日記を書いた最初は中学一年の時。
すでに三日坊主を自覚していたので、書きたいことが続くヒントはないかと考えた。
クラスに好きな男の子がいた。
そこで日記の表紙に「〇〇くん日記」と題した。
告白する勇気もないから、日記には彼のことばかり書いた。
それが功を奏してか、その一冊は無事に日記の役目を果たした。
但し、まともに書きあげたのはこの一冊だった。
その後もそんな気になっては日記帳を買うのだが、一冊三年くらい要したものもある。
そうはいっても最終ページまで書かないと、日記に申し訳ないという気持ちはもっていた。
更に書くからには一ページ埋めないと、という強迫観念もどきも発生していた。
さて、最近見たドラマで、司法試験合格を目指している主人公が日記を書くシーンがある。
「〇〇時まで勉強」ほとんどこの一行なのだ。
これはイケる、と思い、早速ミニノートを購入。
初日から、お尻に吹き出物ができた、というアホらしい内容だが、一行で済む。
十日ほど経っているが、おかげで今のところ書き続けられている。