らき太な日常

『樹萄らき』のある日の出来事 

日記

2012-03-28 | Weblog

 日記を書いた最初は中学一年の時。

 すでに三日坊主を自覚していたので、書きたいことが続くヒントはないかと考えた。

 クラスに好きな男の子がいた。

 そこで日記の表紙に「〇〇くん日記」と題した。

 告白する勇気もないから、日記には彼のことばかり書いた。

 それが功を奏してか、その一冊は無事に日記の役目を果たした。

 但し、まともに書きあげたのはこの一冊だった。

 その後もそんな気になっては日記帳を買うのだが、一冊三年くらい要したものもある。

 そうはいっても最終ページまで書かないと、日記に申し訳ないという気持ちはもっていた。

 更に書くからには一ページ埋めないと、という強迫観念もどきも発生していた。

 

 さて、最近見たドラマで、司法試験合格を目指している主人公が日記を書くシーンがある。

 「〇〇時まで勉強」ほとんどこの一行なのだ。

 これはイケる、と思い、早速ミニノートを購入。

 初日から、お尻に吹き出物ができた、というアホらしい内容だが、一行で済む。

 十日ほど経っているが、おかげで今のところ書き続けられている。

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着せ替え

2012-03-25 | Weblog

 近所に墓石屋さんがある。

 目印は桃太郎の像だ。

 鼻も口もないが、桃のワンポイントはちまきをしている、可愛い顔だ。

 いつの頃からかこの桃太郎の着せ替えが始まった。

 クリスマス時期にはサンタクロース、お盆には花を活けた水桶を持たされ、

 サッカーの時期はユニフォームを着ている。

 何もない時は一般募集されたパンダの着ぐるみを着たり、金色と紫色の裃を着たりする。

 四月になれば新入学の季節なので、幼稚園児の制服で黄色いカバンをかける。

 とても可愛い。

 だが、この桃太郎、常に脇差しを挿しているのだ。

 園児服に黄色いカバン、それと脇差しの組み合わせ、

 これだけはどうもしっくりこないのだが、

 それでも何故か可愛いと思ってしまうのは何故だろう?

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私信

2012-03-07 | Weblog

 あるわけはないと思いつつ、ある人のフルネームを検索してみた。

 いきなりヒット! とはいっても本人のブログにヒットしたわけではない。

 見知らぬ人のブログの中に、その人はネタとなって存在していた。

 それでも嬉しかった。元気そうだったし、人生をフルに楽しんでいる様子だった。

 中学の時のクラスメイトで、いつも未来を見て輝いていた。そのパワーに魅了されていた。

 その人はいわゆる秀才グループで、アホのあたしとは接点はあるはずはなく、

 彼等の雰囲気、漏れ聞こえる会話、その動きに目を奪われていた。

 それでも何かがきっかけで、あだ名で呼んでくれた。

 「あんどん」

 どこを見ているのかわからないアホ面でぼーっとしているので、「行燈」からきたのだと思うが

 誰かが一度そう呼ぶと、とたんにそれが呼び名になる。あだ名になる。

 そして本人も間もなくそれを受け入れ、「あんどん」と呼ばれると振り向くようになるのだ。

 その人との接点は、交換日記と中学卒業の春に映画へ連れて行ってくれた、という思い出だ。

 見たのは「機動戦士ガンダム」。

 その人が一緒だということで、母親が映画館へ行くことを承知してくれたので、初めての映画となった。

 今消息がわかったからと言って、交流できるわけでもないが、二言三言メールできたらちょっと嬉しいな、という子供のような感傷である。

 コンタクトが取れなくても、それはそれでいいと思っている。なにせ一方通行の勝手な思いなのだ。

 ただ、伝言版のように呼び掛けてみたかっただけなのだ。

 

 ブログとは言え、完全な私信にしてしまった。

 これって、やっぱり失礼、かな?  にゃはは。

 

 

 

 

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