retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

京浜東北線蕨駅(中央四丁目 蕨城址公園)

2011-08-15 03:32:02 | Weblog
南へ。来た道を引き返す。
再び、和楽備神社。
和楽備神社の南側に出ると、そこは、蕨城址公園になっている。
かつては、城塞が、あったらしい。
もちろん、和楽備神社の南に、蕨城が、あったわけではなく、城郭の中に、和楽備神社があったのだろう。
ちなみに、江戸時代以前は、和楽備神社、ではなくて、蕨八幡神社、だった。
ところで、不思議なことに、蕨城、というのは、もう一つある。
ここから、ちょっと、離れて、南側、戸田市役所の、さらに、南側だ。
地名は、元蕨。
その、元蕨、という場所にも、蕨城が、あったらしいのだ。
いったい、どういう、わけなのだろう。
わからないので、想像してみるほかない。
おそらく、同時に、同じ名前の、城が、あるわけはないので、場所を、移動した、と考えられる。
さらに言えば、「元」、という地名からみて、戸田の蕨城の方が、古いはずだ。
とすると、蕨、というのは、もともとは、今の、戸田、のことを、指していたのかもしれない。
つまり、岩淵の渡し、と、早瀬の渡し、の中間点、荒川の北岸が、蕨、だったのだ。
ひょっとしたら、荒川の水運の、拠点でも、あったのかな。
それが、なんらかの理由で、室町時代の後半、北側、今の、蕨に、移動。
いつしか、元の蕨は、戸田になり、移動した先が、蕨、になったのかも。
たんなる、想像なので、本当は、どうだか、わからないが。
さあ、もう、帰ろう。
高層ビルが、今後、建つとは思えないので、蕨の街に、もう、来ることはないな。
そう思うと、ちょっと、寂しいけど。
そういえば、もう、年末。
来年まで、あと、少し。
(2010年12月記)

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