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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

だめかあ!?放射能汚染水浄化わずか1時間半で停止 循環注水冷却継ぎ手から漏水!あと100個同じ継ぎ目

2011年06月28日 | 福島原発事故


だめですね。。。。。

システムが全長4キロで100も継ぎ手があるんですから、圧力がかかればどこかから水が漏れるのは仕方ないのか。。。


今回もシステム起動から、わずか1時間半で漏水し、たった2分で1トンも水が漏れてしまいました。

放射能汚染浄化処理済みだから大丈夫っていうんですが、政府と東電の「大丈夫」ほど当てにならない物はないですから。。。


 

汚染水処理システムの柱は米キュリオンのセシウム除去装置、仏アレバの除染装置の2つ。油や塩分を取り除く装置をつないで使っています。6月5日に建設を終え、翌日から真水を入れて実際に動くか試験を始めた。しかし6月10日にはキュリオンの装置の弁など十数カ所で水漏れが見つかり中断。修理後に低濃度汚染水で試験を再開したが16日にも水漏れが起きたました。翌日ようやく高濃度汚染水を通したがキュリオンの装置周辺の放射線量が異常に高く、運転を停止。その後もアレバの装置のポンプなどでトラブルが続いて再び停止したままになっていました。

ガンバレ!浄化システム!! 動かないと高濃度放射能汚染水11万トンが7月5日にあふれ始める 



この処理が上手く行かないと7月5日に高濃度放射能汚染水11万トンが溢れ出します。もし梅雨の大雨がそれまでに来たらもっと早くに溢れ出す可能性もあります。


下の毎日新聞の記事にあるように、東電と政府が「冠水」(原子炉を水浸しにして冷却する)にこだわったのですが、それは原子炉格納容器が損傷していないことが前提でした。あれだけ爆発が起きたのに、「メルトダウン」は起きていないと強弁するから、格納容器損傷はないという前提での対策しか考えられなかった。

今回は時間がないので配管の水漏れチェックもしないままの稼働でした。


本当はもう手遅れの循環注水浄化作戦。


そして、浄化に成功しても浄化できた後に残った超高濃度放射能汚染汚泥の処理方法はない。


罪深き我々をお許しくださいと、システム再々起動を、天に祈るしかありません。








。。。起動戦士ガンダム。。。。。すみません!

 

 

 

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漏水停止、同じ配管100カ所 循環冷却再開へ点検

2011年6月28日11時56分 朝日新聞

東京電力福島第一原子力発電所で高濃度の放射能汚染水を浄化しながら原子炉に戻す「循環注水冷却」が、水漏れのため開始後1時間半で停止した問題で、水漏れしたのと同種の配管の継ぎ手が100カ所あることがわかった。東電は28日、これらを総点検し、循環注水冷却を再開する。東電は27日の注水開始にあたって、配管の水漏れの有無をチェックしていなかった。

 

 

 東電は27日午後4時20分から循環注水冷却を本格稼働させた。しかし、わずか1時間半後の午後5時55分、作業員が水の流量を調整中に、注水する水をためておく仮設貯蔵タンクの出口付近の配管の継ぎ手が抜けたのを見つけた。

 漏水は約2分後に止まった。締め付けがゆるんでいたことが、継ぎ手が抜けた原因の可能性があるという。漏水量は1トン程度という。

 

 

 

 ◇「冠水」こだわり遅れ

 東京電力福島第1原発で27日、汚染水浄化システムが本格稼働し、処理した汚染水を原子炉の冷却水に再利用する「循環注水冷却」が始まった。安定運転が続けば、原子炉の安全な状態である冷温停止の達成が視野に入る。しかし、稼働直後に汚染水を移水するホースで水漏れがあり、今後も問題なく稼働できるか不透明だ。

 現在、最大の課題の一つが汚染水だ。原子炉の冷却には水を注入しなければならないが、注入するほど汚染水が発生。汚染水は作業を妨げ、一部は海に漏れた。システムの安定稼働は「炉心の冷却」「汚染水の低減」の両立をにらんだ神経戦からの解放になる。

 だが、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が27日の会見で「何もなく進むことはない。安全管理に努めてほしい」と語ったように、楽観できない。

 まず、11万立方メートルもの汚染水処理は前例がない。システムは全長4キロに及び、トラブルが懸念される場所は多い。処理に伴って年末までに発生する約2000立方メートルの高レベル放射性廃棄物汚泥(スラッジ)の保管方法のメドも立っていない。

 そもそも、循環注水冷却の実施は、政府と東電の「希望的観測」で遅れた。東電が4月に発表した最初の工程表には循環注水冷却ではなく、格納容器全体を水で満たして冷却する「冠水(水棺)」が収束の決め手として明記された。ところが、その後の分析で、格納容器に穴が開いていると判明。注水するほど汚染水が発生することが裏付けられた。メルトダウン(炉心溶融)や格納容器の損傷はないとしてきた政府と東電の対応が、初動対応を遅らせた。

 日本原子力学会のチームは、事故から約2週間後の3月28日に循環注水冷却を提言した。チーム代表の奈良林直・北海道大教授は「冠水にこだわり時間をロスした。データを分析すれば格納容器の損傷は当初から明らかだったはずだ」と話す。【中西拓司、岡田英】

毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊

 


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