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2006年度作品。映画。
アメリカ=イギリス映画。
シリーズ第21弾。ジェームズ・ボンドが「007」になる前、国際テロ組織壊滅の任務と忘れられない女性の物語が描かれる。
監督は「マスク・オブ・ゾロ」「バーティカル・リミット」のマーティン・キャンベル。
出演は「ミュンヘン」「レイヤー・ケーキ」のダニエル・クレイグ。「ドリーマーズ」「キングダム・オブ・ヘブン」のエヴァ・グリーン ら。
007を観るのは実は初めてだ。
しかしそのせいで楽しめないということは特になかった。シリーズを見たことがない人にも楽しめるよう、エンタテイメントを意識しているのが伝わる。好印象な作品だった。
エンタメを意識しているだけあって、本作は単純におもしろい。
とにかくエピソードを惜しみなくつぎ込む、つぎ込む。次から次へと事件が起こり、物事の状況は簡単に一転する。息をもつかせぬとはこのことだろう。まさにジェットコースター状態で物語を進めていく手腕は見事だ。すばらしい。
それでいてラスト付近で、哀愁を漂わせるなど、実に気が利いている。
エピソードだけでなく、アクションシーンも楽しい。
特に冒頭の鉄塔での戦いはハラハラドキドキものだ。迫力と臨場感に溢れており、気を抜くことなんてこれっぽちもできなかった。
そういうわけで、エンタテイメントとして本作は実に優れていた。
見終わった後には特に何も残らないのだけど、エンタメってのは本来そういうものだ。素直にその派手なエピソードとアクションを楽しむべしである。
評価:★★★★(満点は★★★★★)
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