雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

ニート/絲山 秋子

2009-06-09 | 小説
『ニート』より、『ヒモ』になりたい今日この頃。
 や、ようするに女に世話してもらうニートをヒモって言うのか?
 どっちにしろ、ろくでなし、か。

 さて、とりあえず、これは昔の知り合いがニートになっちゃって、なんやかんやってお話。その他、遠恋とか、死んじゃった婚約者とか、一定の距離を持った男女間のお話を集めた短編集。ってとこ。

 いっとう印象に残ってるのは、最後の『愛なんていらねー』というお話のスカトロ描写の凄まじさ。
 女性が「いや、汚いから」みたいなこと言うと、男性が「愛なんていらねー」って。
 なんか、その距離がすごくよかった。

 よく誤解されるので言っておくが、決してスカトロが好きとかそういうのではなくて、だ。

 文学の一表現としてのスカトロが、すごくよかったのだ。



 でも、自分をヒモにしてくれる女性がスカトロマニアだったなら、それもやぶさかではない! (あぁまた、誤解されるな、こりゃ…

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2 コメント

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Unknown (藍色)
2009-11-02 02:47:52
最後のはやっぱり引きました。
トラックバックさせていただきました。
Unknown ()
2009-11-05 21:28:39
かなりのインパクトですよね、あれは……一歩間違えればトラウマになりかねない一篇でした。

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