【シリーズ：中国四国鈍行旅行に行ってきた】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
厳島神社を堪能したら、今度は弥山山頂へと向かいます。
弥山山頂へ向かうハイキングコースがいくつもありました。
だいたい１時間半ほどかかるそうです。
今回の旅行はハイキング用のMO703GHで来ていたので
登るかどうかちょっと迷いましたが、無理はしないことにしました。
次に来たときはちゃんとハイキングの格好で来ることにします。
紅葉谷駅へ向かう途中、分かれ道の見晴らしのいい方の階段に
「天皇陛下御展望の地」という看板の立てられた平松茶屋がありました。
ここの親父さんがなんというか……ちょっと横柄な感じ？
眺めにつられて敷地に踏み入れるとすかさず
「そっからお店だよ、抹茶でいい？」と注文を取り始めるのですわ。
抹茶（もみじ饅頭つき）を頼んだものの、抹茶は薄め、
饅頭はビニールの包装がついたまま。
650円？ うーん……観光地だなぁとしか言いようのない感じですね。
せめてもの救いは親父さんの「ロープウェーでも見られない景色だよ」
の言葉が正しかったことでしょうか。
ロープウェーは山の反対側にあるので、この景色は見られないんです。
宮島ロープウェイの紅葉谷駅です。
ここから榧谷（かやたに）駅で乗り換え、獅子岩駅まで向かいます。
ロープウェーは往復1800円。まあこれくらいしますよね。
眼下に見える原生林と、本州の街並みはなかなかのもの。
獅子岩駅到着です。
目の前に見えているのが標高530mの弥山山頂。
ここからは片道30分ほどの登山です。
最初の10分は下り、その後20分の上りになります。
岩のアーチ、くぐり岩。
ロープウェーでさくっと登ってこれるので、
ハイヒールで来てしまう人も多かったりしますが、
実はそれなりにアップダウンがあるので大変です。
ハイキング装備までとは言いませんが、せめてスニーカーで来るべきでしょう。
無事に弥山山頂に到着です。
シューズと上着はハイキング用のものを着ていたものの、
ズボンがEDWINのWILD FIRE（防風フィルム入りジーンズ）だったため、
ハイキング慣れしていてもなかなか登るのが難儀でした。
弥山山頂からはこの景色！
こちらは（たぶん）広島市方面です。
伊藤博文は「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と絶賛したそうですが、
確かに宮島に来ておきながらこの眺めを見ずに帰るのはもったいない！
こちらは瀬戸内海方向の眺め。
手前左が絵の島、右が大奈佐美島、奥に見えるのが江田島でしょうか。
大小さまざまな島々が見られる、瀬戸内海はステキですね。
フェリーや電車の都合があるので、山頂に着いてちょっと休んだら、すぐに下山です。
途中のロープウェーでは、８人乗りのうち自分以外みなフランス人
という状況に置かれたりしましたが、無事に下まで戻りましたよ。
山を下りてきたら、かなり潮が引いておりました。
満潮時の写真ばかり見るので実際に来て見ないことにはわからないことですが、
この辺りは海草が繁っているので、干潮時はあまり綺麗じゃないですねぇ。
それでも逆光で狙えば、それなりにいい写真が撮れますヨ。
さらば宮島、厳島神社。
また来ます。
宮島口から広島へ向かう電車も
広島に来たら広島焼きを食べねば、ということで、
広島駅近くのお好み焼き屋の集まってるところに行って広島焼きを食す。
観光客向けと分かっていつつも、店を探す手間が省けるのでついこういうのを利用しちゃいます。
実は人生初の広島焼きだったんですが、感想はまあふつう……
私はキャベツとそばとが分かれている広島焼きよりも、
生地でごちゃ混ぜになっている普通のお好み焼きの方が自分は好きかなぁ。
食べ慣れてるからってのもあるでしょうけど。
お腹が一杯になったら、広電で移動です。
琴電、岡電、広電と、今回の旅行は路面電車ばかり乗っていますね。
広電に乗って向かった先は、ここ。原爆ドームです。
写真では何度も見ていますが、実物を見るとなんというか全然違いますね。
鉄筋のひしゃげた様子とか、足元に散乱した残骸とか、
見ていると言葉にできないような気持ちになりました。
そして広電で広島駅前まで戻り、ホテルでぐっすり寝たのでした。
この日の移動距離は以下の通り。
岡山→宮島口 183.1km 宮島口→広島 21.8km
３日目 合計 204.9km
岡山から宮島口までは、なかなか遠かった……
次回はいよいよ最終日。
当初の予定では広島から山陽本線で姫路まで戻り、修復中の姫路城の様子を一目見てから新大阪に移動し、
そこからぷらっとこだまで変えるつもりだったのですが、果たして実際はどうなったのか。
乞うご期待！
アクセス
トータル
ランキング
