retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

南武線武蔵中原駅北口(富士通川崎工場本館)

2008-02-03 03:35:15 | Weblog
高田馬場から山手線。渋谷で東急東横線に乗り換える。
横浜方面へは、どうしても東急東横線になるなあ。
乗客が多いのもうなづける。
武蔵小杉駅で南武線に乗り換える。
南武線は、学生の頃、通学に利用していたのだが、お世辞にもきれい、とは言い難かったのだが。
たぶん、バブルの頃、あるいは、その前ぐらいかな、いつの間にか、整備されたきれいな沿線になっている。
武蔵中原駅で下車。
北口に富士通の工場の敷地が広がる。その中に富士通川崎工場本館がある。
竣工したのは、バブルの頃である。
同じ頃に、かながわサイエンスパークという施設もオープンしている。
南武線沿線が、整備された時期と重なるので、密接な関係があるのだろう。
もともと、戦前からこの場所には、富士通の工場があり、たしか、富士通発祥の地ではなかったかと思う。
とすると、バブルの頃に工場が新しく集まってきた、ということでもないようだ。
生産の場が変わったのかもしれない。
高度成長期は、工業としての工場だったのだが、安定期からバブルの頃以降は、ハイテク産業や情報産業の生産の場になったのだろう。
近代工業国家から成熟債権国家への転換、という時代の流れを感じてしまう。
ただ、もう一つ、挙げれば、新しい山の手、田園都市の登場だろうか。
なんとなく、油にまみれた工場よりも、情報産業の工場の方が山の手田園都市には、合っているような気もする。
とにかく、南武線沿線の駅では、溝の口も変わったし、鹿島田駅も川崎駅も変わった。
そして、今は武蔵小杉駅が大規模な再開発の真っ最中だ。
もう後戻りはできない。
(2007年8月記)

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