STUDIO ZODIAC

黄道12星座のように様々な得意分野で活動を続けています。

身体全体を連環する動き

2004年11月21日 | ■ (;・∀・)ノ【ロバくん辞典】
簡単に説明するとモビールのような身体操作を指す。

日常生活でよくある「椅子に座った状態から立つ」という動き一つ取っても、実際は重心落下点を内踝(うちくるぶし・ないか)の間に移動させて骨を積み上げて直立するのが正しいのであるが、ほとんどのヒトが上半身を前に倒した反動で立ちあがっている。

極真空手 故大山倍達(おおやま ますたつ)氏が椅子に座った弟子の額(ひたい)を1本指で押さえて「立ってみなさい!」と言い、弟子が立とうとしたが立てなかったという話があるが、身体を曲げた反動で立ちあがるヒトは子供にされても立てない。

向ヶ丘遊園地にあったような家自体が歪んでいて椅子が傾斜したものでも同様で、アトラクションのおねえさんが「さあ、みなさん立って下さい!」というので、普通に立ったら驚かれた。

立てないのは椅子自体の傾斜で支点が臀部に移り、いくら腹筋が強くても日常の習慣通り、身体を起こす反動では自重に耐えられずに立てないからである。

これは動き始めの「機先を制した」結果によるもので、相手の動作の起こりを止めることが出来れば小さなチカラで相手は無力化する。

合気道養神館 故塩田剛三(しおだ ごうぞう)氏がケネディ大統領のボディガードを、ピンで張り付けたように抑え付けたという話が事実であったと理解出来るのであるが、自称常識人に限って何でもウソで片付ける、もしくは特別扱いして自分の可能性をも否定する結果となる。

ほとんどが簡単な物理学で解明出来る事なのであるが、大概のヒトが放棄して一生を終えてしまう。

接点は動かさないのが正しい!

直立する時だけでなく、相手と対峙した場合のすべてに言える事だが、アタマを前傾しようとチカラを入れた時点で、相手も指にチカラを入れる。 結果、打ち消し合うチカラで相殺されるが、相手の方が効率的にチカラが入れ易いので立ちあがれない。

では、「どうするか?」と言うと、「遠い部分から動かす」のである。

「接点を動かさない」とは、「相手にチカラを出させない」という事で、通常の相手は触れた部分と目からの情報で意識・無意識の違いはあれチカラを制御している。

足から立ちあがり、斜め下から大きなウネリが指先に届いた時には、既に抑える事すら出来ないのである。

合気道の接点を擦るように動かす事によって、重心を崩したり、避けようとした相手をぶら下げたような状態にして接点に張り付かせ、重みを移して制御すると言った技術も、この辺りを理解する事で判るようになる。

「相手のチカラとぶつからない」、「接点は最後まで動かさない」、「地面から煙が立ち上るように立つ」、「身体全体を協調して動く」など学ぶものは多い!>(;・∀・)ノ

【六合クマたんシリーズ】
クマたん大地に立つ_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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クマたん停止命令_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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クマたんの攻防_〆ヾ(・(エ)・ ) サラサラ
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