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うちに余っている薬たち「病院からもらった薬、あまっていませんか?」

2011年11月14日 | 病院
おばあちゃんの引き出しには湿布薬がどっさり!

お父さんの薬の缶には飲んでいない胃薬がどっさり!

そして、私の机の中にはアレルギーを抑える薬、どっさり!

家中、余っている薬たちでどっさり!

これでは、お薬代の節約どころの問題ではありません。

医療費削減にもマイナス要因。

でも、それはあなたの家だけではありません。

おそらく、日本中のどのご家庭で起こっている問題だと思います。

以前、私は日本医師会に手紙を出したことがあります。

「患者側から飲んでない薬があって余っているとは言いにくいので、医師の方から働きかけて患者宅の余剰薬剤の整理をしてはどうか?それこそ、大きな医療費削減になるのではないのか?」

と。当然、返事は来ないです。

そこで、薬剤師に相談してみることを提案します。

私も、小説『調剤薬局「ひなた」』に書きましたけど、薬剤師の方から、上手い事、病院や担当医師に伝えて貰って、こん回分の薬はお休み、とかにしてもらって、薬の残量を調節しましょう。

お薬だって、タダではありません。節約しましょう。

また、保管も大抵、錠剤で1年くらいを目処に。貰っていつまでももつわけではありません。

期限の書いてある未開封の外用薬でも、1年半くらいで整理しましょう。

もったいないから捨てない、のではなく、もったいないから貰わない、の方向へ。

とはいえ、一番いいのは患者自身で医師に余っている薬の量の調節を依頼するのがいいのですが、なかなか、

「飲んでいない」

とは言えません。しかし、飲んでいないことを医師が知らないのも困る。

なかなか難しい問題です。

では、上手い言い分けを考えましょう!(できればホントの事を言う方がいいのですけど・・・)

例えば・・・

 仕事の都合で飲めなかった薬がずいぶん余っている

 昔、年末年始の時に多めに貰ってから、余りがちになった

 勘違いして飲んでいなかった

 忙しくて飲み忘れたりして余ってしまった

 旅行の時に持って行くのを忘れた
 
 きちんと飲んでいるつもりでも、たまに忘れたことあった

 すいません、飲んでいませんでした(正直に言ってしまう) 

他に無いかって?・・・えーい、最後の手段、リセットしましょう!

涙を飲んで余ってる薬をこっそり捨ててしまいましょう!

とにかく、薬の余っているのは場所を取り、経済的でも無い。

まして、古い薬を飲むのも効果不鮮明でお薦めできない。

ただ、一番いいのは、3番や7番の様に飲んでいないことを正直に、医師に「勘違いして飲んでいなかった」とか言って、服用の状況を話すことが得策。

それを聞いたところで、医師は機嫌を損ねたり、おこったりなんかしないはずです。

それよりも、何で飲まなかったかを聞くことで、逆に服用回数の調節、薬剤の変更、等を考えられるので、いいはずです。

もし、それも抵抗あるのなら、医師と患者の立場的ギャップのジレンマをうまく解消してくれる薬剤師を見つけるのもいいかもしれません。

その時に、薬がどうしても余ってしまうことを薬剤師に告げる時に、「医師に薬を飲んでないと言いにくかった」ことも、併せて告げましょう。

そうすると機転をきかせて上手い事言ってくれると思いますし、薬剤師さんと二人でいい言い方を模索できるとも思います

なにかと、薬に関してはひとりで考えずに薬剤師さんに話してみる事お薦めします。









そういう私も結構、薬を余してる・・・
「すいません、薬あまってるんですけど」と言うと
「そうですか」と言って、医師はあっさり調節してくれます。
最近は、医師も患者の意見や話しをよく聞いてくれる様になったと思います。







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1 コメント

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遠慮は無用 (ゆうこ)
2011-11-14 14:36:17
医師はあなたの薬を飲んでいると思い込んで次の薬を処方します。
裏返していうと、飲み忘れてた事を知らずに処方する=効果が薄いと思い、「増やす(強くする)」事に繋がります。
ある日やっぱり飲まなきゃと飲んで効き過ぎる事態を招く事にもなりかねません。また、受診が近づいてきてつじつまを合わせようと残りを一気に飲んでしまった人もいました。過ぎたるは及ばざるが如しどころか、薬はリスク。毒を持って毒を制するのですから、量を守らないと危険。
一方で飲むと具合悪くなるのに無理して続けるのはどうか、とよく質問がでますが、ケースバイケース。副作用よりも治療効果を優先する薬剤もありますし、副作用がでるならば他で代替えがきく薬剤もあります。医師とよく相談するのが一番ですね。勝手にやめたりしてはいけません。
「インフォームドコンセント(知る権利)」をご存知ですか?今の医療は昔と違って患者様によりよい医療を提供するために患者様本人が「知る権利」があり、病気や薬やケアについて理解していただいたうえで共に治療効果をあげていくという考えが主流になりつつあります。次の方が待っているからと遠慮してしまう方がたくさんいらっしゃいますが、医師に気になる症状についてしっかりと相談する事が正しい治療への近道なのです。
医師と話しそびれた事、わかりにくかった事は投薬窓口で薬をもらう時に薬剤師にご相談ください。医師と患者様の橋渡しも薬剤師の重要な仕事のひとつです。
話しやすい薬剤師さんみつかるといいですね。お大事になさってください。