2014年12月9日、中日新聞が旧民主党の一部議員たちと中部電力労働組合との間で、原発推進の協定が取り交わされていることをすっぱ抜きました。電力会社の労働組合も原子力ムラの一員であることと、同時に民主党も連合加盟の労組を支持基盤にしていることが、脱原発をなかなか貫徹できない大きな要因であることが暴露されたのです。
『衆院選で、東海四県(静岡、愛知、岐阜、三重)の中部電力管内から小選挙区で出馬した民主党候補者二十五人のうち少なくとも十八人が、民主党の支持母体である連合傘下の中電労組(組合員一万五千人)と「核燃料サイクル」の推進や「原子力の平和利用」を明記した政策協定を結んでいたことが中日新聞社の調べで分かった。協定は、労組が候補者を「推薦」するかどうかを決める際の条件だが、同党は衆院選公約で二〇三〇年代の原発ゼロを掲げている。
中電労組が作成した協定書によると、使用済み燃料を再処理して再び使えるようにする核燃料サイクルについて「自給可能なエネルギー源」と位置付け、「安全・安心を最優先に進める」と明記。原発の推進などを意味する「原子力の平和利用」も、同様に「進める」と記載している。
民主党は衆院選公約で、三〇年代の原発ゼロに向け「あらゆる政策資源を投入」とうたい、公約を補完する位置付けの「政策集」では、核燃料サイクルを「本質的な必要性」などを含めて「あり方を見直す」と書いている。
本紙が陣営などに確認したところ、政策協定を結んだ民主候補は愛知が八人、岐阜と三重がそれぞれ三人、静岡が四人いた。』
南海トラフ大地震が直撃する中部電力の浜岡原発(静岡)。
浜岡原発に南海トラフ大地震に備える防潮堤完成!だが、いかにも薄い!!
民進党の新しい政調会長に就任した山尾志桜里さんは当時、前回の衆議院選挙で惜しくも落選して浪人中で、同月の総選挙を控え、支持者からあなたも中部電力と協定を結んでいるのかと問い合わせが殺到したようです。
そこで、ブログを更新し、あわせて以下のようなツイートをしました。
私は、中電労組と原発推進協定を結んでいません。今朝中日新聞一面を受けてたくさんの方からお問い合わせを受けています。私はこの愛知で協定を結ばなかった候補の1人です。誤解されている方がもし周りにいたら、どうか誤解をといて下さい。http://t.co/YxOei2yWqH #総選挙
— 山尾しおり (@ShioriYamao) 2014年12月9日
山尾しおりブログより
私は、中電労組と原発推進協定を結んでいません
2014年12月 9日
私は、中電労組と原発推進協定を結んでいません。
ですから、協定を前提とした推薦も受けていません。
原発政策について考え方が違うので、致し方ないことだと思います。
推薦のために、私の「原発ゼロ社会をつくる」という信念を変えることはできません。
また、推薦は受けてませんが、電力会社で一生懸命働いている勤労者の皆さんのことは、そのご家族含めて、大切に思い、その暮らしを守るため頑張りたいと思っています。
国策として推進されてきた原発に、根本的な責任をもつべきは、あくまで国。
あの福島で今もなお、必死に事故の影響を小さくするため働いている皆さんのことを思えば思うほど、二度と、元きた道をたどってはいけないと思うのです。
今日の中日新聞一面「民主候補が原発推進協定」の記事を受けて、たくさんの方からお問い合わせを受けています。
私は、この愛知で協定を結ばなかった候補の1人です。
ホームページなどを通じて、ご質問下さったみなさま。
これが事実であり、私の率直な心情です。
記事を読んで誤解されている方がもし周りにいたら、
どうか誤解をといて下さい。
原発のない社会を望む多くの皆さん。
私に、力を貸してください。
検事を辞めて、一階は当選した選挙に落ちて浪人中。
大きな表まとめが期待できる大労組の支持はのどから手が出るほど欲しかったでしょう。
しかし、原発ゼロの信念を曲げずに裏取引を拒否したしおりん。
このブログを拝見して、私も山尾さんを民進党の代表にしようという署名に賛同しました。
この機会に皆さんもぜひお考えくださいませ。
ネット署名
山尾志桜里議員を民進党の代表にしてください!
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民進党自体を支持していなくても、今この時がどういう時期か、今度の国政選挙がどういう意味を持つかを考えれば、民進党の代表は岡田さんより山尾さんの方がふさわしいと思われる方は多いのではないでしょうか。
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中日新聞 静岡ニュース
民主候補が「原発推進」 中電労組と協定
◆県内は4人
衆院選で、東海四県(静岡、愛知、岐阜、三重)の中部電力管内から小選挙区で出馬した民主党候補者二十五人のうち少なくとも十八人が、民主党の支持母体である連合傘下の中電労組(組合員一万五千人)と「核燃料サイクル」の推進や「原子力の平和利用」を明記した政策協定を結んでいたことが中日新聞社の調べで分かった。協定は、労組が候補者を「推薦」するかどうかを決める際の条件だが、同党は衆院選公約で二〇三〇年代の原発ゼロを掲げている。
◆推薦条件、党公約と矛盾?
中電労組が作成した協定書によると、使用済み燃料を再処理して再び使えるようにする核燃料サイクルについて「自給可能なエネルギー源」と位置付け、「安全・安心を最優先に進める」と明記。原発の推進などを意味する「原子力の平和利用」も、同様に「進める」と記載している。
民主党は衆院選公約で、三〇年代の原発ゼロに向け「あらゆる政策資源を投入」とうたい、公約を補完する位置付けの「政策集」では、核燃料サイクルを「本質的な必要性」などを含めて「あり方を見直す」と書いている。
本紙が陣営などに確認したところ、政策協定を結んだ民主候補は愛知が八人、岐阜と三重がそれぞれ三人、静岡が四人いた。
推薦を受けた岐阜の候補者は、政策協定と党の方針は「矛盾しない」と回答。再生可能エネルギーの供給量を現在の需要に見合うよう即時に引き上げるのは「時間がかかりすぎる」ことを理由に挙げた。静岡の候補者は「現実的にゼロを目指すことが大事。原発で働く人の生活の保障は当然だ」と話した。一方、「党の脱原発の方針と矛盾する」として労組との協定を結ばない愛知の候補者もいた。
推薦があれば、票のとりまとめや陣営スタッフの派遣を受けられる。ある陣営関係者は「労組の票は固い。自民に勢いがある現状では、固定票として、のどから手が出るほどほしい」と打ち明ける。
中電労組は、一二年十二月の前回衆院選でも、民主党の候補と協定を結び、大半に推薦を出している。労組幹部は「われわれが必要と考えるエネルギー政策にご理解いただける候補を応援するのは当然だ」と話している。
- 2016年3月17日 日刊ゲンダイ
党名だけは「民進党」と決まった野党新党。しかし、世論調査では、新党に「期待する」は31%、「期待しない」は57%と、国民の期待はまったく広がっていない。このままでは7月の参院選は苦戦必至。そこで民主党内では、参院選の前に、選挙の顔になる、あっと驚く“新代表”を擁立するウルトラCが浮上している。
■岡田代表では夏の参院選は苦しい
新党名から「民主」の文字が消えたうえ、国民の支持も広がらないことで、民主党の若手中堅議員は、岡田執行部に対して不満タラタラだ。
「党名も綱領もロゴも変えるのなら、代表も代えるべきだ」「執行部は即刻辞任だ」「岡田代表では選挙に勝てない」と、岡田退陣を求める声が噴出している。
実際、岡田代表では、夏の参院選は苦しい。衆参ダブル選挙になったら、「民進党」は結党から3カ月で瓦解する恐れがある。自民党の伊達忠一参院幹事長にまで「党名より代表が代わることを心配していた」とバカにされる始末だ。民主党議員がこう言う。
「自民党に選挙で勝利するためには、岡田さんに代表を辞めてもらうしかない。本人は、参院選に負けたら責任を取る、と宣言していますが、負けてからでは遅い。一番いいのは、3月27日の結党大会の時、岡田代表に『私の責任は新党結成までだ』『代表を辞任したい』『皆さんで新しいリーダーを選んで欲しい』と語ってもらうことです。新しい顔を選ぶとなったら、新党に対する国民の期待も膨らむはずです」
いま、民主党議員が密かに期待しているのは、なんと、まだ当選2回の女性衆院議員、山尾志桜里(41)の代表就任だという。安住淳国対委員長代理あたりが、擁立に動いているという。
たしかに、山尾議員が新代表に就けば、「民進党」にブームが起きる可能性がある。なにしろ、衆院予算委員会に4回立ち、毎回、安倍首相をタジタジにさせている。「保育園問題」に火をつけたのも、山尾議員だ。
普段、野党議員に厳しい飯島勲内閣参与まで、「民主“救いの女神”山尾志桜里」と、最新号の「週刊文春」でベタ褒めしている。
「いま、安倍首相が一番嫌がっているのが、山尾さんです。まだ41歳、当選2回なのに、山尾さんは首相と対峙しても、まったく臆することがない。鋭い舌鋒で、安倍首相をたじろがせています。しかも、キャンキャン吠えるわけじゃない。一つ一つ事実を押さえながら、論理的に安倍首相のいい加減さを追及しています。さすがは、東大法卒の検事出身です。ミュージカル『アニー』の初代主役だけに華もあります」(政界関係者)
どうせ新党を結成するなら、「民進党」は、安倍首相が一番嫌がる議員をトップに就けた方がいいのではないか。
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ブログやSNSなどで国民側からブームを起こさないといけないですから、イメージは大事ですね。しおりんならもしかしたらブームが沸き起こるかもしれない…
特に原発ゼロの信念を曲げずに裏取引を拒否した、という点はしおりんブームの原動力になりそうです。
女性や若者の置かれた現状に対するしおりんの認識は正しいと思うのですが、
しおりんのインタビュー記事を読んだだけでは果たしてしおりんが(というか民進党)がどういう対策を考えているのかがイマイチ良くわかりません。
未来の子どもに対する責任なんだから財政健全化は大事。その縛りの中で若者や女性に対する対策をする事こそが、責任を果たす大人として正しい態度ですよ、的なことを言われないか不安が残ります(これは官財が喜びますよね…)。
安保法は廃止を目指すんですよね?
そのあと“僕たちの戦争法案”を出したりしないんですよね。(出したら官財が喜びますよね)
憲法改正は「しない」んですよね?
改憲は「優先順位が低い」とかいうレベルにされちゃうと、政権をとったら「優先順位が上がっちゃって」、共産党を放り出して、緊急事態条項に賛成のお仲間たちと、まさか公明党も参加してどのみち緊急事態条項新設するなんて、そんなこと、まさかまさかないですよね…
止められない程のしおりんブームが起こったとしたら、財界もしおりんに投資してメディアを使ってブームをもうひと押ししてくれたりするのかな?
てことは、どのみち財界に損なし?
などなど。
分からないなりに色々最悪なことを考えてみても、
それでも安倍の改憲よりはマシなんだろうと思って耐えます。
心から応援できるまともな政党作れよな!
民進党を真に国民の政党に変えたい。
そう願う方は、「冷笑主義に陥らず」効果があるかもしれないことは、全てやってみませんか?
よろしくお願い申し上げます。
強力に支援をしていかないといけないと感じます。
彼女だけが重責を担うようでは
福島瑞穂のように右翼のターゲットに
されて潰されてしまう。
それではあまりに不幸です。
日本を右翼勢力の侵略から開放するためには、
組織化を急ぐ必要があると感じます。
このツィート、
>私はこの愛知で協定を結ばなかった候補の1人です。誤解されている方がもし周りにいたら、どうか誤解をといて下さい
私は他の民主党(現民進党)の人たちとは違う、というのではなくて、この協定に積極的だった党員が多数いるということを受けて、「党内にも働きかけていく」のようにしてくださっていたら、もっと応援したくなったかな、と思います。
容姿が話題になるのは少し残念。この人が男性であっても、どんな容姿であっても、応援するときは応援したいです。
安倍さんへの姿勢が話題ですが、新たな役を得て、党内にも同じような姿勢で野党第一党を盛りたてていってほしいですね。
民進党がはっきりしないのはこの党自体が持つ特性で、誰が代表かということがそれほど重要でしょうか。山尾さんが代表になったら党の方針が変わったり、右派を処分するとかあるのでしょうか。
ある意味、共産党の「野党連合政府」に乗らず、でも野党共闘はする、という風に民主党(民進党)のメンツを立てながら自民党に対抗しようとする方向に持って行ったのは、岡田さんや枝野さんの粘り腰が勝ったということではないですか(そのやり方を私が支持しているという意味ではありません)。
個人的に、山尾さんにピンとくるものがない、ということが大きいのですが、彼女は現状ではエース格でいる方が魅力を発揮できるのではないでしょうか。
今度の選挙で負けることが何を意味するか、そのことに対する不安は宮武さんに負けないくらい私にもあります。
少し前のきっこさんのtwitterに、下のようなものがありました。
あたしだって世論調査で「民進党に期待しているか」と質問されたら「期待していない」と答えるよ。だけど選挙になったら自民党の議席を1つでも減らすために民進党に投票するよ。多くの有権者はあたしと同じだと思うよ。「期待しているかいないか」と「どこに投票するか」は別問題なんだから。
私はこのつぶやきにピンと来るものを感じました。
前回の投稿でも書きましたが、「まだまし」論法で行くしかないと思うのです。
いまだ他人事のように日本の現状を考えている人たちに、それは「わがこと」であること、そういう日本を変えて行くためにはヒーローやヒロインの登場を待つのではなく、一歩一歩変えて行くしかないことを、少しでも多くの人たちに伝えて行くことが今の私たちにできることではないでしょうか。
山尾志桜里議員のキャッチフレーズのようです。
山尾議員は保育所、子育てで世間からちやほやされています。
神奈川新聞の「時代の正体 安倍政治を考える 山尾志桜里氏が語る」という連載記事で2017年11月の某日「子育て支援に再び全力」で山尾議員は次のように述べられています。
「このためには、年間5兆円前後が必要となる。したがって教育無償化を掲げながら消費税を否定するというのはあまりにも矛盾している」
そして、こうも述べらています。
「これまで『増税が必要』と言っていた政治家たちが一斉に『増税凍結に回った』
「私も民進党の政調会長だった昨年、消費増税先送り法案を自らの名前で出している。その責任を感じている」と。教育無償化などの子育て支援策を実現していく上での財源として「消費税増税」をしっかりと位置づけ、実行すべきだと言っているのです。
弁護士だから、経済や税制は門外漢ということなんでしょうか。
でも、税による所得の再分配、富の公平な分配のための税制 ぐらいは知っておいていただきたいものです。逆進性の高い消費税の増税だけを財源としてとらえる姿勢のどこに「格差の小さい 持続可能な未来を 子供たちへ」があるのでしょう。なぜ、「大金持増税、庶民減税」を訴えないのでしょう。看板に偽り有り、まさに「羊頭狗肉」です。
山尾志桜里議員を持ち上げているマスコミや、市民団体も同罪ですね。