後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

6時間のシアワセ

2017年06月05日 | Weblog

枝垂れ桜を切った前庭(西の庭)に百合が咲き始めた
次々に様々な色の百合の花が咲くはずだ

それにしても息つぐ暇もない
現役のころ、仕事が果たしてこれほど忙しかっただろうか?

物を「価値」で測ろうとする考え方がある
かなりまっとうな考え方だとは思うが肯首出来ない
価値はどちら側で測るのか
消費物の場合、生産の価値、流通の価値、消費の価値は異なることが多い
一方的な押し付けは力の論理に過ぎない

雑草を取る作業は果たして物の価値に組み入れられているのか
野菜を収穫するには、草取りをはじめとする前後の膨大な労働があって成り立つ
それが市場の価値(流通の論理)で木っ端みじんになっているとは言えないだろうか

せめて3時間でいいから
梅雨前の日差しの中で、畝に這いつくばって
雑草を取る経験をしてから物事を考えてほしい
それは「モノ」でも「コト」でもなく
人として「イキル」価値に通じているのかもしれない

余りの汗に
経口補水液を自前で作っている
生協で求めた有機ルイボスティを沸かし
適量の塩と沖縄の砂糖を加えている
半日で500mlを軽く2本は飲み干す
OS-1は値段が高い
まだ明治製薬の方が少しは安いが中身は似たり寄ったりだ
自前で作った方が安心できる


2本植えた胡瓜の初収穫だ

包丁の面(横面)で叩き潰して塩を降りかけていただく
包丁で切ると、胡瓜の美味しさが半減する
「切る」のではなく、軽く「叩き潰す」のである
跡は軽く塩を振るだけ


畑地交換をするため、135株のイチゴを撤去し、20株だけ移植する
イチゴは親株を連続栽培すると収穫が減る
子株、孫株、ひ孫株を次年度に向けて取っておく


鹿児島弁おじさんに引き渡すため、イチゴを撤去して整地した


移植したイチゴはすでに大株になっているので
この雨が降らない時期に定着しているかどうか心配である
万一枯れてしまっても、周囲の畑仲間が助けを保証してくれている
「お互い様」である
「協同」するには程遠いが、温かい心が通っている


刈り取ったイチゴ株の葉は「押切」で切って新たな畑地に散布した
「押切」については以前にも書いたが、中学生のころに右手中指の爪を完全切断した
指を落とさなかったが、相当に怖い農機具である

イチゴの葉や茎、玉ねぎ・ジャガイモの葉
インゲンやお多福豆の鞘など
畑地に還元して肥料にしている


カボチャも4種類、7株ほど植えている

すでに実をつけている株もある


里芋は故郷の兄から種芋をもらって3年目だ
今年は半量を逆さ植えにした
芽の出ている方を下にして植え、収量を上げる作戦だ
芽が出るか心配していたが、
少し遅れたが全ての株から芽が出た


これは畝間を土止めしている様子

この地域では、6月10日の土曜日に田に水が入る

はるか葛城山、金剛山系から春木川を経て
光明池、大野池を潜って農業用水型に放たれる
壮大な光景である

行基が作った狭山池は、大阪市長居あたりまでの田を潤していた
この辺りでも、綿密に整備された水路が張り巡らされている
1000年の時を経てもその水路は活かされ水を田に運んでいる
巨大なマンションとマンションの間にも、往時の水路に水がほとばしる

不思議おじさんの畑地にも水が入るが すでに水田ではない
里芋、ナスビ、キュウリなどの畝にだけ水が入るように仕事が必要である
今朝から昼まで、土嚢を作って畑地の整備を行った


畑地は乾き切っているがサツマイモを作付けした
安納芋と鳴門金時を15株ずつ
サツマイモばかり食べるわけではないが
安納芋は孫のお気に入りである
作らないということは無い


畑仲間からもらった種でトウモロコシも植えてみた
遅れ気味だが、半数ほどが発芽した
初めての作付だ
落花生は自宅でポット苗栽培を行ったが芽が出ない
そのため、昨日、畑に直播してみた
果たして間に合うだろうか 
2週間遅れではある

ほぼ毎日、6時間以上は畑にいる
「仕事」には事欠かない
やらねばならないことが山積している毎日だ
こんな「老後」は想定していなかった
現役時代よりも、待ったなしの仕事に追われている
何んやかやと考える暇もない
それがシアワセというものかもしれない

誰にも(小妻以外!!!)迷惑をかけているわけではない

まあ そのうち ばったりと倒れるのだろうがね

民謡教室は、市の男女共同参画センターの講座も引き受けることになった

人と人の輪の繋がりである
意外なご縁から 話は展開する

まぁ それも世の常である

考えているより
外に出て
人と会って
怒ったり
笑ったり
そんなことの方が
まだいろいろ可能性が広がるということ










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