の見方です。そもそも適格がないから、早く辞めて別の仕事をしよう、という考え方はできないのでしょうか?
  教育の仕事は、3年が山だと私は思います。初めは、寄ってくる生徒と話すのが楽しいものです。しかし、それが2年、3年と経つと、子どもの嫌な面が見えてくるようになります。授業が下手だったり、おどおどしている先生は、必ず陰口を言われます。それだけでなく、表立って不満を言ってくることもあります。これは、全て私が経験しているので間違いないことです。
  そこで開き直れるかどうかが、教育に携わる人間の条件なのです。子どもは天使でも何でもないです。放っておけばろくなことをしないし、自堕落で怠け癖があるものです。だからこそ、社会に適応できるよう教育しなければならないのです。それには、こちらが強くならなければ始まりません。
  それにしても、いいですねえ学校の先生って。病休と復帰を繰り返していたら、塾の先生はすぐにクビです。今の先生たちは、社会人としての適格も怪しいような「もやしっ子」の集まりなのでしょうか。  

>同期の友人の幾人もが、「体力も気力も続きそうにない」と、定年を
>待たずに退職している。


  甘っちょろいことを言うな、という感じです。体力や気力がない人間など、さっさと教壇を退いていただいて結構です。学校はリハビリやデイケアの場ではありません。せめて、店舗販売員くらいは出来る体力と、コミュニケーション能力は持っておくべきです。

>情報化、都市化、少子化、階層化など激変する社会

  世の中に氾濫している「勝ち組」「負け組」的な分類をして、世の中にキャッチアップしていこうという(無駄な)努力をしているのでしょうが、ただ言葉を羅列しているだけで、言っている本人もよくわかっていない感じがしますね。丸暗記はダメですよ、センセー!
  都市化なんて、今に始まったことではないと思うのですが・・・いつか生徒に聞いた、「バブル崩壊まで高度成長が続いたと勘違いしているセンセー」を思い出しました。神本センセーも、もう少し「激変する社会」の生の姿を見た方がよろしいですよ。そうすれば、こんな味も素っ気もない言葉は出てきませんから。

> 学ぶ意味も将来への希望も持てずにいる子どもたち、虐待、
>DVにさらされている子どもたちもいる。こうした社会に対して
>子どもたちは、いじめや不登校、引きこもり、社会的な
>事件などさまざまな形でおとなたちに異議申し立てをしている。


  日教組などの左翼の得意技を連発しています。「弱いものへの無条件の肩入れ」「世の中についてのとびきり悲惨な描写」です。権力者以外の人間をみんな弱者として自分たちの思想に巻き込み、悲観論を蔓延させて、「こんな世の中だったら革命だ!」と言わせたいわけです。マルクスが「資本論」を書いた150年前から、全く進歩していません。
  いじめは「反社会的行為」、引きこもりや不登校は「社会不適合」です。それ以上の意味はありません。そんなものを異議申立として正当化する必要などありません。本当に何とかしたいと思っている人たちは、神本議員や日教組と違って、困っている子どもたちに対して具体的な救済を講じています。子どもにどうやって社会でやっていく能力を付けるか、教師ならそっちを考えるべきでしょう。
  「社会的事件」という表現もすごいですね。一体何を言いたいのかわかりません。神本センセーも学力崩壊真っ最中という感じですね。

>「上からの教育改革」の強制

  この人は、改革という言葉の意味を根本的にわかっていません。改革は、下からは出来ません。末端の人間は現状、もっとひどい場合は過去しか見えていないからです。
  塾業界でもよくあるのですが、「ベテラン」とか言われている在籍年数の長い講師ほど、新しい講座や会社の新しい方針に従おうとしません。「今までのやりかたで何が悪い」と、話をそもそも聞こうとしません。末端というのはそういうものなのです。
  このブログで取り上げた義務教育国庫負担金の問題もそうでしたが、日教組が改革というものに賛成した試しはありません。小泉首相流に言えば、日教組こそ「抵抗勢力」です。 
  それに、労働者うんぬんするよりも、まず公務員という「全体の奉仕者」(憲法15条2項)だということを自覚すべきです。神本センセー、あなたも税金で生きているんですよ??

> 生き生きと生き抜く力をはぐくむ教育ができるわけがない。

  本当に「生き抜く力をはぐくむ教育」を実践している人は、輪になって国や会社の文句ばかり言っていないと思いますが。だいいち、そんなもの誰も日教組に期待していません。日教組ががんばると、学力テストを暴力で妨害したり、国家を歌わないよう生徒を洗脳したり、ろくなことになりません。「お願いだから、定年までじっとしてて。さもなきゃ辞めて」と、善良な市民のみなさんなら思うことでしょう。

  神本センセーのコラムは、突っ込み所が多すぎるので、複数回に分けて取り上げたいと思います。では、また。

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6 コメント

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何故。 (¢нIнiЯо)
2005-11-23 15:05:05
>自分は教員に向いていない、辞めてしまいたいと食事ものどを通らない辛い日々も何度かあった。



この時期に辞めてくれなかったのだろうか?

私は塾の講師をした事あるので分かりますが

先生というのは子供がどんなにムカついても好きだという人しかやってはイケナイ職業です。



在職中頑張るのはどんな仕事も当たり前で私は

在職中は徹夜でプリントを作りデートもあるのに最後まで補習に付き合いましたが何の文句もありませんでしたよ。今は他にしたい事があるから別の職ですが……。



もうコメントのしようもありません。こんなのは公式の意見でも何でもなく唯の愚痴です。

こんな人が国会議員の日本て悲しくなります。
>ちひろさん (ろろ)
2005-11-24 01:19:54
毎度コメントありがとうございます。



>先生というのは子供がどんなにムカついて

>も好きだという人しかやってはイケナイ

>職業です。



この辺については、私ちょっと微妙ですね。

普段子どもが好きか、と言われたら、

そうでもないと答えています。

もしかしたら、あんまり好きではないかも

しれませんね(笑)。



ただ、彼らは国の宝であるということは

分かるので、変な方向へ行かないようにする

のが自分の務めだとは感じます。

少なくとも、日教組の組合員より私の方が

子どもの将来に意を用いている自身があります。

(比較対象が日教組かよ・・・)



ちひろさん同様、他にやりたい職業もありますからね。

ただ、結局親として教育する立場になるのです

から、いい訓練になるかなぁ、と。

その程度です。偉そうなこと言ってすいません。

彼らは矛盾を感じないのでしょうか (マスコミが伝えない韓国)
2005-11-24 04:17:10
現代の教師と父兄が信頼関係を持てず、生徒にも尊敬されない原因の一つだと思いますねw
Unknown (kurigeuma)
2005-11-24 17:12:31
数年前の話。ムスメがとんでもないヒステリー担任に当たったことがあります。

電話でその人にちょっと苦情を言ったら「わたしだって、こんなクラス降りたい!!わたしは参っているのです」と泣き声に。おいおい……。

「貴女が担任を降りてくだされば、こんなにうれしいことはありません」とよっぽど言いたかったけれど我慢し、「そういうことは、校長にご相談ください」と言いました。結局3月までずっと担任でした。

いろいろあって何度も揉めたので、次年度は遠くの学校に転勤しましたが、どこに行ってもあの性格は治らないでしょう。

まずは (熊蔵)
2005-11-25 04:25:20
別エントリへのお返事、ありがとうございました。



本題に入りまして、この神本なる国会議員(!)の愚痴(と断じてしまいます)への一言。



社会に出て以来、一貫して民間企業を渡り歩いて来た身から言わせてもらいますと・・・・

仕事で認められなければ、周囲から尊敬されません。

で、この人は一体今までどんな努力をしてきたのでしょうか?

これを読む限りでは、何か問題が起きると「こんな状況を作った社会が悪い」などど責任転嫁するだけの、姑息な輩にしか見えませんね。



あと、これは管理人様も指摘されておりましたが、理由はどうあれ、仕事に行き詰まりを感じている人ならまず「転職」を考えるはずです。



それとも、ひょっとしてこの人・・・・

「”公務員”と言う既得権益を逃したくない」

ホントは、それが本心なのかもしれませんね(苦笑)。
反応を頂き嬉しいです (ろろ)
2005-11-25 08:44:58
>マスコミが伝えない韓国さん



日教組は声が大きい上に、いつの時代も事件を起こして

ますから、その印象で全教師が見られてしまうことが

あるとなると、悲しいですね。

もっとも、日教組ばかりでなく、「普通」の先生も

いささか社会常識とずれている方が多いように思います。

格好が汚い、いつもジャージとサンダル、すぐ休む

といったところで・・・ちなみに、私はスーツ革靴

で仕事しています。



>kurigeumaさん



>次年度は遠くの学校に転勤しましたが、どこに

>行ってもあの性格は治らないでしょう。



この、なかなかクビにならないシステムが、時代遅れの

労働運動をやっている輩の温床になっているという

気がしますね。教育基本法の改正も大切ですが、

地方公務員法の改正も急務かと思います。



>熊蔵さん



企業人としての経験からおっしゃっている言葉、

全くその通りです。自分の仕事で自己表現しよう

という積極的な姿勢がまるでありませんね、神本

議員を初めとする日教組には。



>何か問題が起きると「こんな状況を作った

>社会が悪い」などど責任転嫁するだけの、

>姑息な輩



そうですね。日教組は変なインテリ気取りが多いので、

現状批判をして自分の不始末を正当化したがるふしが

あります。

神本議員も、ホームページ等で見る限り、建設的な

提案がほとんどありません。



あ、ありましたね。人権擁護法案が・・・。