LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

死後の世界へ

2013-02-14 14:28:33 | サイキックの眼

    
  
死後の世界へ
  
  
死後の世界へようこそ
   
この階段をのぼって、もうすぐですから。
足元にお気をつけて…どうぞこちらへ。
  
  
ほら、振り返ってごらんなさい。
現世があんなに小さく見えますよ。
あなたの歩んで来た道があんな遠くになって。
この場所からだと、人生を振り返るには丁度良いんです。
ほら、ごらんなさい。
あなたが何処から歩いて来たのか、道がよおく見えるでしょう?。
そしてこの階段のふもとには、役目をおえたあなたのカラダ・・細胞体が。
もうすぐじきに細胞体は、原子と分子に戻ってゆきます。
もう同じカラダと出逢うことはないのです・・。
最後のお別れはお済みでしたか?。
  
 
さてもうすぐ。
    
一段、そしてまた一段・・階段を登って。
  
  
途中、未練という霧の中を通る時は用心してくださいね。
未練という名の霧の中では道を見失ってしまうのです。
なんでも、その霧の奥深くには誘導灯が光かがやいて、
その光の中から美しい声が聞こえてくるそうなのです。
ここをのぼってくるものの殆どが、その未練の霧の中で見えなくなってしまいます。
そしてその霧の中へ消えていったものは、しばらくもしないうちにまたこの階段のふもとで出会うのです・・。
その美しい誘導灯の光と声を聞いたものはみなそれを神様と呼ぶのですが、その主の姿を見た者は誰もいないそうです。
きっとその誘導灯の光が眩しすぎるのがいけないのでしょうが、どうしようもないのです。
声をかけようにも、いつだって返事がないのですからね。
  
ほらまた、霧の中の光の方へ向かっていくものが。
そして数年もたたないうちにまた、この階段のふもとにきては霧の中を目指して・・そして消えてゆくんです。
 
あともう少し。
   
この階段を登りきったさきに、あなたの次への戸があるはずです。
そこを自分の意思で開けて下さい。
するとまた新たに出逢う原子と分子が、あなたという素粒子と融合し、そして細胞体となります。
その細胞体というカラダは、あなたの新しい名前を持って人生の道を歩くのです。
そしてまたいつの日にか、この階段を登る時が訪れるのです。
  
戸を開けると
   
原子と分子が円とラセンをなしています。
そこにあなたという素粒子・・・。
いいえ、魂が融合をします。
  
自分を大切になさって下さい。
そして原子と分子達に宜しくお伝え下さい。
   
良き人生を。
良き旅を。
   
旅の終わりにまた、ふもとの入り口でお逢いしましょう。
   
   
サイキックの眼  山本 浩二
     
        
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