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歴代大統領の中で最も核弾頭を削減せず、今後30年間で1兆ドルをかけて核爆弾を「改良」するオバマ大統領

2016年05月30日 | 被爆者援護と核兵器廃絶

オバマ大統領の広島訪問で一番目に焼き付いたのが、大統領の乗った車をじっと見送る安倍首相の侍従のような後ろ姿。

まさに宗主国と植民地というような米日の関係を象徴的にあらわしたショットだった。

 

 

 私も核兵器廃絶と被爆者援護を子どもの権利と並ぶライフワークと考えている弁護士なので、オバマ大統領の広島訪問についてまとまったことを書いておきたいと思います。

 私はオバマ大統領が就任直後に行なったプラハ演説が全くの空言であったとは思わないのです。歴代大統領の中では、オバマ大統領が最も核兵器廃絶に意気込みを持っていた大統領だとは思っています。

 しかし、プラハ演説の時には一言一句チェックした私が、今回の17分の演説の中身には全く興味が持てませんでした。

 まず、これから半年余りの在任期間に何ができるわけではなし、という気持ちが拭い去れず、端的に言って白けていました。

 また、実は、オバマ政権下で実際に削減された核兵器の数が、冷戦後の歴代政権の中で最も少なかったことをご存知でしょうか。

 オバマ前のあのブッシュ政権下(2001~2008年)でさえ、約5300発の核兵器が削減されたのに対し、オバマ政権下で削減された核兵器は約700発に過ぎません。最盛期で3万発以上の核兵器があったので、元が多い人はそれだけ削減しやすいということもありますが、1割程度の700発減らしただけで、アメリカはいまだに7000発以上の核弾頭を保有しています。

 それなのに、オバマ大統領がいまだに同じような言葉で「核なき世界」だの「チェンジが必要」だのと語られても、真に受けるほど私はもう「子ども」ではありません。

 

 

 そもそも、1945年にギャラップ社が実施した世論調査では、回答者の85パーセントが広島への原爆投下を支持していましたが、それから70年後の2015年にピュー・リサーチ・センターによって行われた世論調査では、広島と長崎に対する原爆投下を支持するアメリカ人は56パーセントにまで減少しています。

 CNNが2010年に実施した世論調査では、回答者の49パーセントが「アメリカを含む数か国は、他国の攻撃に備えて核兵器を保有すべき」と答えていますが、70年の間にアメリカ人の原爆投下に対する意識の変化が徐々に生じており、特に1980年代から2000年代初頭に生まれたいわゆる「ミレニアル世代」においては原爆投下に対する否定的な意見がより顕著になっています。

 ところが、もちろん、共和党の抵抗や、ロシアとの関係悪化などが原因で、オバマ大統領が就任当時に描いていたような形で自国の核兵器削減を推し進められなかった面もありますが、オバマ大統領の核軍縮ビジョンは、有言不実行というべきでしょう。

 戦後70年間のうちの1割以上のオバマ時代の8年間は、核兵器廃絶に向けてはむしろ空疎に流れた年月だとさえ言えます。

オバマ大統領の広島訪問を心から喜んだ被爆者の方々も多かったことは事実。

しかし、言うに言えない心境を胸に秘めたままの方々もまた多かったことだろう。




 米英の複数のメディアは、「核のフットボールとビスケット」の存在を取り上げ、これらがオバマ大統領の広島訪問の際にも現地に持ち込まれていたと伝えています。

 「核のフットボール」とは、黒皮に包まれた重さ約20キロのアタッシュケースをさす俗称で、中には米大統領が核兵器の使用を許可するための通信機器が入っています。大統領がホワイトハウスを離れる際には、このアタッシュケースを持った軍事顧問が必ず大統領に同行するいわば起爆装置です。

 大統領は「ビスケット」とよばれる特別なカードキーを常時携帯しており、アタッシュケース経由で米軍に核兵器使用を許可する場合に、カードキーを使って大統領本人であるという認識作業が必要になるのだということです。

 米大統領の近くには「核のフットボール」を持った軍事顧問が常にいるのです。それが広島であっても。

向こうの士官の足元にあるのが核兵器のスイッチ「核のフットボール」。

 

 

 また、アメリカは包括的核実験禁止条約について署名のみで、批准しておらず、オバマ政権も批准の努力をしようとはしませんでした。

 日本ではあまり知られていないことですが、米軍は2015年から新型核爆弾「B61 12型」を飛行中の爆撃機から投下する実験を開始しました。

 アメリカにより1966年から現在までに3000発以上の「B61」が配備されてきていますが、現在開発中の12型にはより多くの電子機器が組み込まれ、精密爆撃が可能になるのだそうです。

 この新型核爆弾の実験は、今後30年で1兆ドルを投じて行う核兵器性能改善計画の一環で、新型のミサイルやステルス爆撃機などの開発や配備も同時に進められていく予定です。

 つまり、国内の政治的な駆け引きでオバマ大統領が譲歩せざるをえなかったという面もあるにはありますが、対外的なメッセージとして「核なき世界」を声高に叫ぶオバマ政権が、自国の核兵器の削減に及び腰どころか、核軍拡競争を進めているのです。

 こんな態度で、北朝鮮にだけ核を手放せと迫っても説得力皆無ですし、核なき世界といわれてもどっちらけになるわけです。

日本も次期主力戦闘機に選んだF35から投下実験される新型核爆弾「B61 12型」。

 

 

 オバマ大統領は岩国基地には立ち寄って演説もしたのに、長崎にはいかないし、広島の原爆資料館にもわずか10分間、折り鶴を4羽おいて、署名とメッセージを書き記すだけで帰ってしまいました。

 被爆者と握手をし、短い会話をして、抱擁もしましたが、被爆の実相を知ろうという気が全くない、傲慢な態度には私はむしろ憤慨しました。

 しかし、被爆者の方にそうはなかなか言えません。

 平均年齢が80歳をとうに超えた被爆者の方々には、もうこれで肩の荷を下ろしたい、一区切りをつけたいというお気持ちがあったことは間違いありません。

 ですから、近くにはいても「外野」の私がとやかく言えないことはあるのです。被爆者の方の最晩年をただただ見送るのみです。

 オバマ大統領の広島訪問をあれだけ被爆者の多くの方が喜んだのですから、良くなかったとは言いません。

 しかし、「唯一の被爆国」の国民として、オバマが広島に来て「くれた」、良かったというだけではむしろ真面目に核兵器の問題と被爆者の人生を見つめているともいえないとは申し上げたいと思います。

 

 

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【何を言うとんの?】安倍首相、オバマ広島訪問を「争う心と決別する歴史的な訪問にしなければならない」

オバマ大統領の広島訪問決定。被爆者にはアメリカに謝罪を求める権利がある。誰も止められない。

米国が「原爆の日」式典に参加。国際人道法違反の無差別殺戮。「不必要な苦痛」。原爆投下を謝罪せよ。

中国・北朝鮮も賛成する核兵器禁止条約に反対する安倍首相に、「核兵器のない世界」を語る資格はない。

 

 

しかも、テレビが歴史的事件として大報道する一方で、核廃絶のために指一本も動かす気のない安倍首相が政権浮揚にオバマ広島訪問を利用しているのが露骨すぎて、ますます白けた私でした。

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広島で追悼 「核なき世界へ 勇気を」 保有国に訴え


 
広島を訪れ、所感を述べるオバマ米大統領(右)と安倍晋三首相。奥は原爆ドーム=広島市中区の平和記念公園で2016年5月27日午後5時49分(代表撮影)
 
 
 オバマ米大統領は27日、広島市の平和記念公園を訪問し、安倍晋三首相とともに原爆慰霊碑に献花した。1945年8月に米国が広島、長崎に原爆を投下して以来、現職の米大統領が被爆地を訪れたのは初めて。献花後にオバマ氏は所感を発表し、原爆の犠牲者だけでなく、第二次世界大戦で亡くなった全ての人々を追悼。また、米国を含む核保有国が「核兵器のない世界を追求する勇気を持たねばならない」と訴えた。式典に招待された被爆者とも言葉を交わした。【西田進一郎、竹内麻子】

 オバマ氏は三重県で開かれていた主要7カ国首脳会議(伊勢志摩サミット)の閉幕後、広島入り。平和記念公園では原爆資料館を見学し、記帳した。その後、慰霊碑に献花し、黙とう。広島市の松井一実市長や長崎市の田上富久市長、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員の坪井直(すなお)さん(91)らを前に所感を述べた。

 オバマ氏は初めて被爆地を訪れた意義について、「原爆が落とされた瞬間」だけでなく、「戦争による、罪のない犠牲者」に思いをはせることにあると指摘。また、「1945年8月6日朝の記憶は決して消してはならない」と広島原爆の日に言及したうえで、かつて戦火を交えた日米両国が「同盟だけでなく、友情を育んできた」と、過去を乗り越える必要性を強調した。

 一方で、原爆投下の判断についての是非論や謝罪には触れなかった。戦争終結に必要だったとして原爆投下を正当化する意見が根強い米国世論に配慮した。

 安倍首相はオバマ氏に続いて所感を述べ、「米国の大統領が被爆の実相に触れ、核兵器のない世界への決意を新たにした。核なき世界を信じてやまない世界中の人々に大きな希望を与えてくれた」と、広島訪問を歓迎した。

 所感を述べた後、オバマ氏は坪井さんに近づき、握手した。坪井さんは式典終了後「原爆は忘れてはいけないが、未来志向で話をしましょう、と伝えた」と話した。被爆死した米兵捕虜12人の調査を約40年続ける民間研究者で被爆者の森重昭さん(79)はオバマ氏からねぎらわれ、抱き合って涙を流した。オバマ氏はその後、原爆ドームの方を向き、岸田文雄外相から説明を受けた。

 核保有国の現職首脳が広島を訪れたのは史上初めて。歴史的な被爆地訪問を終えオバマ氏は、米軍岩国基地(山口県岩国市)から帰国の途に就いた。

 

 

オバマ米大統領に原爆慰霊碑への献花の花輪を手渡す広島女学院高校3年の並川桃夏さん=27日、広島市の平和記念公園で

 

◆ものすごく濃い50分 高3・並川さん

 原爆投下から七十年余、オバマ米大統領の広島訪問という歴史的瞬間に間近で立ち会ったのは、祖父らが被爆した「被爆三世」の中高生だった。平和活動に取り組んでいる広島市の女子高校生と長崎市の男子中学生の二人は「とても感動した」と率直な思いを語った。

 「私にとってはものすごく濃い五十分だった」。こう話すのは、オバマ氏に原爆慰霊碑への献花の花輪を手渡した広島女学院高校三年の並川桃夏さん(17)。オバマ氏が被爆者の手を握った場面に「被爆者が生きている間に会えたのは良かった。実現すると思っていなかったので涙が出そうになった」と振り返る。

 高校一年から核兵器廃絶の署名活動などに取り組み、昨年は若者が語り部として被爆証言を伝える外務省の「ユース非核特使」を経験した。

 高校入学後に取り組んだ被爆証言を集める活動の中で、初めて曽祖母と祖父が被爆者だと知った。

 「私たちが伝えるのには限界があるが、被爆三世として被爆者の思いをしっかり伝えていかなければ」と力強く語った。

 オバマ氏の訪問を「批判もある中で、広島に来たことは勇気ある行動」と評価。「演説を聞いて、米国の若者も核に対する考え方が変わったのでは。少しでも核兵器が減っていってほしい」と期待を寄せた。

◆任期後でも長崎来て 中3・森内さん

 オバマ氏と握手した長崎市立江平中学三年の森内暖安(のあ)さん(14)は、突然オバマ氏から手を差し伸べられ驚いたという。

 森内さんは、祖父が被爆者で、昨年「平和」がテーマの地元のスピーチコンテストで優勝した。

 オバマ氏に勇気を出して英語で「あなたと会えて光栄です」と声を掛けると、「サンキュー」と返してくれたという。

 オバマ氏の演説について、「謝罪は求めない。民族や宗教の違いを超えて戦争をなくすことを訴えていたので満足」と話す。「ポツダム宣言を黙殺した結果、原爆投下が決まったので日本にも責任がある。オバマ氏には任期が終わった後でも長崎に来てほしい」と期待した。

 

 

オバマ米大統領広島訪問(その1) 核廃絶へ強い決意 想定超え所感17分間


 

 米国による原爆投下から71年、現職の米大統領による被爆地訪問が27日、ついに実現した。オバマ米大統領は広島市の平和記念公園で改めて、「核兵器なき世界」の理想を追い求める決心を強調した。一方、米国の指導者に被爆地の実相を知ってもらい、「核廃絶」につなげたいと主張してきた日本。歴史的な出来事を今後、どう具体的な核軍縮につなげていくのか。日米双方が問われることになる。

オバマ氏機運向上狙う

 オバマ氏は27日夕、平和記念公園で原爆ドームを背に語り始めた。

 「71年前、晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました。閃光(せんこう)と炎の壁がこの街を破壊しました」

 ホワイトハウスは事前に「数分間の所感」と発表していたが、用意した文面を読み上げ、実際には約17分に及ぶ「演説」とも言える内容だった。

 原爆によって奪われた多くの命や、普通の人々の生活に触れ、2009年4月のプラハ演説で提唱し、同年のノーベル平和賞受賞にも結びついた「核兵器のない世界」構想を実現させる決意を訴えた。「新たな(核兵器の)拡散を止め、狂信者から核物質を守ることができます」

 現職米大統領による初めての被爆地・広島訪問は、オバマ氏だからこそ、実現したといえる。

 オバマ氏の核軍縮への熱意は筋金入りだ。その出発点は30年以上前の米コロンビア大時代とされる。「核」をテーマに選び、「米ソの効果的な核兵器管理」を重点的に研究した。

 1983年には学内ニュース誌への寄稿で「核兵器のない世界」という言葉を使った。上院議員時代の05年には旧ソ連の国々の核施設を視察。大統領就任直後のプラハ演説で、「米国は核兵器を使用したことのある唯一の国として、行動する道義的責任がある」と語ったのは必然とも言えた。

 それから7年間は、理想と現実のギャップに直面し続けた。ロシアとの核軍縮交渉は、同国の復権を狙うプーチン氏が12年に大統領に復帰した前後から停滞。中国は核戦力を向上させ、北朝鮮も核実験を繰り返してきた。「核兵器なき世界」を掲げる一方、オバマ政権も旧式の核戦力の近代化に力を入れている。

 オバマ氏は過去3回の訪日時、米国内の慎重論にも配慮して、被爆地訪問を見送った。任期中最後の訪日とみられる今回、もう一度、核軍縮機運を高め、自身の「レガシー(政治的遺産)」を築くことを狙った。

 そして実現した被爆地訪問。目的は「10万人を超える日本人、多数の朝鮮半島出身者、12人の米国人捕虜の死者を悼むため」であり、日本への「謝罪」ではないことを強調した。「米国が原爆を投下した」ことには触れず、「戦争が起きないようにする」ことの重要性に議論を普遍化させるなど、原爆投下を正当化する意見が根強い米国内世論への配慮が目立った。「核兵器のない世界」の実現も、「私が生きているうちにこの目標を達成することはできないかもしれない」と改めて念押しした。

 所感を述べたオバマ氏は安倍晋三首相と原爆ドームに向かって歩いた。「広島に来ることができ、本当によかった」と話すオバマ氏に、首相は「『核なき世界』に向けた大きな一歩になることは間違いない」と応えた。すると、オバマ氏は「これからシンゾーと一緒にやるべきことがたくさんある。今日はあくまでスタートだ」と語ったという。

 だが、ウクライナ問題を巡る米露対立が続き、新たな核軍縮交渉を始める環境にはほど遠い。大統領の任期が来年1月までのオバマ氏に何ができるのか。

 08年大統領選でオバマ氏の核軍縮政策の顧問を務めた米核軍縮団体代表のシリンシオーネ氏は「核セキュリティーや核不拡散の分野では進展があったが、核軍縮は進んでいない」と指摘。状況を進展させるためには「ロシアとの交渉で削減すると決めた戦略核兵器を(期限の18年まで待たずに)ただちに実戦配備から外すこと。(今後30年間で)総額1兆ドル(約110兆円)の核開発予算を削減するなどの対策がある」と話す。さらに被爆地の実相を知ってもらうため「上下両院議員に広島訪問を呼びかけるべきだ」と訴えた。こうした声に耳を傾け、核軍縮への道筋を少しでもつけることができるか。オバマ氏は責務を負っている。【西田進一郎、ワシントン会川晴之】

日本 問われる戦略

 「核兵器のない世界を必ず実現する。その道のりがいかに長く、困難なものであろうとも、絶え間なく努力を積み重ねていくことが今を生きる私たちの責任だ」。オバマ氏に続いて所感を述べた安倍首相は、日米が協力して核兵器廃絶に取り組む姿勢を強調した。

 唯一の戦争被爆国である日本と、原爆を投下した当事国である米国の首脳がそろって被爆地・広島の地を踏んだ今回の訪問。核拡散の傾向は止まらず、「核兵器なき世界」の実現が揺らぐ中、政府は核廃絶に向けた機運を再び高める絶好の機会になると考え、数年間にわたって米大統領を広島に招くための準備や環境整備を進めてきた。

 しかし、核廃絶に向けた取り組みの一方、安全保障上は米国の核抑止力に依存せざるを得ないというのが日本の実際の姿だ。北朝鮮は1月に4回目の核実験を行い、弾道ミサイルに搭載可能な核兵器の小型化を目指している。日本周辺には中国やロシアといった核兵器保有国もある。いざとなれば米国が同盟国である日本を守るために核兵器を使用することができる「核の傘」の下にあるという側面は否定できない。

 こうした実態を背景に、政府の核廃絶に向けた姿勢が消極的と批判を浴びてきた。昨年12月の国連総会では核廃絶への法的枠組みの強化を求める「人道の誓約」に関する決議が139カ国の賛成多数で可決されたが、日本は棄権した。決議に反対する米国に配慮した判断だったとされる。

 速やかな核廃絶を求める非核保有国と米国など核保有国との間で板挟みとなる場面では、両者の「橋渡し役」(岸田文雄外相)を目指すと主張してきたが、実際には双方から疑いの目を向けられてきた。

 オバマ氏の広島訪問は、日米同盟の強化を内外に印象づけた。首相は所感を述べる中で、日米同盟を「世界に希望を生み出す同盟」にするとの決意を改めて示したが、いかに核廃絶を目指すかは説明しなかった。

 だが、核不拡散に向けて日本が主導できる分野もある。政府は、大学の訓練用原子炉などで使用してきた高濃縮ウランやプルトニウムを全量撤去する方針を決定。4月には核燃料の撤去や米国への移送などの方針を盛り込んだ「核セキュリティ協力に関する日米共同声明」を発表し、日米両政府で核不拡散に取り組む姿勢を強調している。これまでの発想やしがらみにとらわれない被爆国としての戦略が求められることになりそうだ。【影山哲也】


オバマ米大統領所感 骨子

・第二次世界大戦は広島、長崎で残酷な結末を迎えた。

・我々は原爆で死亡した10万人を超える日本人、多数の朝鮮半島出身者や12人の米国人捕虜を追悼するため広島に来た。

・我々は歴史を直視し戦争の苦しみを防ぐ方法を問う共通の責任がある。

・1945年8月6日の朝の記憶は決して消してはいけない。

・米国と日本は同盟を作っただけでなく、友情を育んだ。

・米国を含む核兵器保有国は恐怖の論理を脱し、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない。

・我々は戦争に対する考えを変え紛争を外交手段で解決する必要がある。

・広島と長崎は核戦争の夜明けではなく、道義的な目覚めの始まりであるべきだ。

 

 

オバマ米大統領広島訪問(その2止) 行動求める被爆地 理想と現実に隔たりも

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「きょうがスタート」

 「被爆地を訪れて核被害の実相を知ってほしい」と求めてきた広島にとって、原爆投下国のトップであるオバマ米大統領による訪問は悲願だった。平和記念公園で献花したオバマ氏は、短時間とはいえ被爆者と面会し、原爆資料館を見学したり原爆ドームの説明を受けたりした。

 オバマ氏と握手した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の坪井直(すなお)さん(91)は「広島に来て、少しでも感じてくれたのだから評価したい。これがきっかけで核廃絶のスタートになる」。松井一実・広島市長は「長い時間ではなかったが被爆の実相に触れ、核兵器廃絶の決意をより強固にしたのではないか」と語った。

 被爆地・被爆者はオバマ氏が2009年のプラハ演説で「核兵器なき世界」を唱えたことに期待したが、その後も核廃絶・核軍縮が遅々として進まないことに失望が広がっていた。被爆70年の節目だった昨年8月6日の広島平和記念式典で、松井市長は「今こそ行動を」と強く促した。

 今回の訪問については「オバマ氏の実績作りに利用してほしくない」(「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」の森滝春子共同代表)などと懸念もあったが、広島市や被爆者団体は歓迎ムードの醸成に腐心した。広島、長崎両市長は「英断」と称賛し、日本被団協は18日に発表した声明で原爆投下責任の追及をあえて盛り込まなかった。「プラハでの約束を実行してほしい」(日本被団協の田中熙巳(てるみ)事務局長)との期待が上回ったといえる。

 ただ、オバマ氏が述べた所感は核兵器廃絶に向けた理念や決意に言及するにとどまった。日本被団協の国際活動に通訳として関わった経験がある西崎文子・東大教授(米国政治外交史)は「広島を見た衝撃が伝わらず、核兵器が減らないことが被爆者を苦しめていることへの想像力に欠けた内容だった」と厳しい。

 今回の訪問で広島は核廃絶運動の拠点としての存在感を高めたが、核廃絶の理想と現実にはなお大きな隔たりがある。米大統領の訪問実現というインパクトを核廃絶の国際的な機運の盛り上げにつなげていけるか。被爆地に改めて課せられた使命だ。松井広島市長は、会長を務めるNGO「平和首長会議」の活動を通じて「被爆地訪問を引き続き呼び掛け、次世代に伝えていきたい」と語った。

 一方、原爆の残留放射能や内部被ばくなどの実態は70年たっても未解明で、原爆症認定訴訟や被爆者と認められていない「黒い雨」体験者の訴訟も決着していない。平均年齢が80歳を超えた被爆者の援護・救済という課題の解決も急がれる。【石川裕士、竹内麻子】


 ■ことば

広島、長崎の原爆被害

 米軍は1945年8月6日午前8時15分に広島に原子爆弾を投下、同9日午前11時2分には長崎にも落とした。熱線や爆風、放射線障害による犠牲者は45年末までに広島が約14万人、長崎が約7万人と推計され、今も多くの人が後遺症に苦しむ。被爆者健康手帳を持つ人は国内外に18万3519人(昨年3月末現在)おり、平均年齢は80・13歳。爆心地近くにいた「直接被爆者」▽救援や親族捜しで爆心地近くに入った「入市被爆者」▽救護活動などで放射線の影響を受けた「救護被爆者」▽胎児だった「胎内被爆者」を交付対象としている。

 

 

韓国人被爆者への言及評価 韓国

 【ソウル曽山茂志】韓国外務省は27日、オバマ米大統領の広島市での演説について、「被爆地で在日韓国人被爆者に哀悼したことを評価する」とコメントを発表した。

 コメントでは、オバマ氏が広島訪問の理由の中で「多くの朝鮮半島出身者を含む犠牲者を追悼するため」と述べた点に触れ、「日本人と同じ立場で明確に言及した点に意味がある」とした。韓国政府は米国に対し、オバマ氏の広島訪問で韓国人被爆者にも配慮を示すよう働き掛けてきた。

 韓国聯合ニュースは同日、オバマ氏が演説で韓国人被爆者に触れたことや、韓国人原爆犠牲者慰霊碑に立ち寄らなかったことを速報で伝えた。

=2016/05/28付 西日本新聞朝刊=

 

 

オバマ氏広島訪問「象徴的意義大きい」 欧米メディア 

2016/5/28 23:24 日本経済新聞

 オバマ大統領の広島訪問を欧米メディアは総じて好意的に伝えた。

 米ニューヨーク・タイムズ(電子版)は27日、「謝罪はなくとも、多くの日本人はオバマ氏の演説や被爆者との対面を歓迎した」と報じた。オバマ政権下で核兵器削減が進んでいない点を指摘し「崇高な理想だけでは不十分」と注文も付けた。

 

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被爆者の森重昭さんと抱き合うオバマ米大統領(27日午後、広島市中区の平和記念公園)

 ワシントン・ポスト(同)は広島訪問を「第2次世界大戦の敵同士が緊密な同盟国になった象徴」と表現。欧州と比べ、歴史認識などを巡る対立が根強いアジア地域の和解を進めるのもオバマ氏の狙いの一つだったとして「全ての当事者が責任を持つ一方、被害者でもある事実を明らかにした」とも指摘した。

 独紙のフランクフルター・アルゲマイネは28日、1面に大きな写真付きの記事を掲載。さらに別面でオバマ氏が掲げる「核なき世界」への評価と、米国の安全保障政策への影響を解説した。「日韓と共に米国主導の対中包囲網を構築するのが狙い」とみている。

 仏紙ルモンド(電子版)はオバマ大統領が歴代大統領よりずっと少数の核兵器削減しか実現できていないとする統計を紹介。「核廃絶に向けてどの前任者よりも熱心だったが、残念な数字を残すことになる」と指摘した。ただ核軍縮が進まなかったのは「米上院の支持を得るためだった」との側面も示し、米議会が必ずしも協力的でないという内情もあるとした。

 英BBCはオバマ氏と被爆者らとの抱擁が「多くの日本人に深く印象づけられただろう」と述べた。核軍縮の停滞を指摘する一方で「原爆を投下した唯一の国の指導者が犠牲者に献花した象徴的な意義は大きい」とも報じた。

 

 

アメリカのメディアは、オバマ大統領が現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問したことについて詳しく伝えています。

このうち有力紙、ニューヨーク・タイムズは「オバマ大統領が広島への原爆投下について、『人類が自分たちを破壊する手段を手にした』と述べた時のゆっくりとした慎重な言い回しは、大統領が最も重大な発言をする時だけに用いる口調だった」と描写しています。

そして、「オバマ大統領の訪問決断の背景には、日米同盟の強化に取り組む安倍総理大臣に報いたいという思惑もあった。元海兵隊員が逮捕されたことを受けて再び関係は緊張したが、アメリカ軍と自衛隊の連携はますます緊密になっていくだろう」と分析しています。

一方で、「今回の訪問は、歴史問題を巡ってぎくしゃくするアジア地域にさざ波を起こすかもしれない」として、中国や韓国が、日本が戦争で受けた被害を強調しているとして、不満を強める可能性があると指摘しています。

また、有力紙、ワシントン・ポストは「歴代の大統領は、トルーマン大統領が決断した原爆投下に対する謝罪と受け止められることを恐れ、広島を訪れることができなかった。しかし、オバマ大統領とその側近たちは、謝罪ではなく両国の同盟の絆を強調し、核兵器の危険性を訴える訪問とするための機が熟したと判断した」として、今回の訪問を評価しています。

そのうえで、「ホワイトハウスはことし12月に真珠湾攻撃から75年の節目を迎えるにあたり、安倍総理大臣が現地を訪れることを歓迎するとしている。ある政府当局者は、安倍総理が来なければ驚きだとまで述べている」としています。

アメリカ国内には、大統領が広島を訪問するならば、日本の総理大臣も真珠湾を訪れるべきだという意見があり、今後、こうした世論が強まることも予想されます。

元米兵の団体「大きな意味があったのでは」

アメリカのオバマ大統領が、現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問したことについて、太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜となった元アメリカ兵などで作る団体のジャン・トンプソン会長は、NHKの取材に対し、「オバマ大統領の演説は、多くの点で力強いものだった。特に大統領が被爆者を抱きよせ、ことばを交わす様子は、日本の人たちにとって大きな意味があったのではとないかと思う」と評価しました。

一方、この団体は、当初、広島を訪問するオバマ大統領に同行する意向を示していましたが、ホワイトハウスから招待できなくなったとの通知を受けたとして、訪問を見送っていて、トンプソン会長は「元アメリカ兵のメンバーも招待して欲しかったと思う。そうすれば、アメリカと日本の戦争の歴史のそれぞれの側面を象徴的に示すことができたはずだ」としています。

また、全米で最大規模の「対外戦争退役軍人会」は、オバマ大統領が広島で述べた所感については特にコメントはしないとしたうえで「争いがない世界を築くことは、すべての人々が共有すべき目標ということだ」とする声明を出しました。

 

 

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状況理解「力」と、是々非々「力」。 (K)
2016-05-30 22:09:22
> 1割程度の700発減らしただけで、アメリカはいまだに7000発以上の核弾頭を保有しています。

ロシアとのバランスを取らざるを得ない状況であると理解するべきです。
ブッシュ大統領が5000発以上削減できたのは、ロシアより多く持っていたからであり、現在とは状況が異なるわけです。


> オバマ大統領は岩国基地には立ち寄って演説もしたのに、長崎にはいかない
> 被爆の実相を知ろうという気が全くない、傲慢な態度には私はむしろ憤慨しました。

恐らく、オバマ大統領への期待値が高すぎたのが憤慨された原因でしょう。
ただ、アメリカ人の立場は今でも、「核兵器が戦争を終わらせた」「核兵器でより多くの日本人を救った」「そもそも、先に攻撃してきたのは日本だ!」です。
こういった状況下で、アメリカの大統領があまりに下手に出てしまえば、国内からの反発を受けることは間違いないわけで、そんな中での訪問ですから、最大限バランスを取られたのだろうと思います。
現に、「日本の総理大臣は、いつ真珠湾に来るのか?」といった発言がアメリカから出ており、広報官も「日本の総理大臣が訪問しなかったら、驚きだ」と答えるのなど、今回の訪問によるネガティブなイメージを取り払うのに躍起になっているぐらいですから。
「オバマ大統領が来てくれた」と手放しで喜ぶわけでもないですが、評価すべきは評価したいと思います。
はぁ…。 (リベラ・メ(本物の))
2016-05-30 22:13:59
「change!yes,we can!」が遥か遠くに聞こえる、今日の記事…。流石のオバマ大統領も、change出来なかった…。闇が広がる…。
Unknown (とら猫イーチ)
2016-05-30 23:48:56
 オバマ大統領個人は、諸々の軋轢のある中で、広島訪問を現役大統領として初めて決断されたので、それ自体は、評価すべきでしょう。

 元米兵捕虜の同行も無かったので、妙な政治的打算は無かった、と思いたいです。

 妙な思惑を持っていたのは、安倍首相でしょう。 

 それはそうと、御論稿の冒頭にある写真の背中を見せた人物。

 大統領を見送る日本のSPかと思いきや。 首相ですか。

 お一人で。。。SPも附かず。 

 大統領護衛のシークレット・サービス要員が、不躾にも首相を見据えている中で。 

 無様に観えるとも思わなかったのでしょうか。 もう少し、御自分の立場を考える、と思ったのですが、大統領の前では、卑下するのでしょうか。 

 支持する、しないは別にして、これが我が国の首相、とはね。 
核の起爆装置持参は本当だった (バードストライク)
2016-05-31 00:07:14
ネット工作員Kがうざい。アメリカ厨らしい。こんな奴は放っておいて・・・


>  「核のフットボール」とは、黒皮に包まれた重さ約20キロのアタッシュケースをさす俗称で、中には米大統領が核兵器の使用を許可するための通信機器が入っています。
大統領がホワイトハウスを離れる際には、このアタッシュケースを持った軍事顧問が必ず大統領に同行するいわば起爆装置です。


この話を今朝、ネット上のどこかで読んだのだが思い出せない。そして、作り話だろうと思ったが、ここに写真も載せられているし、本当だったんだ!

そんなもの携行して大丈夫なの? 飛行機事故なんかの際、衝撃で作動しないのだろうか。第一、物騒すぎる。二回も核爆弾を落としておいて、今なおそれにつながるものを日本に持ち込むなんて・・・


今回のオバマ広島訪問で、我が国マスコミの大政翼賛体質がまたも露呈、しかも

アメリカ様 >>> アベ

もはっきりわかった。
マスコミ報道を盲信し、丸め込まれてしまう悲しい国民性も。
次の選挙も自民の大勝であろう。


被団協の人々がオバマ訪問を歓迎したのは、もう憎み続けるのに疲れたのかもしれない。憎むのにもエネルギーが必要だが、みんな老いてしまったから。オバマ来広と引き換えにアメリカを赦し、この世の旅立ちの前に心の荷を下ろしたかったのだろう。責められない。
でも、マスメディアはその報道姿勢でいいのか? それこそ、「別視点」w を提供する必要があったのではないか。


今回のエントリは、管理人様の長年の関心事で、裁判に関わり、被爆者にお知り合いも多数いらっしゃるのでありましょうから、なかなか力が入っていて読み応えがありました。
Unknown (篝)
2016-05-31 00:09:43
主様の言う通りの言動をオバマ大統領がやってくれたら100点満点でしょう
しかしオバマ大統領はもっと核弾頭をバンバン減らしたくても、アメリカ国内の反発がありますからね
いくら減ったとはいえ過半数が原爆投下は必要と回答してるアメリカでバンバン核弾頭を減らし核のボタンも持たないなんてやるとつぎの大統領候補のトランプが核が抑止力になるとか言ったら反動でアメリカ国内の世論味方に寧ろ今より核が増えかねないですよ。
だから無理に核弾頭を減らせないし長崎にもいけない。
100を目指して0になるより30でも40でも良いじゃないですか
今までずっと0やったんですから
それよりオバマ大統領と被爆者の方との抱擁で自分の手柄かのようにテレビに映ろうとする安倍に腹立ちますわw
安倍首相だからオバマ大統領が来たんやなく、まあ任期終わりで実質的な事は出来ないとはいえ、オバマ大統領の良心から広島訪問となった訳で
ああ・・・そうゆうこと (バードストライク)
2016-05-31 01:57:38
木村結氏のツイート

> オバマ氏とハグした森さんは被ばく死した米兵捕虜12人の遺族を探し出した。それは米国で映画にもなり、森さんは日本ではなく、米国政府から式典に招待されていた。 //
次回が有れば合格 (kei)
2016-05-31 09:57:12
「核なき世界」の実現を阻むもの
http://www.videonews.com/marugeki-talk/790/

これもある意味「バーター」に阻まれているのですね。

オバマ大統領は退任時にノーベル平和賞を一旦返却なさって頂き、退任後に小泉元総理と共に世界中の原爆・原発被爆者への懺悔行脚をなさって頂きたい。
彼らに出来ることは世論を振り向かせることぐらい。出来上がっているシステムを変えるのは、そのシステムに乗って頂上に居る人には無理。
うちの母は「ヘリからカバンを捨てればいいのに。」と自由な発言してましたけども。

遠い道のりですが、とにかく「俗説」である「原爆が戦争を終わらせた」というイメージを変えさせることが先のようです。
歴史修正主義者が頑張れば頑張るほど、それが遠のくのです。
演説 (Benny)
2016-05-31 20:41:43
以下は個人的な感想である。

オバマ大統領が広島で行ったスピーチ。
感動したとか、「一語一語に力がある」などの評が散見されたので、原文訳文ともに読んでみた。

申し訳ないが、私には何の感慨も湧かない演説だった。
全方位に気を遣っているだろうことは伝わってきたが。

M.L. King Jr. や、Charlie Chaplin (The Dictator)の演説を聞いた時には、腹の底から魂が震える思いをしたのだが。これはどうしたことか。
KingやChaplinの演説は、どうしても、何が何でも今君たちにこれを言っておかなければならない、というような、切実なる想いが行間からほとばしっていた気がする。
You are not machine! You are not cattle! You are men!
君たちは機械ではない、家畜でもない、人間だ!

今回の演説で、オバマ氏は誰に向けて言葉を発していたのだろう。この演説後、どちらに向かって進もうと言いたかったのだろう。
私にはどうにもわからなかった。
たぶん私の精神に問題があるせいだろう。
演説2 (Benny)
2016-06-09 15:42:20
当ブログにもリンクがある「のら猫 寛兵衛」氏の記事を今更読んだ。大変得心のいく内容で、思わずコメントも残してしまった。
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2016-05-28#more

まさにこういうことを私は感じていた。どうやら必ずしも私の感覚に問題があるというわけでもなさそうで、少し安心している。
引用に (陽秋)
2016-06-10 21:41:56
初めての訪問になります。
共感しました。はじめの16行ほどを引用したいと
思ったのですが。  (5月30日の、)
「私も核兵器廃絶を」から「「子ども」ではありません」の部分です。
僕のブログの<コラム2>に引用掲載させていただく
予定ですが。
いかがでしょうか、よろしくお願いします。
引用元だけ書いていただいて (ray miyatake)
2016-06-11 10:54:34
ぜひ引用してくださいませ。

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