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官憲は録音を嫌がっている

2014年07月16日 | 道路交通法関係

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ブログに書きたい事は大体全て書いてしまったので、ここ数年はコメント欄への質問に答えるばかりであまり記事は書いていませんでした。

私はこんな正確なので警察以外の事にも興味があり、主にFBで友人相手に情報流通をするのに忙しかったというのもあります。

しかし今回、ブログ読者の方からのメールで、非常に興味深い事例がありましたので紹介する事にしました。地域や個人情報に繋がる部分は改変してあります。

 

ブログ読者からのメール

連絡が遅くなってすみませんでした。お力添え感謝します。

本日〇回目の取り調べに〇〇区検察庁交通分室にいってきました。
バイクが不調だった事自体は副検事も確認済なのですが、確実な証言(絶対に〇〇キロ出ない)が同僚、お客から得られなかったので可能性だけが残り、私の証言には証拠が無い状況です。
 
今日も調書にサインしないと申し出たところ、担当副検事から、『では録音方式に変更するか?』『もしくは後日書記官を交えて質問することになる。書記官が証人になるから、それならサインは必要ない』と言われ、調書の内容も前回までの問答形式から、検挙の事実と否認の旨だけを書いただけの単純なものになったこともあり、渋々サインして〇ヶ月に及ぶ取り調べを終わらせました。次回呼び出しがあったら、身上調書を作って起訴の流れだと思います。
 
そしてアドバイス通り、こっそりと取り調べを録音していたところ、任意のサインをしないとどうなるのか?なぜそれほどサインさせようとするのか?と同じような質問を何度も繰り返していたら検察官の口から『ふざけるなよボケ!』とか『ええかげんにせえよコラ!』『この卑怯者が』という典型的な脅し文句や罵声が強い口調(関西風)で飛び出てきた場面がありました。これには正直驚きました。
 
最後退室する直前に今回までの取り調べは何度か録音した事を告げると検察官は怒りの態度に急変し、『ここですぐに消しなさい、録音はダメだ伝えたはずだ』と言われ、私は『別に悪用するつもりはないが、何か不適切な言動でもありましたか?まあ挑発的な態度や威圧的な言動は今までいくつかありましたがね。』と伝えその場を去ると、庁舎の玄関まで追いかけてきて、『必ず消去すると約束しなさい』と血相を抱えていましたよ。
起訴は免れないかもしれませんが、その日が来た場合には即日結審で終わらせようと考えています。弁護士解任に関する上申書のひな形を頂けると助かります。
 
それと、頂いた上申書の文面は既に何度も見た事があるとの指摘が検察官からありました。特に否認理由の4~6と結語の部分は私を含め、他の皆さんもそれほど変更せずに使用しているようです。交付金や財源の事等、意味を突っ込まれたりもしました。この辺りは具体的に知識が無かった自分の勉強不足です。
 
何はともあれ、初めての経験なので結審があるまでは何度か相談させていただくかもしれません。
 
メールの本文終わり
 
さて、興味深いと感じたのは以下の2点です。
 
①法に従って取調べをしているハズなのに、庁舎の玄関まで追いかけてきて消去を迫るほど焦っている
 
私はこう見えてもリアリストですから、隠し録音をしたくらいで、全ての切符を回避できたり、全ての赤切符を不起訴に持ち込めるとは思っていません。運良く違法な発言が録音でき、かつ担当者が保身に走った場合のみ、切符が警告で済んだり、赤切符でも不起訴で済んだりする確率が多少なりとも上がるかな?という程度です。官憲は息を吐くように嘘をつきますが、裁判所はその嘘を追認したり無視したりしますので、実際には脅迫としか思えないような文言を録音し、それを裁判時に証拠提出したとしても、裁判官は「〇〇警官の発言に一部不当なものがあったとしても、それで直ちに違反がなかったとまでは言えない」という言語明瞭意味不明瞭な判決文を書いて有罪を出すものです。
 
このあたりは官僚も政治家も同じですね。つい先日も菅官房長官が、フランス人記者から「自民党は2009年12月16日に民主党政権の政治主導に対して緊急提言をまとめ、国民のものである憲法を一内閣が恣意的に解釈変更することは許されないとしたが、安倍政権は憲法を解釈変更した。提言当時の考え方は今も変わらないか?」と聞かれた際に、「それは、まったく当たらない!」と激怒して司会者に宥められたというような出来事がありましたが、結局何がどう「当たらない」のかは説明もないままでした。安部政権は安倍語とまで言われるような、質問に対して全く答えになっていない答弁をしながら、我々庶民にとって不利にしかならない法案を通しまくっていますが、そんな自民党を政権与党に戴く官僚組織も公務員も、要するに同じ穴の狢という事でしょう。

誤解の無いように言っておきますが、私は左翼ではなく民主主義者です。2012年の衆院選では投票所に今までに見た事がないほどの長蛇の列が出来ていましたが、発表された結果は「戦後最低の投票率」で自民党の圧勝でした。何かと批判の多かった民主党鳩山政権時は、世帯所得は増え、貧困率は下がり、こども手当によって子育て世代は助けられましたし、ガソリンの暫定税率についても、完勝は出来ないまでもトリガー条項を付けたあたりは評価すべき内容でした。ところが、無実の小沢一郎を強制起訴し、何もおかしな事は言っていない鳩山首相をマスゴミとグルになって追い落とした民主党内の「自民党別働隊」は、来るとわかっていた311前には管直人を首相にしておき、311の引責辞任後は松下政経塾出身で別名「自民党野田派」とまで呼ばれた野田を首相にする事によって、民主党を完全に乗っ取りました。トリガー条項は停止され、消費税増税が決定され、横流しだらけの復興増税によって庶民の生活は更に苦しくなりました。もし、トリガー条項だけでも生きていれば、今のガソリン価格はこんなに高くないのですけどね。

そんな野田は、2012年の衆院選では、民主党が惨敗する中、「過去最高得票」で当選しています。何しろ、開票速報のデータでは、午前0時~1時の間の開票数の9割以上が野田票だったようです。一体どこの独裁国家ならこんな事が起こるのでしょうね?庶民の生活を破壊するような政策ばかりを実行していた野田など、顔を見るだけでも気持ち悪いと感じていた国民が多いと思いますが、そんな奴が過去最高得票で当選したのは、消費税増税を決定したご褒美という事なのでしょうね。

国の上層部は、一旦言った事をあっさり覆しても大丈夫な国がニホンです。選挙が不正なのですから、実際の支持率や得票数は関係ありません。安部政権の支持率は現在約5割だそうですが、長野駅前で有志のサラリーマンが2000人を対象にアンケートを行ったら、安倍政権の支持率は2%だったそうです。アベノミクスで所得が増えている国民は5%もいませんから、このあたりがリアルな数字だと思うのですけどね。
 
政治の話を始めるとキリがないので話を戻しますが、そんな国の割には、この副検事の焦り方は異常です。別に副検事が被疑者に罵詈雑言を浴びせようと、完全に違法な発言をしようと、起訴さえすれば裁判所はきっと有罪にしてくれます。何しろ一審の有罪率が99%以上というカルト国家がニホンなのですからね。最高裁判決まで出た事件が後で冤罪をわかるような国ですから、有罪には多数の冤罪が含まれる一方で、政治家・官僚・公務員の犯罪行為は見逃されるか不起訴で終了です。小沢事件で完全に捏造の調書を作った検事も不起訴になりました。権力側の人間は何をしても許されるという事です。
 
そういう観点から見ると、この副検事がそこまで焦った理由は2つしか考えられません。それは「自分がそこまで守られている存在だという事を知らなかった」または「官憲といえども副検事レベルでは守ってもらえないので本当にヤバイと思った」のどちらかという事です。
 
何にせよ、この副検事の行動によって、警察や検察の取調時に隠し録音する事には非常に意味がある事がわかりました。なお、相手が起訴を決める前に録音の事実を告げておく事も大切です。 この方の事件が今後どうなるかはまだわかりませんが、副検事が保身に走れば不起訴もあるかもしれません。3回以上取り調べておいて不起訴はまず見ませんので、これが不起訴になったら完全に録音のおかげだと思います。
 
②私が過去に添削した上申書の文例が出回っている?
 
私が実際に添削を手掛けたのは、実は50例もないと思います。後は上申書例として相談者の方に送信してきたのみで、両方を足しても100例あるかないかです。これは地検が処理する否認事件の総数から見れば微々たるものです。しかも私が添削を始めてから既に5年以上経過しているのですから。
 
否認理由の4~6が何であるかはここでは書きませんが、この否認理由は完全に私の自作でありオリジナルです。それなのに副検事が「何度も見た事がある」と言っているのは何故でしょうか?わずか100例のうちの数件を同じ副検事が担当する事などあるワケがないのです。

ここで考えられる可能性は2つです。

①私の上申書例がネット上で出回っており、このブログの相談者以外の方も使用している
②私の上申書例が検察内で出回っており、この文例を見たら起訴すればすぐに諦める奴だと見抜かれている

①はまあ防ぎようがないとして、考慮すべきは②の可能性です。私としては起訴されても徹底否認を勧めたいところですが、実際には平日に何度も公判に行かなければならない事を忌避して、ほとんどの方が起訴されたら罪を認めて結審を急いでします。実際に4~6の否認理由について徹底的に争った方はいませんし、もしいらっしゃれば、仮に有罪であっても興味深い判決文が私に手元に届いたハズです。しかし、実際にはそのような事はなく、隠し録音ですら「上手く録れていなかった」とか「取り上げられると嫌なので検事には伝えなかった」という方がほとんどで、今回のように検事にそれを伝えた例は非常に少ないのです。

さて、検察内のケーススタディとして私の上申書例が出回っている場合、今後も同じ文例で挑むのは得策ではないと思いますし、具体的な知識がない方がこのあたりについて突っ込まれると答えに窮するでしょう。本当は、キチンと主張できれば答えに窮するのは検事の方なのですけどね。

そんなワケで、私としては、書きたくもない上申書を再度リライトし、構成や文面を変えるべきなのか悩んでいるところです。前述の政治の話を見ればわかる通り、現在の私にとっての優先事項は、自分と自分の家族を守る事であって、慣れれば検挙すら受けずにゴールドが維持できる「ミエミエの取締り体制」ではないのですから。

ダラダラと書いた割には結論のない記事で申し訳ありませんが、今後赤切符を否認される方々の為に2つだけアドバイスをしておきます。

①私から送られた上申書例はそのまま利用せず、必ず自分の言葉と構成に書き換えてから使いましょう
②内容についてはブログ記事を通読するなどしてキチンと理解しておき、検事に突っ込まれても逆にやり込められるくらいの理論武装をしておきましょう。

それが、不起訴率を上げる現時点での方策だと思います。

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