落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

急場しのぎ…

2015-05-26 23:28:09 | Weblog
うちの会社が入る古い雑居ビルは あまりに老朽化が進んでいるため、頻繁に不具合が起きてその都度 管理会社に連絡して、呼び出す事になる。

それで済むならば大した問題ではないが(新しく立派なビルに入る優良な企業などは そんな些細な問題さえ存在しないのだろうけど…笑)厄介なのはビルを管理する会社が 片道2時間近くもかかるような遠い場所に居を構えていることだ。

そのためトラブルが起きても、素早い対応は全くもって期待できず、自分たちでなんとか対処せねばならない。

今朝などは始業時間を迎えるなり、階下で料理屋を営む中国人が駆け込んできて 片言の日本語で「水ガデナイヨー!」と助けを求めてきた。すぐさま管理会社に連絡するが お決まりの逃げモード…今までは(火の気がないのに火災報知器が鳴り響いたり、停電したり…)他の階にいた長老が対応してくれていたが 長老が勤める会社が先月いっぱいで引っ越していったので 今朝はホントに自分らで対処しなければならなく「昼ニ間ニ合ワナイヨー」とテンパる中国人をなだめつつ、ポンプ室へと向かった。

管理会社を通して業者に連絡。電話をつなぎながらの遠隔操作で復旧にあたった。ただ設置されているポンプの機種が業者も電話だとわかりかねるようで、的確なアドバイスをもらえない。さて どうしたものかと頭を抱えながら しばらくポンプを眺めていた。

しばらくすると 何となくだがポンプの構造がつかめてきた。形は大きく異なるが 、田植え作業の際に使用する小型ポンプの構造に似ているようだ。そうとわかれば 話が早い!と同じ手順で動かしてみたら みごとポンプが動き出した。

水圧がいまいち弱く、完全に復旧したわけではないようだったが…急場しのぎとしては十分で、何とか中華料理屋のお昼の営業に間に合った。
中国人からお礼にと大量の餃子をご馳走になったのだが…管理会社の後手後手な対応に今後が思いやられるなぁと思った。

そんなこんなで今日は通常業務以外の事で大変疲れてしまった。今夜は少し晩酌したあとさっさと寝てしまおう…。

ちょいと足利まで その4…

2015-05-24 22:20:24 | Weblog
(つづき)
足利学校を後にして 昼食をとることにした。

娘に何が食べたいと尋ねると「ラーメン!」と即座に答えた。北関東のラーメンといえば佐野ラーメン……ということで足利を離れ、お隣の佐野市に向かうことにした(僕は腹が満たされるなら何でも良かったのだが…)車に搭載してあるナビが古いため何度も道を間違え、やっと辿り着いたかと思った有名ラーメン店は昼時であったため大変な行列ができていて、いつになったら食べられるのか検討もつかないので断念。
そのうち運転席(僕)と助手席(奥様)の紛争が勃発し、空腹からくる苛立ちからか母までもが紛争に介入してきて、すっかり収拾がつかない状態となった。そんな大人の醜い争いに呆れたのか 娘はスヤスヤと昼寝に入ってしまった。そして気づくと車は佐野ではなく、館林を走っていたのだった。
それならば館林うどんを食べようという事になり、沿道にあった看板を頼りに そこそこ有名らしい某うどん屋で 遅すぎる昼食をとった。

ラーメンを熱望していた娘だったが 麺ならば何でも良かったようで、文句言わずうどんを美味そうに平らげていた。
昼食後は近くの公園でしばしひと休み。ふと公園の案内板をみると、すぐ隣に田山花袋記念文学館があるではないか!!(さらにそのお隣には宇宙飛行士の向井さんの名を冠した科学館が!!)

そこは花袋の「田舎教師」を読了したあと、物語の舞台である羽生とともに訪ねてみたいと思っていた施設。何だかここに来るのが必然だったように思え、家族を車に残し一人で記念館に向かうことにした。

記念文学館には花袋にまつわる資料や生前愛用していたであろう品々、あと当時親交があった有名作家たちとの写真などが多数展示されていた。
観覧者は僕しかいないようで、物音ひとつしない館内は少々不気味だなぁと思いながら、展示物に目を通していたのだが 最後の最後に花袋のデスマスクが展示されてありびっくりした(この頃の人ってよくデスマスクを残しているよなぁ)

記念文学館を出たあとは、公園内を流れる川に沿って泳いでいる無数の鯉のぼりを見物していた家族と合流して(この鯉のぼりがまた有名であるらしい)家路に就いた。

花見物だけに訪れた足利だったが 思いがけず、いろいろ出来て早起きして良かったなぁと思った。
(おわり)

ちょいと足利まで その3…

2015-05-23 23:12:49 | Weblog
(つづき)
あしかがフラワーパークを早朝から見物し始めた僕らは 時間をかけ、園内を隅々まで鑑賞して回ったにもかかわらず、まだ午前中だった。

すっかり当初の予定を貫徹したわけだが、こんなに早いのに帰路に就いてしまっては何だか惜しいという話になり、足利近辺を少し観光することにした。ちょうどフラワーパーク入り口付近に特設されていた臨時の観光案内所にて幾つかのパンフレットをもらい参考にしたところ、ほど近い場所にある国指定史跡足利学校がある事がわかり、そこへ行ってみることにした。

ナビを頼りに車を20分程走らせていると、突然街中に茅葺き屋根の古い建物がお目見えした。足利学校と名前だけ聞くと何の変哲もない施設を思い浮かべるが 実は我が国の最古の学校とされるところ。東京お茶の水の湯島聖堂よりも古いというからビックリだ(湯島聖堂は学校教育発祥の地)湯島聖堂と同じく孔子の教え(儒教)を学ぶ施設であったらしく、全国から生徒が集まってきたのだとか。

ちょうどガイド付きの観光団が前にいたので、そこに混じってガイドの説明を聞きながら学校内を見物。ちょうど一巡したところで 正午過ぎになり、腹の虫が騒ぎ始めたこともり 足利学校を後にして昼食をとることにした…
(つづく)

重い腰を上げる…

2015-05-20 22:57:01 | Weblog
どうも 締め切りが間近に迫り、突っつかれないと 重い腰を上げない性分であるなぁと我ながら思う。

沖縄に帰省した際に 知り合いのTシャツ屋さんから イラストを描くよう頼まれたのだが、友人を送別したり、家業の手伝い(田植え)で忙しかったりして ついつい後回しになっていた。

たまに思い出しては「描かなきゃ!」と思ったりもしたのだが…自分は手が早いから(絵を描いたりするスピードが早いから)描き始めればすぐに終わるさ……と自分を過信するあまり、何度も何度も後回し、後回しとやっていたら…気づけばすでに5月も後半ではないか!!がびーん。

さすがに これ以上 先延ばしにする訳にはいかない!…昨夜だけは真面目に頑張り、イラストを2枚ほど仕上げた。

やっつけで仕上げた訳ではないが(仕上げるのに)だいぶ時間が経過してしまったのだから もっと細部まで描いた方が良かったかな(描くべきだったかな)と今頃になって思っている。

…また近いうちに新しく描いてみよう。

ちょいと足利まで その2…

2015-05-13 07:06:44 | Weblog
(つづき)
建築現場にある巨大な足場のような藤棚に沿って、のびた枝からは無数の藤の花がぶら下がり軽やかに風に揺れている。

花の見頃を少し過ぎていたようで 藤の花にしては幾分紫色が淡くなっているように感じたが それでも十分過ぎる程に美しく、幻想的だ。

何でも夜間ライトアップした光景がジェームズ・キャメロンが作ったCG映画「アバター」に登場する“魂の木”に似ているのだとかで アバター好きな(?)外国人観光客に大好評なのだとか。

アバターを劇場に観に行ったはずなのに そのシーンを全く覚えていない僕としては…園内に所狭しと生えている美しい花々の方が興味深く、藤棚と同じように薔薇なども様々な形(柵だったり、アーチ状だったり)に伝わせていて、ガーデニング術にセンスを感じた。

みんなで園内のあちこちで販売されていた藤のソフトクリーム(もちろん紫色)を食べようという話になったが…早朝から珈琲をがぶ飲みして車を走らせてきたからか どうもお腹の調子がよくなく、僕ひとりソフトクリームを自重し、皆が美味そうに食べるさまをぼんやり眺めていた。
(つづく)