【シリーズ:中国四国鈍行旅行に行ってきた】
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南海フェリーも無事に徳島港へ着き、あとは高徳線で高松を目指すだけです。
徳島港から徳島駅までは徳島市営バスで向かいます。
これが5キロ強の距離があるので、およそ30分ほどかかります。
13時05分発のバスに乗って、徳島駅に着いたのが13時34分。
次に乗る高徳線高松行きは13時38分で、乗り換え時間はたった4分!
徳島市には40分ほどしか居られませんでした。
次に来たときには、もっと色々散策してみたいものです。
JR四国は東京メトロみたいに駅ナンバリングが書いてあるんですね。
2006年3月から、JRグループで最初に導入したんだそうです。
高徳線の1000形気動車。
片側にクロスシート、反対側にロングシートという、珍しい座席配置でした。
徳島を出て15分ほどで四国三郎こと吉野川を渡ります。
全然期待してなかったんですが、実際に見てみると大きな川ですね。
この辺りで川幅が5、600メートルほどあるみたい。
徳島を出てからしばらくは市街地の中を進みますが、徐々に里山へと分け入ります。
そして阿波大宮駅を過ぎてからは短いトンネルの連続。
それを過ぎると目に飛び込んでくるのは瀬戸内海!
海は南海フェリーで散々見ましたが、小島の多い瀬戸内海は綺麗でいいですねぇ。
すれ違い待ち10分間のあいだに少し撮影。
三本松駅です。のどかな風景ですねぇ。
乗ったのは2両編成だったものの、後ろの車両は回送扱いで乗車できませんでした。
こういうのは初めて見たんですけど、なんだったのかしら?
16時05分。ようやく高松駅に到着です。
高松駅の駅ビルはすごく綺麗でした。
高徳線は特に事前知識も無く乗ってみたんですが、とても良かったです!
徳島の街中から雑木林の里山に分け入り、細かなトンネルを越えると見える瀬戸内海。
さらにその後瀬戸内海を右手に見ながら進むと見える屋島には驚かされました。
最後に栗林公園の脇を抜ければ高松の街。
バラエティーに富んだ風景を見られる路線で、2時間半の長旅も苦ではありませんでした。
また乗ってみたい……いつ来られるかさっぱりわかりませんが。
これでこの日の移動はおしまいです。
東京駅を出てから16時間55分、距離にして762.5kmの大移動でした。
この後ホテルにチェックインといきたいところでしたが、チェックインが17時からだったので、
一度荷物を預けた上で玉藻公園に行ってみました。
玉藻公園は玉藻城の別名を持つ、高松城の跡地です。
瀬戸内海の海水をお堀に取り込んでいて、現在ではここに鯛を放流してあります。
天守閣は現在復興工事中。
天守台部分は今年の春に竣工予定だそうです。
完成したら、また見に行きたいもの。
お城のお堀といえば鯉が定番ですが、鯛というのは珍しいですねぇ。
100円で鯛にえさをあげることができます。
派手な写真を期待して、えさをばら撒いてみたんですが……
鯉と違ってがっつかないので、あんまり見栄えのしないものしか撮れませんでした。
スッとえさに近づいて、ササッと食べてしまう。さすが鯛、優雅です。
手入れされたお庭は、なかなかに素敵でした。
ここでひとつ情報をば。
香川県立ミュージアムや栗林公園、高松市美術館との相互割引があります。
具体的には、玉藻公園の入園券を上記の各施設受付で提示すると、団体料金で入れるとのこと。
当日とその翌日に限り有効、行く順番は関係が無いので、こちらの記事にあるように
玉藻公園→栗林公園:200+320=520 栗林公園→玉藻公園:400+140=540 |
ということで、玉藻公園に先に行くのがお得なようですね。
このあとホテルにチェックインし、部屋でゴロゴロしていたら夕飯を食べに行くのが億劫になっちゃいました(;´~`)
考えた末に行ったのは、高松駅構内にある「連絡線うどん」。
1988年に廃止された宇高連絡線デッキで販売されていたうどんを参考にして提供しているのだそうです。
ちくわ天うどん、400円。
早い、安……くはないが高くもない、味はふつう。
それでも北風が強くとても寒い夜だったので、とてもおいしく感じました。
夕飯を食べたら喫茶店で次の日の予定をまとめて、ホテルにさっさと帰りました。
この日の移動距離は合計で
ムーンライトながら 410.0km 大垣→新今宮 156.4km 新今宮→和歌山港 65.6km
和歌山港→徳島港 56.0km 徳島→高松 74.5km 合計 762.5km
700キロ超えた…… Σ(´Д`|||
夏の黒部ダム旅行の最終日、金沢から敦賀回りで東京まで帰ってきたときでも622.5kmですから、
大幅に記録更新ですね! きつかったけど、楽しかったから良し。
次の日はいよいよ栗林公園観光です。