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平成~令和九州山旅紀行(3)

2019年04月28日 | Weblog

平成~令和九州山旅紀行(3)

19/04/28  20:39

〈由布岳〉

今年の年賀登山で九州最高峰の中岳(1,791m)を獲った時、何気なく帰路の車窓で目に付いたのが、湯布院の由布岳(なぜ字が違うんだろう)。

 

火山らしい噴火口と、美しく広がる裾野は美しく、豊後富士とも、呼ばれている。ご当地富士山ハンターとしても、見逃せない優麗な山だ。

 

SAから降り、由布岳の登山口に到着。想像通り、登山者用駐車場は満車で車道の路肩までクルマが溢れている。前夜も前ノリの山ヤでいっぱいだったろうと踏んでのSAでの車中泊、正解かな。軽なので隙間に割り込み、登山開始。

 

登り始めてすぐに、スーパーボランティアの尾畠春夫さんに遭遇。TVで見慣れたスタイルで登山道の保全に取り組んでいた。ボランティア中なので挨拶だけして通り過ぎる。

 

正面登山口コースからアプローチし、東へ稜線を跨いで回り込む。直登してはもったいない。先に日向岳(1,085m)を登頂。ここから眺める由布岳が良いかな、と思ったけどとそうでもなかった。 東口の登山ルートへ回り込り、由布岳へアタック開始。

 

火山生成の山なので、意外に道が判りにくい。大きな火山岩がゴロゴており、樹木が少なくて下草が殆どない。岩が苔生しているが、普通の登山でよくある踏み草路ができないので、ルートをロストする。日中なので迷う事はないが、これが雨天の夜間だったら遭難に繋がるね。要注意だ。

 

由布岳は、標高1,583mなので、関西圏で言えば、兵庫県最高峰の氷ノ山(1,510m)クラスの山。同じ高さでも地域によって山容は異なるので、難易度も違ってくる。この九州火山1,500m級峰の感覚を掴む為にも1発目は由布岳と決めていた。

 

登り続けてゆくと、山頂手前からかなり険しい岩場になってきた。鎖場も多く、オーバーハングした岩を鎖で潜って登るようなセクションも。まぁ岩は得意だし、適度な空中散歩と楽しんでいたら、急に雨が降って来た。予報じゃ晴れだったのに!

 

東峰(1,580m)に登頂。眼前に由布岳(西峰)が聳える。崩れるなら由布岳直登でよかったな…

 

雨の中、由布岳の岩場に取り付く。岩場は泥でよく滑り、鎖も手の中を滑り抜けてゆく。キビシー。

 

そして由布岳(1,583m)登頂。

独立峰で物凄く景観が良いはずなんだが…霧と雨でなんも見えません。

 

お鉢巡り(噴火口をぐるりと一周/1h)をどうしようか、と思ってたら突然地響き。落雷だ。

 

光と音の感覚は全くなかった。雷の気配も全くなかった。帯電のせいか髪が逆立つ。荒天で山頂にはアキモト独り、これでは人間避雷針だ。

 

身を屈めて、ダッシュで岩場を降りる。服が濡れている。よく電気が流れる事だろう。背後で遠くからもう一発落雷。遠ざかってはいるようだ。

 

焦って降りたので、由布岳(西峰)と東峰のコルまで下ったところで左足を挫いて転倒。泥の中にベシャッ。左足は大丈夫な方の足なのに。

 

下山してビーグル号で装備を外し、湯布院の温泉へ。金鱗湖の畔にある完全混浴の公衆温泉で足首を入念にマッサージする。踏んだり蹴ったりだ。

 

今晩は、道の駅・湯布院に停泊。キャンピングカーでビッシリ。雨なので無人の駐車場みたい。みんな車内でひっそりしてるんだろうね。

 

明日も登山の予定だったけど、足も挫いたし、奄美地方から湿った前線が張り出してきてるので、明日もかなり天気は荒れそう。

 

それなら移動日と割り切って、南下するなぁ。

 

 

 スーパーボランティアの尾畠春夫さんに遭遇

 

 

 

 

スーパーボランティアの尾畠春夫さんに遭遇

すごいですね

あの、お元気顔が浮かびます。

 

気を付けて旅を続けるください。

 

足が気になりますね。

 

コメント (2)
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