ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

機動戦士ガンダム 宇宙世紀 vs 現代科学 × 金属

2022年03月27日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

買ってしまいました! 「機動戦士ガンダム 宇宙世紀 vs 現代科学」~あの技術がついに現実に!?~


ガンダムの装甲材料として使用されている「ガンダリウム合金」。
これから、じっくり読ませていただきます!

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)

ツールエンジニア モノづくりを支える金属元素 いろはにほへと』 (大河出版)
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相葉マナブ × 金属加工

2022年03月21日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

昨日の夕方に放送されていた、テレビ朝日系「相葉マナブ」というテレビ番組をたまたま観た。
その番組では、東京都江戸川区にある「ヘラ絞り」という金属の加工方法を専門としている金属加工の工場で、「ヘラ絞り」という技法を使った寸胴作りに挑戦していた。

一般的に絞り加工というと、プレス機に凸形状のパンチと、凹形状のダイをセットし、その間に挟んだ板材に凹凸形状を付与する製法をイメージしがちですが、
今回の「ヘラ絞り」は、金属板を回転させながら”へら”と呼ばれる棒を押し当てて変形させる製法です。

10数年前になりますが、塑性加工学会の見学会で私も実作業を見学させていただいた経験がありますが、みるみるうちに、板材がお椀形状に変形していき、見ていて楽しめます。

まさに、日本の技 ですな。
今後、何かの機会があれば、この「ヘラ絞り」についてサイエンスの観点で解説してみたいと思います。

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原材料から金属製品ができるまで 図解よくわかる金属加工』(日刊工業新聞社)※2021年9月発刊


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チューイングガム × 急速焼入れ

2022年03月20日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、一見、全く関係なさそうなチューイングガムと急速焼入れについてです。

皆さんは、昭和時代の懐かしいチューイングガム「クイッククエンチ」を覚えていますか?
40代以上の方には懐かしいガムではないでしょうか?

調べてみると、チューイングガム「クイッククエンチ」は、1978(昭和53)年から1992(平成4)年まで14年間発売されていたようで、強烈な酸っぱさのあるスポーツ系のガムです。
2010年にはロッテ主催の「懐かしのチューインガム総選挙」で上位に選ばれて、数量限定で復刻したこともあったようです。

改めて、このガムの名称「クイッククエンチ」。
一般的には、
クイック=素早く
クエンチ=癒す・抑える・鎮める
という意味で、強烈な酸っぱさのあるスポーツ系のガムの名前としてピッタリです。

一方、金属オタクにとっては、
クイック=急速
クエンチ=焼入れ
⇒「急速焼入れ」となります。
ちなみに、「焼入れ」とは、鉄鋼材料を高温から急冷し、金属組織をマルテンサイト変態させる熱処理で、鉄鋼材料を強化する重要なプロセスの1つです。

子供の頃、何気なかったチューイングガムの名称。
金属オタクになった私にとって、気になる商品名でした(笑)。。。

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脱酸素剤 × 鉄

2022年03月19日 | 身近な金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、意外なところで活躍する「鉄」についてです。

お菓子などに、写真のような「脱酸素剤」が入っていますよね。

これは、食品の劣化を防ぐために、密封された袋の中に残留する酸素を吸収させるために使用されています。

脱酸素剤の主成分は「鉄」からなっており、鉄の酸化によって袋の中の酸素を吸収する仕組みです。
そのために、袋を開けると、一度に大量の酸素が流れ込んで中の鉄分が急激に酸化して発熱することを
経験された方もいらっしゃるかもしれません。
※一時的な発熱でそこまで熱くはありませんが。
この脱酸素剤の発熱原理は、寒い冬に欠かせない「カイロ」と同じですね。


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価格高騰・社会蓄積・グリーン × 金属

2022年03月13日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

相変わらず金属の価格高騰が続いていますね。
銅、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、錫。。。
特に、アルミニウムと錫に関しては、先週、過去最高値を更新したようです。

紀元前7,000年~8,000年ごろに人類が自然金や自然銅と出会って以来、人類は技術を進化させて金属を工業材料の1つとして大量生産&大量消費してきました。
ある調査によると、社会蓄積量(使用中の金属 + 都市鉱山)として、鉄では324億トン、銅では3.6億トンが私たちの身の周りに蓄積しているそうで、その量は年間生産量で割ると鉄では約40年分、銅では約16年分の生産量にも相当します。

また、最近の地球温暖化問題がクローズアップされ、従来までのスチールやアルミニウムより二酸化炭素排出を抑制したグリーンスチール、グリーンアルミニウムと呼ばれるグリーンな金属が注目され始めています。

ウクライナ情勢を受けて高騰する金属価格。
社会に蓄積している金属。
グリーンな金属といった環境負荷低減への対応。

普段、何気なく使用し、私たちの生活に無くてはならなくなってしまった金属ですが、これから対応していかなければいけないことがたくさんありそうですね。

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たい焼き × 金型

2022年03月06日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

昨日、妻と久しぶりに富山県のお隣の石川県金沢市に行ってきました。
目的は、金沢駅近くのフォーラスでのお買い物です。
その後、金沢駅の金沢百番街にある、「たい焼き工房 土九」 で、たい焼きを頂きました。

頂いたたい焼きも美味しかったですが、
やはり注目したのは、「たい焼きの型」 ですね!


金属加工の分野では、
・液体金属の流動性を利用した鋳造加工と、固体金属の塑性を利用した塑性加工で使用する金属製の型のことを金型と呼び、
・金型に形成された「形状」を金属材料に「転写」し、同じ形状の金属製品を多量に製造することが可能です。

たい焼きの場合は、液体の生地を流しこんで形作りますので、鋳造加工に使用する金型に近いのかもしれませんね。


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