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映画 フラガール

2017-05-14 | 日記

映画フラガールは、昭和40年、炭鉱閉鎖に追い込まれた常磐炭鉱「福島県いわき市」で、新たな事業としてハワイアンセンターを設立し、会社再建を果たそうとする実話に基づいた映画だ。
炭鉱の「娘っこ」だけでハワイアンダンスチームを作っていく姿を描いている。

主演は、松雪泰子。
助演は、蒼井 優。

いわき市には、母方の実家があったし、父方の親戚も多く住んでしたことから、赤ん坊の頃を含めると何度か訪問している。
昭和43年の事だったと思うが中学生になった歳にいわき市を訪問している。

その折り、今は亡き父方のおばさんに連れられて、常磐ハワイアンセンターを訪れた思い出がある。
今にして思えば、ハワイアンセンターが出来て間もなく、一番繁盛していた頃だったのだろう。
まさしく映画のとおりの施設でフラダンスも見てきたはずた。

「見てきたはず」というのは、当時はまだフラダンスなどに興味はなく、女性の腰を振る姿など、健全な少年が見てはいけないものだと思っていたからだ。

この時、施設内で赤いアロハシャツと白いパンタロンのズボンを買ってもらった。
ずっと北海道の田舎育ちだったので、派手なシャツや、白いズボンなど着たことはなかったし、すごく嬉しかったのを覚えている。

映画フラガールを見るていると、高度経済成長目前の貧しい日本。それでも皆が生き生きと夢を持って生きていた時代を振り返ることができるようで、大好きな映画だ。

豊かになったが、今の自分たちを取り巻く、この重苦しい空気は何なのだろう。

地方都市の地盤沈下と高齢化は、一日ごとに着実に進んでいる。
一方、大都市への人口集中が雪崩のように進んでいる。

このままでは、すべての地方都市が消滅してしまう。

福島県にハワイを作ろうという熱意は、どこからも聞かれない。
皆が採算性だけをかんがえ、最初から諦め先行だ。

大手の民間会社は、大胆な社会貢献を考えてほしい。
そして、夢を持った、生き生きした若者を育ててほしい。

地域振興も含め、我が国の社会を育てていくことも、大手企業の大事な役割であることを自覚してほしいものだ。

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