雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

夢叶えた友

2011-12-06 | 友人
 彼は「料理人になる」と言って、大学を辞めた。
 それからは、様々な飲食店に於いて修行の日々を経ていた。
 元から、料理の腕前は確かであった。二人でよく、家で呑んでいるときなどは、冷蔵庫にある何気ない食材と些細な調味料だけで、信じられないほど美味い料理をこしらえたりしてくれた。
 そうして、酔いが盛り上がってくると彼は言う。「いずれは自分の店をもちたい」

 ここ数年は、互いの多忙により、なかなか会う機会の得られなかった彼から、久しぶりの連絡が今日あった。
 今月、ついに自分の店をオープンさせるのだ、と。
 それも、なにかの縁か、我が務め先の目と鼻の先に。
 オープン前の、お披露目会に呼ばれたのだけれども、残念ながらその日は仕事であった。しかしながら、近いうち必ず顔を出すよ。

 今まさに、長年の夢叶い、躍動に満ち溢れ出そうとする彼の声を聞いていると、こちらまで元気になってきた。

 電話では、「おめでとう」と言ったのだけれど、本当は、「ありがとう」と伝えたかったのかもしれないな、と、これを書いている今思う。

「メリークリスマス……」といえば

2010-12-25 | 友人
 http://blog.goo.ne.jp/namifukuken/e/83a061d9a6ebb715544ef962cac9470c



 ↑ の記事を書いた人物は、私の友人である。
 彼の性格のことは、私も十二分に承知しているので、それも仕方なかろうと思った。しかしながら、彼のことをよく知っている分、こういうときには是非ともこう言ってほしかった。




「メリークリスマス、
  ミスターローレンス」





 そう、ちょっと照れくさそうに、はにかみながら、言ってほしかった。

 きっと本番の25日は、頭を丸めて再チャレンジしてくれるものと信じている。


 http://www.youtube.com/watch?v=WZQYg0vjLxE

久しぶりに酔っパー

2010-09-15 | 友人
 先日、会社で仕事を教わっている先輩と呑みに行ってきた。先輩(32♂バツイチ)と、先輩の知り合いという女性二人、ともに四十代で一人は子持ちのバツイチ、もう一人は子持ちの既婚者。一応、男2女2ではあるが、まったくもって危険な香りなどはない、いたって健全な呑み会であった。自分も特になにかを期待しているわけでもなく、とりあえずコレが終わったら一人で馴染みの寿司屋に行こう、とずっと思ってたので、抑え気味に呑んでいた。三時間で生中二杯と芋焼酎の水割り三杯というかなりのスローペースで。女性陣のほうは、もう生一杯とチューハイ二杯くらいで切り上げていた。そして先輩はというと、生中四杯くらいですでに出来上がっている状態。というかもう顔が真っ赤で横になったりする始末。
「それじゃあもう、コイツ起こしてお開きにしますか」
 といって、先輩を起こし立ち上がらせ、会計まで行ったのはいいが、突然先輩、ふらぁ、とよろけて勢いよく壁に頭を打ち付けやがる。
「うわぁっ!」とかいいながら、とりあえず私は必死に先輩の身体を支えるのだが、全然真っ直ぐに立っていられない状態。しかもものすごく汗だく……。え? 急性アル中? とかも一瞬思ったのだけれども、大声で呼びかければ返事もするし、特に気持ち悪いわけではない、というので、とにかく水を持たせ、先輩の車に乗せて、あとは代行さんに任せた。それを見届けると女性陣は(いや、見届ける前だったな)さっさと帰っていった。
 すっかり酔いの醒めた、というかさほど酔ってもいない私は一人、バスに乗って地元に帰りいそいそと馴染みの寿司屋に顔を出した。

 そこでいつものように、さわらやイカの刺身、貝の酢の物なんかを肴に生中をことごとく呑んでいたら、四人連れの男性客たちが入ってきた。年の頃は自分とそれほど変わらないか、少し上といったところであろうか。とにかくこいつらの喋るいちいちがイラつく。だが馴染みの店でいざこざを起こしたりするのは道義に反すると思うし、且つ大将も色んな軽口を叩かれながらもそれらを軽くあしらっているのだし、ここは自分もほっとこう……と思っていたのだが、突然、その客の一人が、よせばいいのに私に話しかけようとしてきた。
「お兄さん、この店よく来るの?」だったかなんだったか、そんなようなことを。
 ただでさえ、気性の悪い私が、いい具合に酒が入ってきたところに性質の悪い輩にそんなこと言われたもんだから、思わず、

「ハァ?」

 と吐き捨ててしまった。するとにわかにその場の空気が「ぴしっ」ときたようで、自分も「オラ、くるならこいや!」モードに入ったのだが、すかさず大将が、「あ、こっちはほっといてやって」と場の空気を自然に戻してくれた。
 いやそれにしても、どう考えても大の男四人を相手にして一人で勝てるわけねーだろ、と今にして思うのだが、たぶんヤバくなったら大将がなんとかしてくれるだろう、とかいうのがあったんだと思う。サンクス大将! いやさ、Kちゃん。

 というわけで、その後、まだまだ呑み足りない、というか話したりない感じの私は、店じまいを終わらせたKちゃんと二人で近所のコンビニへ行き、ビールとつまみを購入して(この辺りから実は記憶がヤバイ)あれやこれやと語っていた、みたいだ。

 それから3時だか4時だか知らないが、いいかげんに帰宅したというのに私は無意識の態でウィスキーの水割りなどを作り、たぶんそれを一口くらい流し込んだ時点で、その場に突っ伏してしまったらしく、朝起きてきた女房の怒号によってふらふらと起き上がって布団に向かった次第である。

 いやそれにしても、久々の連休で久々の呑み、というのもあって、いくらでもビールが入っていく状態にあった。そして久しぶりに気持ちよく酔っ払って、翌日久しぶりにとことん気持ち悪さを味わえたのであった。

スキンシップ

2010-07-03 | 友人
 買い物を終えた後、妻が「うんこしたい」と言い出した。私に妻の便意を妨げる権利などどこにもないので「してこいよ」と優しく促した。便所はスーパー入り口にある。私は両手に食料品を詰め込んだ重い袋を携えて、妻を待つ。何気なく、その付近に目をやると見知った顔が見えた。友人Tの妻、Mちゃんが赤ん坊のYを抱っこして佇んでいた。私は早速ちょっかいをかけにいった。向こうもすぐに気付いて久方ぶりの挨拶を交わした。その際、赤ん坊Yにスキンシップをはかりたかったのだが、あいにく両手がふさがれている。仕方ないので顔を近づけてみた。Yは健全な男の子なので流石に頬擦りなどは躊躇われる。向こうもこんなおっさんの頬は厭であろう、必然的におでことおでこを合わせるという妙な形態をかました。
 ほどなく、父Tも現れなんやかやと近況を話していたら、Tが「Rちゃんは?」と私の愚妻の行方を尋ねてきたので「ああ、うんこ」と私は苦々しく言い放った。
 まさかうんこをしていたのをバラされているとも知らずにぬけぬけと現れた臭い愚妻は屈託のない笑顔で私たちの輪の中に入ってきやがった。
 なんだかんだといいながら、主役はやはり赤ん坊にいくもので、私もここぞとばかりにYにスキンシップを求めたくて先ほどみたいにおでこを摺り寄せていくと、うんこ愚妻が言うに事欠いて「やめろ、バイ菌がつく」などと私をバイキンマン扱いしやがる。大体において私は妻から不当なツッコミを受けることが多々あるが、これは酷過ぎやしないだろうか。それに、今さっきうんこしてきたばかりの奴に言われたくないことである。
 まったくもって腹立たしさが募ってしまい、いったい自分はうんこの話をしたいのかスキンシップの話をしたいのか、まとまりがつかなくなってきてしまい、どうもこのままいくとうんこでスキンシップというなんともスカトロチックな展開にもっていくしか術はないように思われるのでどうかこのへんで堪忍してもらいたい。

失礼上等

2010-06-20 | 友人
 昨夜久しぶりの友人からメールが届いた。

≪もう呑んだん?≫

 ほんとうに、たぶん一年以上ぶりのメールでこのような前置きなしのメール、常識的に考えれば誤メールであろうと、ならば放っておこうかとも思ったのだが、私もそこまで意地悪くはないので、

≪間違いメールか≫
 
 と、返信してやったのだが、

≪いや、他の人ならいきなりあんな失礼なメール打たんて≫

 などとのたまうものだから、

≪オレなら失礼でいいんか≫

 と、大人気ないツッコミを返した。

 すると彼曰く、


≪失礼上等やろ≫

 どうやら完全になめられている模様であったが、その言葉ぶりが妙に可笑しくて、またとても彼らしくって、すでにいい具合で呑んでいたのだがちょいと家を抜け出して、久しぶりの彼と、馴染みの寿司屋へ赴いたのだ。


 失礼上等……どうやらこの言葉には、気の置けない人に対しての親しみ感が表されているのだ。たぶん、そう思いたい。

旧友へ

2010-04-04 | 友人
 そいつとは、かなり古い付き合いだ。もう、出逢ったのが保育園の頃。そこからいくらかの間を置いたりはしているが、いうなれば、友人の中でいちばん古い付き合いだ。
 今日は、そいつの36歳の誕生日だったので、お祝いのメールを送った。住んでいるところが少し離れていることや、互いに所帯じみてしまっているせいもあって、今ではもう、ほとんど年賀状と、互いの誕生日に「歳とったなぁ」と言い交わす程度のやりとりだが、しぶとく繋がっている。
 毎年のことながら、とりたてて大きな問題もなく、元気でやっていることだろうと思い、こちらも相変わらずさを示そうと、バカ丸出しの下ネタメールを送りつけてみたら、程なくして返信がきた。
 いつもみたいに、とりたてて言うほどのことでもない近況が記されていると思っていたが、今年はちょっと違った。
 そこには「二月末に会社が倒産した」ことや「十数年ぶりに就活した」などと、屈託なく書かれていた。
 今のご時勢、そうそう珍しくもないことだが、やはり驚いた。かく言う自分も現在の状況はといえば芳しいものではない。倒産一歩手前の休職中の身。それでもいくらかは手当ては貰えるし、いくらか身が軽い。
 そいつには、かわいらしい娘がひとりいる。今、いくつであっただろうか? たぶん小学校低学年くらいだと記憶しているが、ともあれまだまだかわいい盛りの子供がある。時代がかった言い方ではあるが、一家の大黒柱としての気構えや責任たるや、自分の比ではない。自分なんぞはオナニー癖がまだまだ抜けていない(精液はたっぷり抜いているが)無責任男である。
 そんな男に心配されても片腹痛いだけであろうが、やはり古い付き合いだ。その身を案じてしまう。
 しかし、メールには「次の職場の勤務が4月20日から」と、すでに就職先があるようなので、すぐに胸を撫で下ろした。
 それでもやはり、古い付き合いなので気にかかるところもある。そいつは自分に負けず劣らず、気性が荒いのだ。この歳で再就職ともなると、それこそ年下の奴に頭を下げなければいけないこともあるだろうし、また年上の人間にしてもままならない部分が多く目につくこともあろう。とにかく、やっかいな年齢であるとともに、やっかいな気質を持ち合わせているのだ。だがしかし、そうは言っても、もうあの頃みたいに全てに唾を吐いて盗んだバイクで走り出すほどの若さと愚かさは、ない(あったら困る)。なにより今、そいつには「妻」という心強い支えのもとに、「娘」そして「家族」というかけがえのない存在を「守らなければならない」という気概に満ち溢れていることであろう。きっとそうだ。
 自分は、そいつとはかなり古い付き合いだ。だからこれは、決していい加減な言葉にはならないはずだ。
 そして確信をもって、言えるのだ。

「何があろうと、オマエは絶対に大丈夫だ」

ビデオデッキ

2009-11-06 | 友人
 数年前からビデオデッキが壊れちゃってて、どうしても見たいビデオが見れないんだ……と、いうようなことを先日みんなとの呑み会で漏らしたところ、
「それなら自分のビデオデッキをあげよう」
 と、なんとも気前のよいことをノロモンが申し出てくれた。
 なんでもこのビデオデッキは半年ほど前に飲み屋のオネェチャンにあげる約束をしたのだが、それ以降、音沙汰なしという、いわく付きの代物だそうだが、そんなことはかまわない。
 それで早速、今日仕事の帰りに貰い受けてきた。
 
 ビデオデッキが入った箱を渡された瞬間「けっこう大きいな」と思ったことをつい口に出したら、
「お薦めのビデオも何本か入れておいたから」
 と、ノロモン。

 一瞬、ピンクなビデオを期待したのだが箱の中身は全部、昔の洋画であった。

 そのラインナップ ↓


 
 

 どうやらこれらを消化しなければいけないようだ……。

 半分以上は観たことのある映画だが、それもかなり昔のこと、久しぶりに観るとまた違った感じ方をするんだろうな、と思えば、まあ、楽しみでもある。

 しかし今宵はとりあえず、ずっと観たくて観られなかった

『JOHN LENNON LIVE in N.Y CITY』

 を観ときました。

 久しぶりに観ると、やっぱ凄かった、オノ・ヨーコ……じゃなくて、ジョン・レノン。いや、やっぱヨーコも凄まじい(笑

 ともあれ、ノロモンのおかげでずっとお蔵入りしていたビデオ諸々が観られるようになりました、顔射! あ、感謝。

 さて、じゃあ夜も更けてきたことだし、『葉山レイコ 処女宮≪うぶ毛のヴィーナス≫』でも……(こっちが本命)
 

頼まれました

2009-10-22 | 友人
 友人が、39歳にしてようやくパソコンを購入した。昨日からはじめたばかりであれこれとやっているようだ。(真っ先に「佐々木希」を検索したらしい)

 そんな彼からメールが届いた。

≪ブログ、早く更新してくれ≫

 と。

 なんでも、当ブログをお気に入りに追加してくれたらしいが、如何せん更新がされてないんで果たしてちゃんとお気に入りに登録されているのかどうか? 不安であるらしい。
 
 まあ、そんな心配はいらないと思うが、そういうわけで今日は頑張って更新してみた次第だ。



 どう? 大丈夫だろ?

バカ二人

2009-09-28 | 友人
 先日、ニュースを観てたいら牧場で小学生が牛の乳搾り体験をしているというトピックスがあった。その際インタビューを受けていたのが結構可愛い女の子で、インタビュアーに「どうだった?」と訊かれて、「気持ちよかった」だの「いっぱい出た」だの「またヤリたい」だの、応えているのを観て半勃ち状態になった。

 と、いう非常に牧歌的な記事をブログに載せようと考えていたら、ある友人からこんなメールが届いた。

≪巨人優勝のビールかけで、選手がインタビューにきた女子アナの顔にビールかけとる時って、顔面シャワー想像しとると思わんけ?≫

 
 そんなん思うのオマエだけだよ!

 と、返したかったのだが、自分の小学生インタビューネタと目くそ鼻くそだな、と思い、留まった。

 そりゃどっちも最低のバカだとは思うが、返信の際、小学生インタビューの話を送ると、またその友人の返信に、

≪その子の着ボイス欲しいな≫

 とあった。

 どっちがよりバカか? それはこれを読んだ人の判断に任せるが、正直オレは、

 あぁ……「負けた」って思ったよ。

文学談議

2009-07-09 | 友人
 昨夜は友人のKちゃん(39才♂、独身)と一対一(サシ)で呑みに行ってきた。

 Kちゃんとはもう十年以上の付き合いになるが、よくよく記憶を辿ってみるとサシで呑みに行ったことは数えるほどしかなかった。なんだか意外な気がしたが、そんなもんである。

 いつもは数人の仲間達とわいわい言いながら色んな料理を頼んで、ちょこちょこつまんでいればやがて料理はなくなるが、二人だと俄然消極的な注文になってしまう私は、どうしても肉系よりも魚系に走ってしまう。あと、野菜系。お寿司屋を営んでいるKちゃんにしてみれば、たまの休日くらい魚のことは忘れて肉を食らいたかったであろう、ちょっと申し訳なかった。だが、人のよいKちゃんは初っ端から「鯵の刺身」や「南蛮漬け」を頼む私を快く許してくれた。しかし「鯵ぬた」は却下された…。
 それでも「牛スジ煮込み」「豚しゃぶサラダ」なども注文し面目は保てた、と思う。一軒目はそんな感じで程よく腹を和ませて、じゃあ次行くか、と二軒目へ。でもそこがまた和食中心の居酒屋で、これまた前に並ぶのは「イカの煮物」や「アサリの吸い物」といった具合だ。尚且つそこで私が「ゆでブロッコリー」などと注文したときのKちゃんの苦笑いがよかった。
 それでも「カマンベールチーズ揚げ」「牛ももタタキ」なども注文し面目は保てた、と思う。でも最後に注文したのは「ヤリイカのお造り」。

 そんなこんなだが、この二人になると、やはりどうしても話題はエロのほうへ……と思いきや、いえいえ、もうほとんど小説の話。ここまで打てば響くような小説に関しての話を思う存分できる人はお互い、なかなかいないようで、ともかく好きなことを言い合った。それはとても、気持ちのいい時間であった。

 二軒目を出たのは午後10時を少しまわった頃。明日も仕事だし、この辺でお開きにしようか、と思うのだが、互いに、まだもう少し呑み足りない、というか話し足りない、といった具合だったので、コンビニでビールでも買ってその辺でちょっと呑むか、ということにした。11時には帰れればいいし、と。
 そして私たちは缶ビールを二本買い、近くの銀行の駐車場横で乾杯した。
 そこからは、二人、思いのたけをぶちまけた文学談議を繰り広げた。それはもう、昭和の文学青年のように、熱く激しく潔く、各々の文学論を語った。それはとても素敵な時間だったので、気付けば早、11時半を過ぎていた。

 私たちは昭和の文学青年よろしく、お互いの健闘を祈りつつ帰路についた。

 文学を志す者の非常にストイックな感じの呑み会であった。たまに「おっぱい」や「チンコ」などの語彙も飛び出すが、ご愛嬌だ。

 酔うとくどくなる私の話を真っ直ぐに聴いてくれたKちゃんに心より感謝する。
 
 そしてまた、文学談議に花を咲かせようではないか!

SPARK

2009-01-05 | 友人
 タイ在住の友人(邦人♂ 既婚34才)がYou Tubeデビューしてたんで貼り付けておこう。

 ドラムとキーボードの間にいるバカでかいギタリストがその友人。

 いくつになってもこういうことしてるヤツって、やっぱカッコイイよなー。オイラもSparkせねば!と胸突き動かされました。

 イエモンのコピーです。興味のある方は聴いてやってください♪(音量注意です)


spark



ゆかいな仲間たち 2

2008-12-10 | 友人
 とかく、私の周りにはゆかいな人々が多いのだが、先日、兄キの友人Sさん(♂50才、既婚、小6の息子一人)と酒を呑んでいたとき、どういう経緯でその流れに入ったのかは忘れたのだが、性癖の話になった。
 いい具合にアルコールがまわってきたSさんは、やや焦点が定まってはいないものの、その眼差しに確かな真剣さをたたえて語りだした。

「センズリ覚えたての頃はそれこそ毎日のようにやっててね。そんでも、毎日のことやから、しだいに新たな刺激を求めるようになったんよね」

 ええ、そのお気持ちはよくわかります。

「ほんで、ある日風呂入ろうとしたら脱衣所のとこにホース置いてあったんよ。風呂掃除で使ってるヤツでわりと長いんよ。俺それ見てね、『これや!』って思ったね」

 あ、はぁ・・・。

「ほんで素っ裸んなってそのホース、体にグイグイ巻きつけたんやけどね・・・これはこれでアリかなぁ、て思たわぁ」

 いやいや、なにが「アリ」なんだか(笑
 で、もうこうなったら私も訊かざるをえないじゃないですか。

「ホースの穴に突っ込んだんですか?」

「いやー、試してみたんやけどね、入らんかったんよー。惜しかったんやけどね」

 そう言ったSさんの顔には「惜しさ」よりも、むしろ「誇らしさ」が滲み出ていた。


 ちなみにSさんは生粋のミュージシャン体質で、そのギターテクニックは「巧い」とか「プロ級」なんてのを通り越して、もはや神。聴くものを圧倒させる。そして唄声にはブルースの嘆きを纏わせ、聴くものを陶酔させる。本当にもの凄い「ギタープレイヤー」なのである。
 
 まぁ、「ホースプレイヤー」としても、もの凄いと発覚したけど。

 そんなSさんに対して少々申し訳ないが、言わせてもらいます。

 どうして私の周りにはこんなどうしようもない奴らばかりなのだろうか?私はいたってマトモな人なのに・・・。

 でも、こんな仲間たちのおかげで、私の日常はとてもゆかいなのである。

ゆかいな仲間たち

2008-12-09 | 友人
 とかく、私の周りにはゆかいな人々が多いのだが、先日、まぁ以前から交流を深めていた人物なのだが、その彼(独身)の30才の誕生日会をみんなで催した際、彼の生い立ちを探ろうと質問したのだが、仲間内でいちばん年長者のKちゃん(♂38才、独身)が真っ先に尋ねた質問が、

「童貞喪失は、いつ?」
 
 と、最低な質問を投げかけた。

 しかしその彼は嫌な顔ひとつ見せずに、むしろ嬉々として、

「21です!」

 と言い放つので、やむなく私は訊かざるをえなくなり「相手は?」と問うと、

「ロシア人です!」

 一同大爆笑。オマエ、最高だな(笑


 で、そこからさらに掘り下げて訊いてみると、今までに20人の多国籍軍相手に奮闘していると・・・オマエ、最高だな(爆

「でも、黒人は無理っす!」

 オマエ、それは差別だよ・・・。


 ちなみに彼はタイ国のニューハーフのフェラチオもダメだったのだ、と。ダメだったので自分でコイてイッた、と・・・もう、勘弁してくれ(大爆笑


 どうして私の周りにはこんなどうしようもない奴らばかりなのだろうか?私はいたってマトモな人なのに・・・。

 でも、こんな仲間たちのおかげで、私の日常はとてもゆかいなのである。

 
 

赤ちゃんが産まれました。

2008-10-07 | 友人
 いえいえ、私んとこではなくて。

 ココでおよそ一年の間、プルさんと私のコメントをカルく放置し続けている、「ぱんちょさん」とこの話です。

 実はこの人、去年友人のT君の結婚式で知り合った新婦の友達と付き合い始めたりなんかして、んで、今年に入ってあれやこれやという間にデキちゃった結婚とかしちゃって、三十路も迎えて、そんで今日の未明(AM03:14)に2780gの可愛らしい女の子を無事、授かりました、と、そういったメールが赤ちゃんの写真とともに送られてきました。
 本人も言ってましたが、早くも親バカっぷり全開です。


 なにはともあれ、ぱんちょ夫妻、おめでとうございます♪