東日本大震災、福島原発事故を受けた民主党代表選=次の内閣総理大臣選びの争点が脱原発にならないとは、政治の貧困としか言いようがありません。誰が首相になっても、原発推進の自公との対立軸も「脱原発か原発推進か」ということにならないでしょう。
それも全候補が菅首相より脱原発では姿勢が後退している以上、しかたないのかもしれません。
しかし、よりによって、小沢・鳩山ラインの「公認」候補が原発推進命の海江田経産相とは、小鳩派の国民軽視と政治的センスの悪さも極まれりという感じです。
これだけの大事故が起こっているのに、まだ経済産業省の言うなりに原発安全神話に従って原発を推進しようとする海江田氏が首相になったら、また原発推進に逆戻り。
原発事故で苦しむ抜いている国民の立つ瀬がありません。
朝日新聞の世論調査は人気投票の感がありますが、それにしても国民の5%しか支持していない海江田氏が、小沢・鳩山という政治家としては終わっている人たちの支持で首相になったら、日本の民主主義とはなんなのかということになります。
小沢氏は海江田氏が首相になったら政治が動くと言っていますが、この人には手のひらに落書きしたり、泣いちゃったり、決断力や行動力以前に、まだ大人になっていない「お子ちゃま」であることはもう明らかではないですか?
小沢氏にとっては、扱いにくい前原氏より、あやつり人形として適当だと言うだけで図体のでかい子ども=海江田氏を選んだのでしょう。彼らにとっては、自分の権勢を維持できるかどうかだけがすべてで、政策なんて眼中にないのです。
私が相対的にマシだと言うことで推薦した馬淵氏(脱原発を止めるな 前原氏は原発推進 期待できるのは馬淵候補だけ 期待できるとすれば。。。)がまるで目がないみたいですから、もう究極の選択になりますが、前原氏は脱小沢は間違いないですし、原発に関しても「2020年にはなくす」と言っているのですから、海江田氏よりは前原氏の方がまだ100倍まともだと言っておきます。
首相に無断で勝手に原発再稼働を言ってしまう大臣
<海江田経産相>原発再稼働見解、首相に事前報告せず
毎日新聞 7月6日(水)13時49分配信
海江田万里経済産業相は6日の衆院予算委員会で、運転停止中の原発について、6月に再稼働可能との見解を示した際、菅首相に事前報告していなかったことを明らかにした。自民党の塩崎恭久氏は海江田経産相の「安全宣言」を巡り、菅首相が事前に知っていたのか追及。海江田経産相は「(報告は)事前に、ということではない」と答弁し、再稼働に向けた認識が共有されていなかったことを明らかにした。
一方、菅首相は衆院予算委で「しっかりしたストレステスト(耐性試験)を含め、国民が納得できる検討の場が必要ではないか」と述べた。【西田進一郎】
事故後に国際会議で、まだ原発推進と言って帰ってきた海江田氏
安全確保を大前提に、って、それができないから困っているのでしょう!?
IAEA閣僚級会合で海江田経産相 “日本は原発推進” を表明
海江田経済産業大臣は20日、オーストリアのウィーンで開幕したIAEA=国際原子力機関の閣僚級会合で演説し、 この中で、東京電力福島第一原子力発電所の事故を徹底的に検証したうえで、安全確保を大前提に、原子力政策を 引き続き進めていく考えを表明しました。
IAEA=国際原子力機関の閣僚級会合で、日本時間の午後5時半すぎから演説した海江田経済産業大臣は、冒頭、 福島第一原発の事故に対する世界の支援に改めて感謝の意を表したうえで「今回の事故から徹底的に教訓をくみ取り、 原子力に関係する人々が共有することが大変重要だ」と述べました。そして海江田大臣は、事故の教訓として、
▽大規模な自然災害や、すべての電源の喪失などの深刻な事故への備えのほか、▽国際的に情報を共有する体制の強化、 それに、▽原子力安全の責任の所在の明確化などを挙げました。
そのうえで海江田大臣は「わが国は、事故の徹底的な検証を踏まえ、原子力発電の最高水準の安全性を確保するために 抜本的な対策を講じ、安全確保を大前提として、今後の原子力政策の進め方を検討していく」と述べ、安全の確保を 大前提に、引き続き原子力政策を進めていく考えを表明しました。IAEAの天野事務局長は、閣僚会議のあと、 NHKの取材に答え、「海江田経済産業大臣の演説には中身があってよかった。各国はいろいろな角度から発言して いるので、学ぶところが多い。これから専門家会合が始まり、会議はいよいよ本格化する。きょうの終わりには 閣僚宣言を採択したい」と話しました。
NHKニュース [6月20日21時46分]
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次期首相、適任者は「前原氏」40% 朝日新聞世論調査
民主党代表選を前に朝日新聞社は25、26の両日、全国緊急世論調査(電話)を実施した。代表選で候補に挙がった8人の中で次期首相にだれがふさわしいか、名前を読み上げて聞くと、前外相の前原誠司氏が40%でトップだった。
世論調査―質問と回答〈8月25、26日実施〉前原氏以外は全員1割に届かなかった。一方で、8人以外という選択肢を選んだ人が19%、選択肢を選ばない「その他・答えない」という人も19%いた。
民主党と自民党が期間限定の大連立を組むことには、39%が賛成と答え、反対36%と意見が割れた。
民主党のマニフェスト見直しは賛成73%、反対13%と支持が圧倒的。小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除には、反対が74%で、賛成14%を大きく上回った。
前原氏が外相を辞任する原因となった在日外国人からの違法献金問題は、「大きな問題ではない」と答えた人が49%で、「大きな問題だ」は39%。自民支持層でも「大きな問題ではない」の方が多い。
政党支持率は民主18%、自民15%で、前回(8月6、7日)調査の民主14%、自民19%から逆転した。
朝日新聞 2011年8月27日
「小沢裁定」下る そのとき“本命”前原氏は…
27日に告示される民主党代表選は、政権交代の功績者である小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相、菅直人首相の「トロイカ」3人が誰も出馬しない初めての戦いだ。首相に排除されてきた小沢、鳩山両氏が前原誠司前外相ら主流派の対抗馬に選んだのは海江田万里経済産業相。党員資格停止中で代表選の投票権すら持たない人物が「次の首相」を決める選挙戦のキャスチングボートをがっちりと握った。(加納宏幸)
26日午後、首相が両院議員総会で退陣表明を終えた頃、嵐の代表選を予感させるように国会周辺を激しい雷雨が襲った。だが、この人物は余裕綽綽(しゃくしゃく)だった。
「面白いなあ。こんなに(本命の)名前が出ないのも珍しいんじゃないか? 首相が『辞めるのやめた』と言ったりしてな」
小沢氏は総会に出席せず、議員会館の自室を訪れてきた小沢グループの中堅にこう笑いかけた。次の首相を自分が選ぶという自信がにじみ出ていた。
海江田氏の支援を決めた後、小沢氏は都内のホテルに小沢、鳩山両氏のグループ議員94人を集め、候補者を紹介した。
「鳩山さんと色々と相談した結果、海江田さんが新しいリーダーとして一番ふさわしいと決めました」
実は2人は「第3の候補」を模索した。一本化を模索する海江田氏、小沢鋭仁元環境相では決め手を欠くと考え、小沢氏は西岡武夫参院議長を、鳩山氏は原口一博前総務相をそれぞれ推していたのだ。
鳩山氏「三権の長が(別の)長になるのはどうでしょうねえ」
小沢一郎氏「原口は若い。雑巾がけもなあ…」
「海江田候補」は2人の妥協の産物だった。そんな経緯を明かさぬまま、鳩山氏は笑顔で26日夜、海江田、小沢鋭仁両氏を議員会館の自室に迎えた。
「海江田さんに鋭仁さんが協力してもらいたい。私の判断をご理解いただき、どうか握手でも」
両氏は代表選出馬に必要な推薦人20人を確保するだけでも一苦労で、「小沢推薦」の旗印が必要だった。
20年前の平成3年10月にも似た光景があった。竹下派会長代行として実権をほしいままにしていた小沢氏は海部俊樹元首相の後継選びのため宮沢喜一、渡辺美智雄、三塚博の3氏を呼び付けた。小沢氏の手法は何も変わっていない。
小沢氏と距離を置いてきた前原氏と野田佳彦財務相ですら、代表選を勝ち抜くための「配慮」を示した。
野田氏「誰かを除くという話は不毛だ。一番超えなければならないのは『怨念の政治』だ」
前原氏「小沢史観は脱却し、足の引っ張り合いはやめなければならない」
しかし、政治資金規正法違反罪で強制起訴され、党員資格停止処分を受けた小沢氏が、現体制への恨みを忘れるはずもない。
前原氏が26日、300人収容の会場で開いた決起集会に集まった議員は39人。本命登場と騒がれた割には寂しい出だしだった。
「まだ態度を決めていない議員がたくさんいる。3日間、しっかりと選挙運動をしていきたい」
前原氏はこう強がったが、小沢氏は海江田氏の選対本部とは別に「小沢軍団」の選対を設けて切り崩しを図る。厳しい戦いになるのは間違いない。
国会に激しい雷鳴がとどろいたのは12年5月14日も同じだった。故・小渕恵三元首相の遺体を乗せた霊(れい)柩(きゅう)車が首相官邸に着いた瞬間のことだ。政局の中心にはやはり、自由党党首として小渕氏に連立離脱を突き付けた小沢氏がいた。
「山(さん)雨(う)来たらんと欲して風(かぜ)楼(ろう)に満つ」
海江田氏は首相への辞表提出後、官邸の玄関で空を見上げて漢詩を暗唱した。
菅直人現首相に対して、原発推進の一矢を報いるのだろうか?
但し、一般国民が全員で、ワーンワーンと泣くようなことだけは、カンベンしてな、、、
憲法の国民主権を、お忘れなく! 民意が、行政の長を選出するのに、全く反映できないなんて、憲法上の手続き瑕疵だな!
どうする?