retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

都営大江戸線都庁前駅(西新宿中央通り)

2009-09-12 06:47:20 | Weblog
地上に出て、さらに、都庁脇の階段を登っていくと、南北に伸びる、都庁通り。
眼下には、今回、最初に訪れた、新宿駅西口から西へ伸びている、中央通りがある。
このように、西新宿高層ビル街では、東西の通りは下、南北の通りは上、となっており、立体的な都市構造を形成している。
交通の流れを、上下に分離した、快適な都市空間、というわけだ。
もっとも、一見して、便利そうだけど、いちいち、階段を登り降りしければならないので、面倒といえば、面倒なのだが。
さらに言えば、西へまっすぐ伸びる、幅広の立派な、中央通り、すぐに、新宿中央公園で、行き止まりになってしまう。
行き止まりになるから、外部から、クルマが侵入してこれないので、西新宿高層ビル街は、静かなんだろうけど。
ただ、これでは、幅広な車道、という意味は、まったくない。そもそも、交通の流れがないので、それを快適にする、というのは、無駄なんじゃないかな。
それに、歩行者にとっては、かなり、不便になってしまう。
もし、今なら、上下に分離するとすれば、歩道と、車道、だろう。つまり、ペデストリアンデッキを設置するところだろうな。
高度成長期の頃は、そこまでは、想定していなかったのだろう。
そういうことなら、中央通りを緑地帯にしてしまえばいいかもしれない。
つまり、新宿中央公園から連続して、緑の細長い公園を、新宿駅西口近くまで伸ばすのだ。
改札を出て、和やかな西口の地下駅前広場があり、さらに、緑の公園が、西へと伸びていれば、いい雰囲気かもしれない。
西新宿高層ビル街は、いまや、時代遅れの、高度成長期の描いた未来都市、というテーマパークと考えれば、そうなってもいいと思うのだが。
(2009年5月記)

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