ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

守護天使

2007年07月25日 | 世間話




娘の学校で夏休み直前に、中学生を対象にした防犯講演会がありました。画像はそのパンフレット。ケータイ型のかわいいのもあります。

この講演会の運営団体が「日本ガーディアン・エンジェルズ」だったので「ふーん」と思いました。
「ガーディアン・エンジェルズ」というと、そろいの赤いベレー帽をかぶってNYのスラム街をパトロールする青年たち、というイメージ。
今はこういうこともするのね。確かに身近にある危険だもんね。へー、NPOなんだ。

ちなみに、娘が言うには「おじさんとおばさん」だったけど、ちゃんとペレー帽はかぶっていたって!!

ガーディアン・エンジェルズ

河合隼雄さん死去

2007年07月20日 | 本あれこれ
臨床心理学者の河合隼雄さんが亡くなりました。

学生の頃、岩波新書の「無意識の構造」を読んでいっぺんにファンになって以来、折に触れて河合さんの著作に親しんできました。「昔話と日本人の心」「こころの処方箋」「明恵夢を生きる」などなど。
こんなに長い間、一人の方の本を読み続けたというのは私的には河合さんだけです。
一度はお話をお聞きしたいと、関西にいたとき講演会に申し込んだのですが、抽選ではずれてしまいました もうその夢もかなわなくなってしまいました。
 
「無意識の構造」のころは、今に比べると随分考え方が硬い感じですが、当時はユング派の「原型」とか「普遍的無意識」とか「同時性」とかの考え方に夢中になりました(今思うと、頭ではなく心で納得できたのだと思います)。また、難しいことをわかりやすく書く、という才能にはいつも感服していました。

元文化庁丁長官で、日本ウソツキクラブ会長だった隼雄さん。「死んだなんて、ウソだよー」と出てきてはくれないのでしょうね。ご冥福をお祈りします。

昨日の続き

2007年07月11日 | 世間話
「仕方ない」「そのときになったら考えよう」―――
そんないい加減さを認めることが、子供の心に人とうまくつきあえる「ゆとり」を育てる。長年、不登校問題などに取り組んできた著者の結論だ。(中略)「心を病むこの多くは、決めたことの成否へのこだわりが強すぎたり、相手を思いやりすぎたりして疲れてしまう」と分析。親や周囲が「時にはいい加減でもいい」といった態度を見せることが大切だと説く。
     「『まっ、いいか』と言える子を育てよう」諏訪耕一著の書評より

昨日の新聞に、タイミングよくこんな書評が。
これを読んで、妹と「これが本当なら、私たちの子育ては大成功だよね!」と大笑いしました。
でも、親や周囲が『時には』いい加減でもいい、といった態度を見せるんだよね。道理で効果ありすぎ。

「いい加減」は「良い加減」

2007年07月10日 | 世間話



新人研修中の息子が会社について
「結構いい加減」
とか、文句を言っています。
学生時代は「いい加減」が服を着て歩いていたようなアンタに言われたくないわ、と思いつつ、辞めたいとかいわれると困るので「まあまあ」となだめたのですが・・・

後で考えると・・・
「会社(&社会)って、結構いい加減なものなんだよなあ」
学校というのは、実態はともかく「正しい建前」が絶対的なところなんですよね。たとえば「勉強しなくてはいけない」とか。生徒たちはそれに反抗したりいやいや従ったりしてるわけで。

それに対して、会社って、大企業でも結構いい加減なところやヘンなところがあると思う。もしここで「ここがヘンだよ、うちの会社」というテーマで投稿をつのったら、笑えるのから、笑って済まされないのまでいろいろ集まるだろうなあ(爆)

昔の職場では、宴会の最後に必ず肩を組んで「知床旅情」を歌う、という儀式がありました。
これは笑える方だけど、ヒラでもなんでも残業代がまったく出ないと言うのは、今思うと笑えませんよね(個人企業がそのまま大きくなったような会社だったので、創業者の方針だったらしい)。
個人の裁量に任されている部分も結構あったし、前任者のしていたことを何の疑問も感じずに踏襲していたなあ。でもそれが悪いことばかりではなくて、がちがちに固めてしまうよりも組織がうまくいくコツだったりするのですが。(悪い面が、増殖してしまったのが社会保険庁!?)

それで、息子に
「世の中って、あんたが思っているよりいい加減なんだよ」
とメールを送ったら、
「なんじゃ、そりゃあ!?」
という返事が来ました^^;

写真は、知床の岬にも咲いているという「ハマナス」(笑)。
下に見えるミニトマトのようなものはハマナスの実です。
実が「梨」に似ていることから「ハマナシ」と言われていたのが「ハマナス」に転じたんだそうですが、あまり似てないよね~。

シャングリラ!

2007年07月04日 | 映画・ドラマ・マンガ・アニメ
昨日、横浜アリーナにユーミンの「シャングリラⅢ」を見に行ってきました。
妹と行くつもりでチケットをとってあったのですが、ご存知のような事情で二人で出かけるわけには行かなくなって・・・。
妹に譲ろうと思ったのですが、
「いいよ、私が留守番してるからお姉ちゃん行っておいでよ」
といってくれたので、ありがたく行ってきました。

聞きしに勝る大掛かりな舞台。
中央に円形の舞台、2隅に螺旋階段のタワーがあって全方向から見られるようになっているのですが、この舞台がステージになったりプールになったり自由自在。そのプールも一瞬にして浅くなったり、深くなったり、ドーナツ型になったり・・・せり上がりだとすると、随分水はけのいい舞台だなあ(TOTOの冠公演だったので、これがうわさの「カラリ床」だったりして、と友人と笑いました)。
その舞台でユーミンは踊ったりブランコに乗ったりピアノごと宙吊りになったりしながら、20曲くらい歌ったでしょうか。私は「荒井由実」の時代のファンなので知ってるのは5曲くらいでしたが(個人的には「ハルジョオンヒメジョオン」がうれしかった)、観客席全体に映像を映し出したり、本物のバーナーの火が燃え上がったり(熱かった!よく消防が許可したと思う)、とにかくすごい演出にドギモをぬかれました。
ロシアのサーカスやシンクロチームも見ごたえがありました。
最後にユーミンがロシア人全員(50人以上)の名前を全部フルネームで紹介したのにはビックリ。カンペがあるようには見えなかったけど・・・あ、イヤホンか?

この前、息子が「聖飢魔Ⅱ」の復活ライブに行ったとき、閣下が
「(なにしろ十万四十ン歳なので)体力が持たないから、楽屋にスープとか味噌汁を用意しておいて他の人のMCの間に飲んでいる」
とおっしゃっていたというのを思い出して、サーカスのときは「ユーミンも今味噌汁飲んでるのかなあ」とか思ったり・・・(Θ_Θ;)、

観客は昼間の公演なので比較的同年代の女性が多かったけど、老若男女にわたっていて、「20代の娘とお母さん」のカップルも目立ちました。
ユーミン、すごい!

曲目

1.グレイス・スリックの肖像(昨晩お会いしましょう)
2・Happy Birthday to You ~ ヴィーナスの誕生 (DAWN PURPLE)
3・ようこそ輝く時間へ(PEARL PIERCE )
~MC~
4.ハルジョオン・ヒメジョオン(紅雀)
5.インカの花嫁(DAWN PURPLE )
6.朝陽の中で微笑んで(THE 14th MOON )
7.時のないホテル(時のないホテル)
8.BABYLON(DA・DI・DA)
~MC~
9.12階のこいびと(流線形’80)
10.別れのビギン(Cowgirl Dreamin')
11.Delphine (KATHMANDU )
~MC~
12.Northern Lights(Wings of Winter,Shades of Summer)
13.時はかげろう(天国のドア)
14.SAVE OUR SHIP(天国のドア)
15.SHANGRILAをめざせ(NO SIDE)
16.真夏の夜の夢(U-miz)

enc1.人魚姫の夢(9/5発売新曲)
enc2.Carry on(TEARS AND REASONS)