海水汚染…、大気汚染…。
社会が “ 発展する ” とはどういうことだろうか。
寝る間を惜しんで…、 家族との生活を置き去りにしてまで…、
会社のため、社会のために…と、働くことだろうか。
汚染を早めるために働いているのではないかとさえ、
思えてしまうことが、悲しい。
中国環境省が発表した今年上半期の大気汚染に関する報告で、
中国の主要74都市のPM2.5(微小粒子状物質)の平均は、
WHO基準の7倍になっているという。
神奈川県では8月10日、PM2.5の平均濃度が、
暫定指針値(1立方メートルあたり70マイクログラム)を超えた と発表した。
(川崎市川崎区での値)
大気汚染物質も目に見えず心配だが、
福島第1原発の汚染水が、どれだけ海に流れ込んでいるか、
目では確認できないし、数値化するのは、本当に難しいことだろう。
土の壁を作っても囲みきれない。
凍土にして流出を抑えようとしても、維持費が膨大になるという。
海底に沈殿していき、微生物や魚たちに、どう影響していくだろうか。
海流に流されて、どこへ行くだろうか。
NHKスペシャル(8月6日午後7時30分~)
「終わりなき被爆との闘い ~被爆者と医師の68年~」
原子爆弾により放出された放射線によって傷ついた数多くの遺伝子。
68年経った今になって…、ここ数年…、その放射線の傷が原因とみられる
骨髄異形成症候群(MDS)が被爆者を襲っているという。
被爆者の間で「第2の白血病」と呼ばれる病…。
汚染されていく大気や海水によって、生物はどう変異していくのだろうか。
人間が行う社会活動が、これ以上環境に悪影響をもたらさないような
努力を、皆が少しずつでも心掛けて行かなければならないと思う。