晴登雨読

山と自然を楽しみ、より良き社会を望む自由人。
飛騨 鈴鹿 大峰など日本百名山から里山まで山の魅力と美しさを記録する。

春の高島トレイル、乗鞍岳へ

2014-05-25 18:31:28 | 比良山・高島トレイル
2014年05月25日(日)
5月24日(土)「会」の例会山行で総勢14名の山仲間と比良山系北詰の高島トレイル、乗鞍岳・芦原岳へ出かけた。コースの多くが新緑のブナ林を歩く気持ちのいいルートではあるが、随所で出くわす「原発の送電鉄塔」が興ざめとなる。
 国道161号線沿いにある国境高原スノーパークを上り詰めたリフト終点あたりから登山道となる。植林された林の急登をすぎると乗鞍岳の北尾根に出る。ここからはブナなど広葉樹の新緑の林となり、暫く行くと乗鞍岳山頂に出る。電波塔の建屋だけが残る山頂の広場で昼食を取る。乗鞍岳からは3か所の電波塔や関西電力の福井「原発」からの電力を送電する送電線に沿って歩く。新緑のブナ林の中を「鉄塔」を巡って歩く奇妙なコースである。
 電波塔から芦原岳、さらに黒河峠まで随所に見事なブナの巨木とブナ林が続く。
 

国境高原スノーパーク(発)9:35―乗鞍岳北尾根10:55―
乗鞍岳山頂11:55(着) 乗鞍岳山頂12:25(発)―電波塔12:55―芦原岳13:30―黒河峠15:00(着)

 乗鞍岳北尾根より琵琶湖・竹生島


トレイルから敦賀湾を望む  
左が原発立地の敦賀半島。この半島に原電敦賀原発・関電美浜原発が立地する。先に出された福井地裁の原発判決が示す恐怖が実感できる距離である



気持ちの良いブナ林を行く




稜線中央奥にうっすらと雪を頂く白山を望む




満開のタニウツギ




新緑の鈴鹿・雨乞岳へ

2014-05-11 11:26:54 | 鈴鹿の山々
2014年05月11日(日)
 爽やかな風が吹く快晴の5月10日、土曜日、新緑を求めて鈴鹿・雨乞岳へ出かけた。
 鈴鹿スカイラインの武平峠まで車を走らせる。峠の駐車場はどれも満車。三重県側の駐車場に駐車し歩いてトンネルを超え滋賀県側の登山口からスタート。
 歩くこと40分で沢谷峠(沢谷乗越)へ、この峠を境に愛知川の源流域の最深部となる神崎川のコクイ谷・クラ谷に入る。愛知川・神崎川の源流だけあって清流と新緑の中を歩く気持ちのいい登山ルートだ。
 紫のミツバツツジやピンクのしゃくなげ、さらに足元にはハルリンドウやヤマルリソウ、イワカガミが随所に見られる。
 愛知川・神崎川の源流を登りつめると7人山のコルにでる。ここは気持ちのいい灌木の林が広がっている。林を抜けると一面、クマザサに覆われた東雨乞岳への尾根となる。
 東雨乞岳の頂上は360度の展望で東に御在所岳、鎌が岳、北のイブネやクラシ、西には目指す雨乞岳がどっしりとした姿で見える。雨乞岳本峰への道は、クマザサの中の小径となっている。約20分で雨乞岳の頂上についた。20人ほどの登山者でにぎわっていた。

 武平峠登山口・8時50分ークラ谷分枝・9時50分ー7人山コル・11時ー
東雨乞岳・11時35分ー雨乞岳頂上・11時55分
 雨乞岳頂上・12時50分ークラ谷分枝・14時40分ー沢谷峠・15時ー峠登山口・15時40分着。

旧鈴鹿スカイライン・国道477の武平トンネル手前が登山口


1時間15分で「コクイ谷出会い」に
この谷が愛知川源流最深部に


愛知川・神崎川源流域の最深部


源流域の花々  チゴユリ


ハルリンドウ


しゃくなげ


イワカガミ


ミツバツツジ


おおかめにき


ふしぎな景観の7人山のコル上部の樹林帯


新緑の木々から御在所


東の尾根を詰め切ると「東雨乞岳」へ、来た方向を振り向くと鎌が岳と御在所岳を望む


東雨乞岳より、これから進む雨乞岳を望む、周囲は笹の原


ちょうど正午・昼食時に雨乞岳山頂に


雨乞岳山頂より東雨乞岳と御在所岳を望む