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高市総務相が、2016年2月8日、9日と国会の審議で連続して、放送局に対する電波停止処分について言及した問題。
これはテレビ局の報道の自由を侵害する憲法違反の行為をすると断言したものですから、大変に重要な出来事に違いありません。
しかも反省もなく、連日同じような答弁をしたということで、各マスコミが一斉に報道しているのですが、なんと当事者であるNHKが全く報道していないことがわかりました。
NHKニュースのホームページで、8日から10日午後1時までの政治ニュースを全部並べてみたところ、以下の通り。
- 民主 安住氏「金融政策の大幅な転換を」 (2月10日 13時02分)
官房長官 北朝鮮への独自制裁決定に向け最終調整 (2月10日 12時58分)
衆院選挙制度見直し 自民“当面 定数を維持” (2月10日 12時12分)
甘利前大臣巡る問題 首相が改めて陳謝 (2月10日 12時03分)
中医協が診療報酬の改定案を答申 (2月10日 11時48分)
自公 新年度予算案 今月中の衆院通過の方針確認 (2月10日 11時11分)
独自制裁強化 全船舶の入港禁止などで最終調整 (2月10日 5時11分)
機密情報共有の協定締結を 韓国へ働きかけ強める (2月10日 4時57分)
民主と維新 連携進むか不透明な情勢 (2月10日 4時13分)
衆院定数削減は付則に明記 自民が意見集約へ (2月10日 4時11分)
国民健康保険 平成26年度は3585億円の赤字 (2月9日 19時05分)
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民主と維新 財政再建へ独自法案 衆院に共同提出 (2月9日 20時53分)
参院も北朝鮮ミサイル発射への抗議決議可決 (2月9日 17時24分)
赤字国債など発行の特例法案 衆院で審議入り (2月9日 15時30分)
衆院 北朝鮮ミサイル発射への抗議決議可決 (2月9日 13時54分)
日韓首脳も北朝鮮への制裁決議迅速採択で一致 (2月9日 13時43分)
再生可能エネルギー買い取り制度 法改正案決定 (2月9日 13時22分)
丸川環境相 被ばく線量目標巡る発言を陳謝 (2月9日 12時52分)
日米首脳 安保理で北朝鮮に厳しい制裁決議を (2月9日 12時18分)
政府 ジカ熱への当面の対応策など決定 (2月9日 11時15分)
麻生副総理 金融機関経営への影響を検査監督 (2月9日 11時34分)
外相 北朝鮮に独自制裁強化への検討急ぐ (2月9日 10時46分)
南スーダンPKO 8か月延長を閣議決定 (2月9日 10時16分)
「長崎の教会群」 世界遺産への推薦書取り下げ (2月9日 9時45分)
児童扶養手当 加算増額の改正案を閣議決定 (2月9日 9時36分)
野党5党 安保関連法廃止法案を共同提出で調整 (2月9日 6時16分)
自民 一億総活躍社会実現へ具体策検討へ (2月9日 6時11分)
破壊措置命令終了後も警戒・監視は継続 (2月9日 6時02分)
参院の改憲勢力3分の2「望ましくない」が上回る (2月9日 5時27分)
国会 北朝鮮のミサイル発射できょう抗議決議 (2月9日 4時00分)
五輪相と五木ひろし氏会談 「五輪テーマ曲を」 (2月8日 20時38分)
経団連会長「政治献金は特別な見返り求めてない」 (2月8日 20時24分)
NHK世論調査 各党の支持率 (2月8日 19時26分)
安倍内閣 「支持する」50% 「支持しない」34% (2月8日 19時00分)
「九条の会」が憲法巡る首相の発言に抗議 (2月8日 18時10分)
官房長官 台湾地震で100万ドル規模の支援 (2月8日 18時07分)
首相 自民案参考に独自の制裁強化検討へ (2月8日 17時48分)
首相官邸に太宰府天満宮から梅の盆栽 (2月8日 17時41分)
「破壊措置命令」終了 自衛隊の各部隊撤収へ (2月8日 17時23分)
拉致被害家族「制裁理由に拉致も明記を」 (2月8日 16時43分)
首相 北朝鮮への独自制裁強化 検討急ぐ (2月8日 15時02分)
通告解除踏まえ破壊措置命令終了するか検討 (2月8日 13時56分)
官房長官 拉致問題の早期解決目指す方針変わらず (2月8日 12時38分)
北朝鮮ミサイル発射 あす衆・参で抗議決議へ (2月8日 21時16分)
外相 日本独自の制裁強化へ検討急ぐ考え (2月8日 11時46分)
外相“より強力な制裁決議へ 議論加速を” (2月8日 9時57分)
国会 北朝鮮ミサイル発射受け非難決議へ (2月8日 6時51分)
北朝鮮ミサイル 日米外相“日米韓連携が重要” (2月8日 5時55分)
京都市長選 現職の門川氏が3選 (2月8日 5時00分)
GPIFの直接運用 3案併記の提案取りまとめ (2月8日 4時56分)
国会 与野党の論戦 さらに活発になる見通し (2月8日 4時12分)
政府 先行して日本独自の制裁強化も (2月8日 4時10分)
たとえば、2月9日には、丸川環境相が放射線の除染基準を1ミリシーベルトにしたことに科学的な根拠はないと放言したことを陳謝したことは報道しているのですが、高市総務相の暴言に関する記事は一つも見当たりません。
安倍内閣の閣僚が次々と記憶喪失に!島尻北方担当相「はぼ、何だっけ?」、丸川環境相「反放射能派?」
私は、もし、総務大臣の行政指導に従わない場合は罰則として電波停止処分があるということをちらつかせて行政指導をしてきたときは、もう行政指導自体に従わなければならない法的義務が発生していることになる、従って、行政指導の名目で厳重注意などがなされれもその実質は行政処分だから、処分取り消しの行政訴訟が起こせると書きました。
高市総務相が放送法4条違反の放送局の電波停止の可能性を明言。これで「行政指導」も取消訴訟の対象に。
しかし、虚しいですね。
そもそも高市発言が問題視されていること自体を報道もできないのですから、行政指導に対して行政訴訟を起こすなんて抵抗、できるはずがありません。
さすが、自民党に呼びつけられたときにホイホイでかけていくだけのことはあります。
一番の当事者、当の被害者本人がやる気ゼロなのですから、代理人弁護士の出番はなさそうです。
もうNHK自体のことなんてどうでもいいのですが、ことは権力による憲法違反の行為を許さないという立憲主義の問題ですから、捨て置けないのです。
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放送行政局審議官、放送行政局長などを歴任し放送行政を14年間担当した著書による詳細な放送法解説書。
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「籾井会長は経営委員会が指名したのですから、私にも経営委員の一人としての責任があることは間違いありません。(中略)本書のような書物を出版することで、問題のありかをすべてさらけ出し、NHKの今後のあり方を検討するための素材を提供することこそが、私にできる責任の取り方と考えるほかはありませんでした。」
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放送番組の編集は、放送事業者の「自律」(=自らにルールを課し、守る)に任されている。
高市総務相が改めて電波停止に言及、与野党に波紋
高市総務大臣は9日の国会で、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、電波停止を命じる可能性について改めて言及しました。
「総務大臣の権限として放送を止めることができるわけですよね」(民主党・奥野総一郎議員〔8日〕)
きっかけは、8日の衆議院予算委員会のやりとり。民主党の奥野議員が高市大臣に、「政治的公平」などを定めた放送法第4条に違反したことを理由に総務大臣の権限で放送局の電波を止めることはないと明確に否定するように求めたのに対して・・・
「電波の停止は絶対しないと、私のときにするとは思いませんけれども、何度、行政の方から要請をしても全く(放送法を)順守しないという場合、その可能性が全くないとは言えない」(高市早苗総務相〔8日〕)
9日の朝の閣議後の記者会見では・・・
「(電波停止は)非常に極端な場合であるのは、過去の総務大臣答弁からもある」(高市早苗総務相)
高市大臣は、違法な放送が行われたことが明らかで、公益を害し、同一の事業者が同様の事態を繰り返す場合などの条件を明示。電波の停止について「未来永劫、適用することがないかと言われると、それを否定するわけにはいかない」と述べました。
こうした発言に、政府与党内からは・・・
(Q.電波停止の判断を時の政権が恣意的に運用する可能性は?)
「それはありえないでしょう」(菅義偉官房長官)
「果たして大臣の答弁のようなことが実際に起きるかどうかというとは、ちょっと考えにくいのではないか。基本的には慎重な運用が望ましい」(公明党・山口那津男代表)
石破地方創生担当大臣は、高市大臣の発言を詳しく把握していないと断った上で・・・
「民主主義において、言論機関の自由な表現は常に保障されなければならない。気に入らないから統制するとか、民主主義とメディアの関係がおかしくなると思う」(石破茂地方創生相)
放送法に詳しい専修大学の山田教授は・・・
「本来ならば、放送法というのは放送の自由を規定する法律であって、その自由を規定する法律を使って電波法に規制をかけるのには矛盾がある」(専修大学文学部言論法研究室・山田健太教授)
放送法の理念を説明した上で、こう指摘します。
「繰り返し政府の首脳が国会の場で正式に答弁をすることで、どんどん(放送の自由に規制をかける)考え方が既成事実化していくことの恐ろしさがある」(専修大学文学部言論法研究室・山田健太教授)
この問題は、9日の国会でも取り上げられました。
「ある個別の番組において、憲法9条の改正に反対する政治的見解を支持する内容を相当の時間にわたり繰り返し放送した場合も、電波停止になる可能性は否定できませんね」(民主党・玉木雄一郎議員)
「1回の番組で電波停止ということはまずありえません。繰り返して全く公正な放送が行われない 、改善措置もなされていないときに法律に規定されている罰則規定を一切適用しないということまでは担保できない」(高市早苗総務相)
高市大臣は、「極めて慎重な配慮のもと運用すべき」と答弁しましたが、民主党の玉木議員は「放送に対して萎縮効果を与えるような発言は厳に慎まれた方がいい」と批判しました。(TBS 2016年2月09日23:12)
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神武節(紀元節)、昭和節、明治節、天長節…神社本庁の暦にはシブトク書いてあります。ワスレテハナラジとばかりに。
そこらの右翼チックな連中も殆ど知らないと思いますが、奴らの聖地となっている橿原神宮は由緒正しい神社だなんて言える神社ではありません。ヤスクニみたいにでっち上げられた神社です。ヤスクニみたいに何もないところに創られたものではありませんが、小さな祠だったというお話です。
黒地に赤荊冠の旗の全国で有名になった西光万吉らの出郷である柏原村(現・御所市)に神武を祭った社があるなんて言ったら驚かれるでしょうが、神武に縁のある地は畝傍山ではなく、この柏原の可能性があるという話があります。
毎年、11日は右翼どもは装甲自動車群を橿原神宮に続く総ての道(R169,R24,R165)を奴らのテーマ曲とともに一番乗りを競い、ウルサイ事この上なく、クンナカシュウ(国中衆)には迷惑な日となっています。神宮に近い地では、夥しい右翼どもの気勢を上げる場の直近で紀元節反対集会が少なくとも90年代までは続いていました。
今年、近鉄がこの橿原神宮の紀元節行事に動員をかけています。もちろん、収益のための企業努力なのでしょうが、それだけでは済みません。春日講や三輪講、伊勢講などから比べれば雲泥の差の扱いでしかない神武講なるものを、その企業努力が由緒ある社であるかのような錯覚を植え付けた結果、そのイメージとともに知名度が上がったのですから。ご存知のとおり、近鉄は”あべのヤラカス”を建設させ、天王寺公園を乗っ取って残存野宿者に排除のとどめをさした企業であり、迷惑なサミットを誘致した企業でもあります。そして労働者の権利を抑えることに積極的な産業報国企業としても名を轟かせております。 …余談が長くなりました。奴らが報国なら、当方は滅国・亡国を可能な限り貫くまで。(微笑)
なぜ言論の自由と報道の自由が大切なのか全く理解出来ない人が総務大臣をすることが間違っております。
直ちに辞任すべきですね。
このような考え方の人は、近隣の独裁国家の独裁党の政治家としては相応しいかも知れませんね。
私は認識していますよ。ハッピーマンデーにならない祝日は、ほぼ全部皇室か神社の行事に絡んでいることを。
東京オリンピックの開会式を記念する「体育の日」は平気で移動させても、「○○天皇の誕生日」とか、「神話上建国したとされる日」なんかは絶対に動かさないですね。
日本は今でも、十分「宗教国家」だと思いますよ。無論国教は「国家神道」ですね。一度は日本を破滅に導いた宗教ですけどね。
http://togetter.com/li/755797
[政治とカネ・不祥事で辞任要求リスト安倍内閣29名]
①安倍首相 相続税脱税3億円&使途不明金2.5億円&税金でキャバクラ(59回、127万)
②麻生大臣 元愛人のサロンに政治資金で1,805万&高級クラブに700万
③石破茂 使途不明金10億+2.5億円&東電株
④松島みどり うちわ公選挙法違反
⑤小渕大臣 裏金疑惑浮上 消えた「政治資金2640万円」
【大臣を辞任↓経産大臣チェンジ】
⑥宮沢大臣 税金でSMバー&東電株問題&外国人企業(パチンコ)から違法献金
⑦山谷大臣 公安監視の在特会と懇ろ関係
⑧江渡大臣 1,850万円の使途不明金&政党助成金800万円個人で受け取り
以下リンク先
残念ながら、直接この件に言及するものではなく、前日の総務大臣の発言に関連して総理大臣の認識を問うた野党からの質問と、総理大臣の「総務大臣の認識は放送法に則った一般論である」という趣旨の返答を淡々と述べるだけでした。
曲がりなりにも放送に携わるのであれば、この問題についてもう少し危機感を持って取り上げるかと思いましたが……大臣連中の一般論の基準はどうやら明後日の方向にあるというのと、公共放送の去勢は確実に進んでいるというのを実感するばかりでした。
さっさと辞めんかい。
狗あっちイケーの朝の連ドラ、モミーのご機嫌取りのために、舞台を炭鉱に設定し、視聴率稼ぎのためにスタッフは準備万端すべて怠りなく進行するよう心砕いたので、モミーが超ご機嫌だそう。モミーの実家は炭鉱だったとのことだ。
未だわからん。何故、「政府が右というものを左と言えない」なんてほざく粗暴な男(酒に酔ってのリアル武勇伝あり)が、民放より一段上の公共放送の会長なの? そして、新聞代とあまり変わらない結構な額の視聴料を払わなければいけないの?
うちなんか、もうNHKは全然見ておりませんのよ。
以前は、ETV特集とNスペぐらいは見る価値ありましたのにね。今はテーマも迫るものがなく、NNNドキュメントに抜かれる日が来るかもしれません。でも同番組もあの局の傘下ですから、風前の灯火かも。
なお、1japさんの取り上げておられる「橿原神宮」ですが、関東では全く無名です。初め大阪に行った頃は、読み方すらわかりませんでした。
「かしはらじんぐう」と読みます。近鉄線に同名の駅があります。
周りに高松塚古墳や石舞台など見どころ満載の飛鳥地方とか、石上神宮、山辺の道、三輪山・畝傍山・耳成山など、歴史ファン垂涎の観光地があり、まだ幼い子供を連れてそれぞれの地を訪れましたが、橿原神宮に行った記憶がない。
あそこは妙なところ、という印象があります。
駅はあるのに、特に国宝・重文級の社殿があるわけではなく、門前町みたいなものもあるわけではない。歴史すら、あるのかどうかわからない。生長の家(いや、大本教?)のホームグラウンドらしいけど。
1japさんのコメントを読み、橿原神宮のダークサイドを覗き見た気分です。
与党を責めたら同じだけ野党を責めろという事なのかな?
こんな言葉に怖れているマスコミも情けない。
1つの法案を中立的な立場で検証し批評するのがマスコミの仕事。
国民の知らない真実を暴き、悪には堂々と悪いと報ずる。
政治的中立とは国民の為に、政党など関係なく真実を追求することではないでしょうか。