里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

援交草?

2009年04月29日 | 庭の山野草
リュウキンカの花が終わりに近づいたと思ったら、エンコウソウの花が咲き始めた。
名前の響きは一寸悪く、花茎は倒れてしまって行儀は悪いが、花そのものは可愛い。

このエンコウソウ、倒れた花茎の先から根を出して繁殖する技を持っているという。
同属のリュウキンカが比較的に雪の少ない地方で自生しているのに対し、エンコウ
ソウは雪の多い地方で自生していて雪の重みで地面に押し付けられる事から、この
技を身につけたらしい。 生活の知恵だ!
リュウキンカ(4/20 撮影)エンコウソウ
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リュウキンカエンコウソウ(→横顔)

エンコウソウ、猿猴草(キンポウゲ科、リュウキンカ属)
北海道・本州で、山地の湿地や沼地などに自生する多年草。 草丈は30~50cm。
リュウキンカの変種でリュウキンカより少し大型。 花茎は、リュウキンカが立っ
ているのに対し、エンコウソウは横に倒れて長く伸びる。

花期は4~6月で、長く伸びた花茎の先に黄色の花(径=3cm)をつける。 
花弁に見えるのはガク片。 葉は腎心形で艶があり、縁に粗い鋸歯がある。
長く伸びた花茎の先の節から根を出して繁殖する。

(名前の由来)
横に長く伸びた茎の形を、手長猿が手を伸ばした姿に見立てて“猿猴草”と名づけた。


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