法月綸太郎氏の久しぶりの長編『生首に聞いてみろ』をようやく読んだ。氏の作品は『密閉教室』以来、すべて読んでいるので、この『生首～』ももっと早くに読みたかったのだが、なかなか機会に恵まれなかった。まぁ、そのおかげでずいぶん期待で胸膨らませたもんで、読み始めると夢中になって読み耽った。
結果、あまりに期待しすぎたせいか、長いわりにはお粗末な結末だった。しかしこの作品は「このミステリーがすごい！２００５年版」で見事、一位の座を射止めた作品である。それなりのおもしろさは確かにある、のだがどうも・・・。
同じ時期、綾辻行人氏の『暗黒館の殺人』も出版されていた。「このミス」では『暗黒館～』は七位である。
人の好みなど、色々とあり一概には言えないが、私はどう考えても『生首～』より『暗黒館～』をお薦めする。ちなみにどちらの作品も氏等の以前の作品を読んでいないとおもしろさが半減することは確かであろう。ようするにマニア受けする作品だ。そんな中で意外な犯人、奇抜なトリック、驚愕の結末、を常に模索し続けなければいけない作者には、やはり敬意を表さねばなるまいが、ちょっとでも外すと大きな非難が降り注ぐ。どの世界でもそうなのだが、とりわけこのミステリ界のマニアたちほど、厳しいのではあるまいか？
結果、あまりに期待しすぎたせいか、長いわりにはお粗末な結末だった。しかしこの作品は「このミステリーがすごい！２００５年版」で見事、一位の座を射止めた作品である。それなりのおもしろさは確かにある、のだがどうも・・・。
同じ時期、綾辻行人氏の『暗黒館の殺人』も出版されていた。「このミス」では『暗黒館～』は七位である。
人の好みなど、色々とあり一概には言えないが、私はどう考えても『生首～』より『暗黒館～』をお薦めする。ちなみにどちらの作品も氏等の以前の作品を読んでいないとおもしろさが半減することは確かであろう。ようするにマニア受けする作品だ。そんな中で意外な犯人、奇抜なトリック、驚愕の結末、を常に模索し続けなければいけない作者には、やはり敬意を表さねばなるまいが、ちょっとでも外すと大きな非難が降り注ぐ。どの世界でもそうなのだが、とりわけこのミステリ界のマニアたちほど、厳しいのではあるまいか？
かなり昔の記事から失礼します。
ちょっと動機が弱い印象でした。
記事は書けませんでしたが、比べちゃうとやっぱり『暗黒館の殺人』の方がよかったですね。
法月さん、すべて読んでいるのはすごいです。
「怪盗グリフィン絶体絶命」は読まれました?。
トラックバックさせていただきました。
なんか、無理やり長編にしました、ってカンジでしたね。法月氏は短編のほうが優れているような気がします。『法月綸太郎の冒険』とか『法月綸太郎の功績』とか『しらみつぶしの時計』とか。
綾辻氏と比べるのもなんですがね、やっぱ比べちゃいますね。
『怪盗グリフィン～』は・・・よ、読んでません（汗
言い訳としては、同時期に綾辻氏の『びっくり館の殺人』が出たじゃないですか。で、それ読んで、色んな意味でびっくりしちゃって、あのシリーズ（ミステリーランドでしたっけ？）に関しては、ちょっと読む気力が湧かなくって・・・でも、今度読んでみます！『怪盗グリフィン～』
こちらもまた、トラバさせていただきました☆