3.11のドラマを見た。
「時は立ちどまらない」
私が触れたいのはドラマの感想ではなく今回の題名「ハグ」についてだ。
お互いの孫同士が結婚する予定だったが男性の方が亡くなってしまい、親族になりそこなった橋爪功さん演じる男性が、吉行和子さん演じる女性に「ハグしてもいいですか?」と聞くのだ。
橋爪功さん側は女性陣が亡くなり寂しい男所帯。
「また仮設で1人かと思うと無性に寂しいんです」そんな事を言う。
結局その時はタイミングを逃して出来ないのだが、吉行和子さんは帰宅して息子夫婦(中井貴一&樋口可南子)にそれを話して嫁と「そのくらいいいわよね」と言い合う。
息子は憤慨してたが、「ハグ」の意味が違うのだ。
いやらしい意味ではなく「人肌恋しい」とか「母親に抱かれる安心感のようなものを求めて」とかそんな意味。
やっと本題にたどり着いた(笑)
先日の飲み会の時に3枚目既婚者男性アラフォーが言っていた。
友人女性と飲みに行くと意外と「ハグして」と言われる、と言うのだ。
ハグくらいなら、としてあげるらしいのだが、こんな関係が希薄な世の中、
そんな温もりを得る機会もなかなか無い世の中なのであろう。
被災者だろうと、独身だろうと、既婚者だろうと、熟年だろうと、、高齢者だろうと「虚しさ」「寂しさ」は誰にでもあるのだと思う。
パートナーがいるのに「寂しさ」が埋まらないのは、居ないから「寂しい」より虚しいだろうし、、
一人暮らしで、友達も居らず家と仕事場の往復で趣味もなく、なんて生活を送っている人も山ほどいると思う。
そんな時にふと「ハグして」と思うのはすごく自然なんじゃないかと思う。
でも それを言う相手は本当は誰でもいいわけじゃなくて、
きっと自分の理解者や、愛する人、パートナーだったらもっともっと幸せなんじゃないかと思う。
だから大変な事だろうけど、そんな理解者や愛する人と人間関係を築く事を惜しまないで欲しいと思う。
そして時には優しくそっと「ハグ」して。。。