goo blog サービス終了のお知らせ 

霊犀社2

第2霊犀社(元祖第一は、田中逸平主宰の私塾)@霊際社@P。ネタ帳・メモ書きなど、まあガラクタ。嫌疑76件わざと表示拒否中

今後、新常用漢字表(仮称)が定期的に見直しされるようになる

2008-07-03 17:32:22 | LinkRecords
http://smallbear.sakura.ne.jp/tron/btm20086.html#20080618
2008年6月18日(水曜日)


 立場の違いと言ってしまえばそこまでだけど、日本の国語政策を預かるのが旧国語審議会(現文化審議会国語分科会)であると規定するならば、工業規格たる JISが常用漢字の改訂に追隨するのが道理であって、そのことを想定せずに工業規格を作ったのだとすれば、工業規格の策定時に問題があったんじゃないか、と言われても仕方ないと思う。(まあ、この意見は“旧国語審議会は日本の国語政策を主導してはいない”とすればそこまでなんだけど)
 今後、新常用漢字表(仮称)が定期的に見直しされるようになるわけだから、結果としてJIS漢字規格も定期的な見直しを余儀なくされると思う。であればそのために必要な体制作りを考えるのが建設的と言うもので、オブザーバを漢字小委員会に送り込むくらいのことはしといてもいいんじゃないかな。

 個人的には、常用漢字の「国語の改良」についての役割は終わっているのではないかな、と思っています。当用漢字以来半世紀以上を経て、略字体は不可逆的に浸透していて、たとえ常用漢字が廃止されたとしても、旧来の伝統字体の世界に戻ることはないと思います。
 じゃあ常用漢字の改訂には意味がないのかと言われるとさに非ずで、とりわけ立法・行政・教育の分野ではこのような指標が存在することが望ましいと思います。
 私見としては、今後増大することが予想される“日本語教育”における指針としての役割は決して小さくないと思うのですが、本件については極めて微妙な問題である上、現在の漢字小委の対象範囲からは外れているので、とやかくは言わないことにします。
 ただ、戦前・戦中期に於いては、殖民地や勢力圈、占領地での日本語教育はかなり真剣かつ重要な問題として議論されていたことは確かでして、その当時の意見を復習しておくことは大事かも知れません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« … What he actually did was | トップ | rational explanation eccent... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

LinkRecords」カテゴリの最新記事