花巻市桜町内、賢治詩碑バス停横に、2軒の茅葺きの曲がり家があります。
「同心屋敷」と呼ばれる建物です。
天正19年(1591)の九戸合戦の際、鳥谷ヶ崎城(花巻城)の守備にあたっていた浅野長政の家臣30人が、花巻に留まって花巻同心組となったものです。
彼らの住居30軒のうち、江戸時代末期に建てられ現存する2軒(旧平野家、旧今川家)を移築したものです。
同心屋敷から東に200m程進むと、サクラや松の古木に囲まれた羅須地人協会跡地に「雨ニモマケズ」の宮沢賢治の詩碑があります。
詩人高村光太郎の揮毫による碑の下には、今も賢治の遺骨と経文が納められています。
羅須地人協会の玄関脇の黒板に書かれていたという「下ノ畑ニ居リマス」の「畑」が、詩碑の眼前に広がっています。
この、北上川沿いの広々とした農地は、賢治が農業振興に生涯を費やした仕事場と言えましょう。
現在、羅須地人協会の建物は、詩碑から8㎞ほど北にある県立花巻農業高校の敷地内に復元されています。
毎年宮沢賢治の命日にあたる9月21日には、ここで賢治祭が開催され、たくさんの賢治ファンが賢治の生涯を偲んでいます。
(参考文献 岩手県の歴史散歩 )
【同心屋敷・宮沢賢治詩碑MAP】
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