想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

わからないはわからないではない

2011-06-06 21:29:58 | Weblog
(かくれんぼ、じゃないよ、ウンチ中。かつてのウンチスタイル、
早く森へ帰って、この草むらでウンチしたいべ)

わかんないから、わたし、わかんない、わかんないですよ。
話の途中でそう言って次の言葉をさえぎる人がいるね、特に女。
わかんないっていうのは文字通り、言葉通りの意味ではない。
責任はない、しったこっちゃない、言われたくない、知らない、
覚えていないなど諸々、自分に関わることを拒否したい時使われるね。

わからんちん女、女ではないな、ババアと遭遇してしまったのだ。
交差点で右折二車線の隣の車線からどうどうはみ出し、ぶつけてきた。
ドドっと寄ってくるのが見えたとたんにブレーキ踏みクラクション
で警告したのに、ババアはドンと鈍い反応があるまで気づかなかった。
鈍い、鈍すぎる。

クラクションを三度くらい鳴らし、あて逃げされないようにして
追尾したので止まったが、おとなしくしていたら逃げただろうな。
110番して面倒くさいのを我慢して事故処理したのであった。

路肩に車を止め降りてきたババアは開口一番言った。
「あーたの車、見えてたのよ、いたの知ってのよ、で、とっとと先へ
行ったと思ってたのに、いたからびっくりよー、なんでいたのかなー。
もっと早く走るでしょ、ここ。どうしてかなー、ぶつかっちゃって。
レレレレ(とは言わないが)」

レレレのレであるよ、まったく。
駆けつけた警察官に何を聴かれてもわかんないを連発して叱られたババア
は最寄りの派出所へ連れていかれ、やっと「前の方に気をとられてぜんぜん
見てなくて、この方の車がなんでいたんだろうと思って」と言った。

不注意ってことですね、と警察官に言われると、だからわかんないんです
と答えた。警察官はそんなことでメゲナイよう訓練されているらしく、
最後にはババアに不注意でしたと言質をとって書類を作った。

ババアはさておき、警察官はわたしに「あとでコロコロと話を変える
人がいる、だからここでは時間がかかってもしかたがないんですよ、
ちゃんとはっきりさせておくのが重要なのでご理解ください」と言った。
わたしがどんな顔をしていたからそう言ったのかはご想像におまかせする。
(つづくよ)

コメント (2)
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