大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ダーク オブ ザ ムーン 13

2011年09月13日 11時57分14秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、オートボットより“カノンセンチネルプライム”。以前ご紹介したセンチネルプライムはリーダークラスですが、今回はヴォイジャークラスのセンチネル
プライムです。価格帯が下がった事でサイズやギミックが簡略化されていますが、武器が以前のソード&シールドから大型火器に変更されているのが最大の特徴。
今回のDOTMでは初の“リーダーからヴォイジャーへのダウンサイジングアイテム”ですが、その真価は果たして…?


ご尊顔拝見…ダウンサイジングに伴いディテールがショボくなるのは当然ながら、目が無色透明のクリアパーツになった
為に白目剥いてるみたいで恐いです。しかもジジイ顔…恐ッ!
カード裏には“長きに亘る眠りより復活を果たした伝説の戦士。オプティマスたち若きオートボットとセンチネルの共闘は、
ディセプティコンを打ち倒す決め手となるのか?”と記載されています。打ち倒すどころか、こいつが今回の騒ぎの主犯格
だったんですけどねぇ…。


リーダークラスと比較…リーダークラスは変形の都合上胸部がふくよかな感じですけど、ヴォイジャークラスは胸部が最も簡略化された部分だけにすっきりと。
よく見ると、脚部のタイヤ位置なんかも違いますね。


ご尊顔比較…思ったよりもディテールはそんなにショボくはなってませんね。それどころか結構頑張ってるかと。
コストダウンの為に色数が大幅に減っていて、レッドよりシルバーの方が多くなってます。目の色が変わったの
は先に触れましたが、眼の中央にある瞳のディテールは僅かながら残っているようです。


大きさ比較…胸部やプロポーションを見てみると、ヴォイジャークラスの方が微妙に劇中に近いか?


司令官と比較…司令官の方がS字立ちがデフォなせいか若干大きいです。


センチネルプライムの胸部を見てみましょう。上記の通りこの部分がセンチネルプライムで最も簡略化された部分であり、
細かいパーツを変形させていたリーダークラスと違いここは変形ギミック無しの1パーツとなっています。
そのお陰で、劇中CGに非常に近い形となりました。


続いて背中。こちらも簡略化された部分であり、リーダークラスでは中央から展開しマント状になっていましたが、こちらは
ただビークルのガワを開いて背負っただけ。マントに見えなくも無いですが、もう少しマントに見える工夫が欲しかったですが。


これは手首ですが、指をご覧下さい。人差し指から小指まで、掌に不自然な隙間が有るのがお分かりでしょうか?
普通だったら手首そのものが一体成型で、こんな隙間は有り得ません。これは私の推測ですが、当初は人差し指から
小指までが可動式で設計されたんじゃないでしょうか?それが、コストダウンの為に一体成型となり、こんな不自然な
形状になったんじゃないか…と思います。


リーダークラスのエナジョンシールドを装備することも可能ですが、この拳穴は途中から径が狭くなっており、その結果
グリップを途中までしか挿入できません。ただでさえデカいエナジョンシールドですから、こんな浅い所までしか入らな
いから不安定で、簡単に抜けます。それと当然ながら、ソードは持つことすら出来ません。指が開けば持てたんですが。


逆にリーダークラスにヴォイジャークラスの武器を持たせることは可能ですが、親指が引っかかり保持不能。
どうしてもと言うなら、ご覧の通り手首を反対向きにするしか…。


可動は平均レベル。首、肩、脇、上腕ロール軸、股関節、膝上ロール軸、足首が前方向にのみ可動。でも現在では可動部分の増えたTF
だけに、平均レベルより下と言うべき?司令官が良く動いたので期待していたのですが、こちらのセンチネルプライムはやや残念な感じ。
しかし、こいつにこういうポーズ似合わないなぁ。


メックテックウェポンは“ロングレンジフュージョンカノン”…って。フュージョンカノン!?メガトロンさまの武器と同じ名前!?
形状こそ違いますが、理論上は同じ武器なのでしょうきっと。こんなものでゼロ距離射撃されたら、そりゃアイアンハイド
も瞬殺されるわ…。カード裏には“長距離射撃が可能なフュージョンカノン。火力を調節することで、より命中精度が高ま
る”と記載されています。しかし、メガトロンさまのフュージョンカノンに比べて随分と大型、そして無骨なデザインである
ところから察するに、どうやらこちらの方が旧型なのでしょう。図体がデカい割に、銃口が小さいのが特徴。



メックテックギミックは、後部の黒い円盤状スイッチを押すことで発動します。
これを押すと、銃口が下に下がり左右のパーツが前方に移動し、上のパーツが180度前方に倒れて行き…?


スイッチを押し切ると、変形した四つのパーツが組み合わさり大口径カノンとなります。パーツが移動した事により、銃身まで伸びたのが
お分かりでしょうか?ギミック的にはジョルトのプラズマハンドカノンと同じ方法論ですね。


銃口を比較して見ると、その変化の度合いが分かります。メックテックウェポンでこれだけ口径の
大きいものって他に無いので、これだけでもヴォイジャークラス買ってよかったって気分になれます。


グリップ部にご覧の通り可動軸があります…これは本来ビークルモードで使用する物で、ロボットモードでは使用しません。


が、通常形態の銃口が真下を向き、丁度5ミリ径なのでそこを左手に持たせれば両手持ちに出来ます。
その両手持ちをやる時、この可動軸を使うと持ちやすくなります。


5ミリジョイントは二箇所…少なッ!センチネルプライムにはその体に5ミリジョイントが一切無く、ロングレンジフュージョン
カノンにしかありません。これも彼が旧世代TF故でしょうか?


当然ながら、メックテックウェポンを付けたままでも変形は可能です。が、流石に重くて片手保持は厳しいです。


ビークルモードは科学消防車、でも放水アームの変わりにメックテックウェポンが載っているのが最大の特徴です。


リーダークラスと比較…放水アームこそありませんけど、メックテックウェポンがこういう形の放水銃として受け入れやすい形に
なっているので、そんなに違和感はありませんね。こうして比較すると、車体のマーキングも微妙に位置が違います。


こちらも司令官と比較…遠近法で司令官の方が大きく見えますが、実際は司令官よりちょっと小さい程度です。


車体底をリーダークラスと比較して見ると、パーツの収まり方は基本的に同じですが、やはり足の処理が違います。


リーダークラスでは足首の処理がやや中途半端だったのが個人的にマイナスだったのですが、ヴォイジャークラス
では胸部パーツが収まりが悪いです。斜めに傾いているので、見えない所とは言えなんか気持ち悪いです。


車体後部にはオートボットエンブレムがありますが、掠れているのがポイント。これ、裏切りフラグですよね。


先程お話ししたロングレンジフュージョンカノンの可動軸を使えば、ご覧の通り武器を伸ばして砲撃体制を取る事が
できます。いや、科学消防車だから放水体勢?武器と繋がっている黒い部分とビークルに繋がっている赤い部分で
すが、ここにラチェットが入っているのでしっかり保持してくれます。なんかレスキューフォースに出てきそうだな。


変形させた正真正銘の砲撃体勢でも、角度はしっかりキープ。でも長くなったせいか、角度によっては支えきれない事
もあります。しかし、ただ接続できるのではなくラチェットを仕込んでくれたのは気が利いてます。
こちらもレスキューフォースに出てきそうな雰囲気…っつーかファイナルレスキューっぽいです。爆裂的に鎮圧せよ!


本体に5ミリジョイントが無いので、ビークルモードでも付けられる場所は一緒です。5ミリジョイントはもう少し多くても…。


それでは、変形シークエンスに入ります。まず最初に、ロングレンジフュージョンカノンを外します。


運転席側面のガワのロックを外し、車体後方のヒンジで繋がっている手摺を前方に180度折り曲げ、そのまま運転席側面に繋がっている
車体ガワを上に持ち上げ、車体上面のガワ(グレーの部分です)のロックを外し、中からロボットモードの両腕を引き出します。


これは車体後部です。側面のガワを外し、中央からに分割し、上の方からロボット
モードの踵になるパーツを引き出します。


そのまま踵パーツと側面のガワパーツを180度移動させ、定位置に配置します。


これは同じ部分を真横から見た画像です。根元から90度、下に倒してロボットモードの足首を形成します。


これは、同じ部分を少し後ろに引いて撮影しました。もうどう見てもロボット足な訳です
が、膝関節のロール軸から両足を外側に180度回転させます。
こうする事で、外側に位置していたタイヤが内側に移動しました。


両足の変形が完了したので、取り合えずこの状態で直立させます。センチネルプライムの足と言ったら、リーダークラスがそこそこ
複雑な変形をしていたものですが、随分簡略化されてやりやすくなっています。


これは上半身を撮影したものです。変形の邪魔&撮影の都合から、両腕を真上に向けておきます。


両肩の中央は一つのパーツで繋がっており、それを前に90度傾けると両肩も一緒に移動しますので、ロボット胸部の側面に有る
ジョイントで両肩を固定し、ビークル側を後ろに倒します。これは変形させやすくする為です。
そして、運転席と繋がっているガワを後ろに動かします。


これはビークルモードの運転席部分ですが、運転席を構成していたフロントガラスや側面パーツを、ヒンジに沿って折り曲げていきます。


側面は180度折り曲げジョイントで固定するだけで終わりますが、フロントガラスは幾重にも折り畳んで行きます。この運転席の処理
はリーダークラス最大の難所でしたが、ヴォイジャークラスではかなり簡略化されていて、非常に扱いやすくなっています。ただ、フロ
ントガラスの折り曲げ方にちょっとしたコツがありまして、巧く正位置に合わせないと変形に支障が出ます。
この部分はヒンジの塊ですから、位置合わせが巧く行かない時があるのです。


ガワ=マントの変形が完了したら、背中にある平たい凸ジョイントで固定します。先程のフロントガラスの変形で位置合わせに
失敗していると、このジョイントの位置がずれてしまうのでご注意。そんなに神経質になる事でも無いんですが、比較的変形
難易度の低いカノンセンチネルプライムでの唯一の注意点がここです。


残るは胴体と胸部です。
胸部パーツを真上にスライドさせると、それに連動して頭部が出てきます。頭部を出したら、胸部パーツを定位置に合わせます。
これは動く方向が決まっているので、その辺を分かっていないと破損するかも。


最後にロングレンジフュージョンカノンを手に持たせて変形完了です。
あの奇怪な変形を見せたリーダークラスに比べ、程よく簡略化されていて非常に扱いやすくなっています。


総評としては、同じヴォイジャークラスの司令官に比べると頭一つ分足りない感じですが、リーダークラスを基にしたダウンサイジングを考えると、簡略化するにもツボ
を抑えていて非常に扱いやすく、無駄の無い纏まった仕上がりだと思います。メックテックウェポンも大きさも迫力があり、変形もヴォイジャークラスでは一二を争う派手
な変形を見せてくれます。ただ、変形ギミックの都合で腰が固定だったりと、可動はあんまり得意じゃないのが残念な所。残念と言えば、やはり指開閉が無くなった事。
そのギミックが残っていれば、リーダークラスとも連動させた新たなプレイバリューが増えたものを…。でも私個人としては、出来は劣りますけどヴォイジャー司令官と同
じくらい気に入ってます。劇中でもセンチネルプライムはアイアンハイドに銃使ってるし、リーダークラスに銃は無いので、“リーダー持ってるからヴォイジャーイラネ”なんて
言うのも勿体無い話ですので、余裕があるなら両方抑えて欲しいです。ロングレンジフュージョンカノンは本当にかっこいいですよ?


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