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かくぱいあ~かいぶ

CD125Tシート交換

2006年10月31日 | バイク
 ここ最近、リアキャリアを外して「軽量化した」とほざいて喜んでたんですが
中古のSR400のシートをゲットしたので取り付けました。

送料込みで2,000円で済んで助かりました。
CD125Tのカスタムシートを新品で買うと3万円超えるそうで、
そんなのバカバカしくて買えないですからね。

で、今日写真撮ってきたんですがこんな風になりました。
背景ボカすつもりが何枚か車体ごとボケちゃって凹んでます。














やはりSRのシートをつけたのでちょっとSRっぽくなりましたね。
座り心地は文句無しのフカフカ。そりゃそうだ、400ccのバイクのシートだもの。

更に今日は一発奮起して車体をシャカシャカ磨いて綺麗にしました。
明日ごろにはボルティのリアサスをつけてみる予定です。

この車体、3月で自賠責が切れるのを機に
父親に譲って乗り換えるつもりでしたがもう手放せそうにありません。
春に自賠責通して、スプロケ・チェーン交換して就職先に持って行きます。














 さて、最近ボスベンリィのカスタムをするとき
記事タイトルに「CD125T」と入れているおかげで
ネットのあちこちからCD乗りの皆さんが検索で見に来てくれているようです。

同じバイクに乗っている人が見てくれているのなら、
せっかくなのでSR400のシートの取り付け工程を載せておきます。
俺が取り付けをするとき、ネット上を検索しまくっても
あまりシート交換に関しての詳しい情報は出てこなかったですからね~。



 肝心のSR400のシートですが、
まずホームセンターでL字ステーを4本買いました。

後で気付いたことですが、
L字ステーは実際は2本で、残りの2本は普通の真っ直ぐなステーでOKです。

この真っ直ぐなステー2本を、
リアサスのボルトに繋がるようにナナメに取り付けます。
残りの2本のL字ステーは、リアキャリアを外したネジ穴に繋がるように。





上の写真の赤い○が真っ直ぐなステーで、青い○がL字ステーです。





L字ステーはこんな風にシートカバーの下をくぐらせて付けました。
このとき、SRのシートに付いていたネジよりも長いネジが必要になるので
同じ径のネジを2本買い足しておくといいです。



 うちの車体には上に書いた方法でガッチリ付きましたが、
車体の年式やシートの年式等でひょっとしたらボルト位置の形状が違うかもしれません。

もっとうまく付ける方法があるんでしょうけど、
プラモひとつまともに作れない俺にはこれが限界でした…。



国道一号線にロマンを感じて

2006年10月28日 | バイク
 金曜日、午後1時。

俺には兼ねてより考えていることがある。
それは、国道一号線には夢が詰っているということだ。
トラックの往来が激しく国道の割には路面が傷んでいるこの道路は、
西は大阪の梅田から、東は東京まで一直線に繋がっている。

大阪から東京までの間には、国内の主要都市や歴史的名所がズラリと並んでいる。
方言も沢山ある。途中でエスカレーターの立ち位置も変わる。
俺の家の真裏を通るこの道路は、そんな多様な面を持つ本州を
まるで焼き鳥の串のようにひと繋ぎにする、実はスゴイ道路なのである。

今日はヒマだったので
この国道一号線をゆっくりと散歩することにした。荷物も持たない。軽装だ。
ボスベンリィのエンジンをかけ、軽く吹かす。

さてどこまで行こうかな。
京都かな。大津かな。翌日は朝早くからバイトだから、遠くには行けないぞ。




 午後6時。

到着した。











一線を超えてしまった。

早くも挫折の危機

2006年10月27日 | Archive
 バイトから帰ってサンマと飯食って、
報道ステーションで新庄の涙を見たあとまたプラモに取り掛かった。
今日はエンジンを組み上げてフレームに載せ、
昨日作ったリアのスイングアームとフロントフォークを組み付ける作業。











4時間くらいやってて気付いたことがある。
…このプラモ、もうダメだ。失敗してる。

何がダメって、
エンジンのすごく細かい部品の組み付けの際にできた
微妙な微妙なズレが蓄積されて、フレームが歪んでるんだよね。
おかげでスイングアームは付かないわ、ラジエターが付かないわ、
おまけに部品が折れるわでもうメチャクチャ。

もうラジエター付けるのあきらめたし。
CB400SFのくせにラジエターが無いって、空冷かよ。
フレーム歪んでるし、リアサス曲がってるし、
このバイクが実際に走ったら7秒くらいで死ねそうだ。

もうひとつ気付いたけど、このプラモキット、あまり質が良くない気がする。
他のプラモがどんなのか知らないからわからないけど、
部品が簡単に折れるし、説明書がわかりにくい。
タミヤ製じゃないのがいけないのかな。


 はぁ。
フレーム曲がってるの気付いてから突然作業が苦痛になってきたよ。
やり直したい。タミヤのキットでやり直したい。


ホビーの王道

2006年10月26日 | Archive
 「あーなんかプラモ作りてえ。」

ということでプラモを買ってきましたよ。





色々突っ込みどころはありましょうが、
そんなもんいちいち突っ込まれてたらキリがないのでスルーして下さい。

さあ作りましょう、プラモデルを!
ホビーの王道、プラモデルを、華麗に作り上げてみましょうぞ!



 いや~ほんまにびっくりしました~。

だって、所さんの笑ってコラえて!って番組あるじゃないですか?
あれが放送されてる時間から作り始めたんだけど、
そのうち猿知恵っていうやわらかあたま系クイズ番組が始まって、
気が付いたら14歳のお子さまが「あたし生む!カレのコト好きだもん」とのたまってて、
イマイチぱっとしないニュースZEROで長島一茂がぱっとしないコメントしてて。

日付変わっとる。
プラモやばい!没頭しすぎて時間の消費が早すぎる!!





しかもこのバイクのプラモは
俺が小学生の時に作ってたような武者ガンダムと違って塗装も磨きも必要な
本格派でいらっしゃいますからね。

塗装も磨きも全くのド素人の俺には相当手ごわいですよ。
塗装でムラ出すぎ。乾いてないのに俺触りすぎ。指紋つけすぎ。
接着剤で指くっついて取れなくなりすぎ。痛いよ。本当に痛いよ指が。

しかも5時間くらいかけておいて
まだフロントタイヤ+フロントフォークと
リアタイヤ+スイングアームしか出来上がってないしね。
まだ全然バイクに見えねぇ。これ事故車の残骸だろ。












 今日のところはこれまでだ。
明日いい加減にゼミ行かないと死亡説が流れてるらしいし…。

実はこのプラモは既にいくつか部品折っちゃったし、
施した塗装が笑うほど汚いので練習台として見限った。
塗装の練習をしつつ、とりあえずバイクの形になるように頑張るよ。

で、この次に作るプラモが本番ということでっ。ってまだ買うのかよ。



 男性諸君。

プラモの楽しさ忘れてないかい?
俺だけやるの寂しいから、みんなでやろうぜ。

限界を超越する21kmトライ

2006年10月23日 | Archive
 ずっと先の話だと思ってたこの日がやって来てしまった!





さぁ出走だ!
和歌浦ハーフマラソン!

数多のライバルたちを牽制する意味を込めて、
上のようなおしゃれなお召し物で参加した。

一緒に走る5人はいつも通りの顔ぶれだ。大体想像付くでしょ?



 午前9時30分、
何千人の参加者が一斉にスタートする。

とりあえず俺達はふざけあった。
余裕こいてジョークを飛ばしあった。沿道の観衆に手を振った。
しかし3キロを過ぎた時点で誰も喋らなくなり、
個々人のペースに合わせて離れ離れに。まぁ、こんなもんだ。

俺は途中まではやけに調子が良く21キロ完走を確信したが、
8キロ地点で左膝にガキョン!という衝撃が走り激痛に顔を歪めた。
普段5キロしか走らないので、膝が一番先に音をあげたのだ。

なんか関節がズレるような、軟骨が摩擦で削れるような痛みがするんだ。
即刻リタイヤも考えたけどわざわざ和歌山まで来て半分走らずにリタイヤなんてやだ。



 騙し騙し、できるだけ左足に体重をかけないよう気を遣いながら
18キロ地点まで走った。

膝は定期的にガキョン!ガキョン!と悲鳴を上げたが、
不思議と走るのをやめようという気にはならなかった。
最後尾を走っているため、やけに見物人から
優しい応援の声が飛んでくるのがありがたい。

遠くに山々が白く霞む和歌浦の景色も美しい。
この雄大な景色のなかを、地元住民たちの声援にかこまれて走っていると
「今自分は生きていて、何かをやっている」という充実感に満たされてくる。
最近の俺には滅多にないことだ。

「膝はツライが、必ず完走しよう。」

そう強く思ったその瞬間。
後方から、カブに乗ったオッサンが拡声器で何やら叫んでいる。

「最終関門はあと30秒で閉めますー。おニイさん頑張ってー。」

関門?
見ると確かに300メートルほど前方に
「最終関門」と書かれたプラカードを振るお姉さんの姿が見える。
この大会では、遅い参加者を振り落とすためいくつか関門が設けられているのだ。

ここは必ず乗り越える!俺も男だ、やるときゃやるぜ!
ん?ちょっと待てよ?30秒で300メートル?
10秒で100メートルか?100メートル短距離の世界記録は何秒だ?




 その後のことを少し語ろう。

俺は選手収容車という壮絶にかっこ悪い名前のバスに収容され、
バスに乗ったままゴールのゲートをくぐった。カッコ悪すぎてびっくりした。

完走した仲間は死んでいた。燃え尽きていた。
直人が壊れていた。テンションがおかしかった。若干混乱していた。
トシはガチで好成績を収めたので笑顔が爽やかだったが、
他の連中は俺を含めげっそりしていた。

ちなみに俺は
「勢い余って難波まで走っちまったよー!」という完璧なウソをついたので
選手収容車に捕まってゴールゲートをふかふかの座席の上でくぐったことは
よもやバレてはいまい。

あんなウソに騙されるなんて、
全く連中もおつむの足りないやつらだぜ!

マラソン緊急対策会議

2006年10月18日 | Archive
 唐突だけど今週の日曜日に和歌山のハーフマラソンに出場する。

誰が言い出したのか知らないが、
トシと直人が出るって言ってたから俺もエントリーした。

ハーフマラソンってことは距離は20キロだ。
結構本気で20キロくらい何とかなるだろうと思っていた。
高校の部活で土手ラン(土手長距離ランニング)10キロくらいは走ってたし、
その2倍くらいの距離なら根性でカバーできるものと信じていた。



 が、単なる俺の思い違いだったようだ。

近くの公園で5キロくらい走ってみたが、
とてもじゃないがこの4倍走れる気がしない。
毎日練習してた高校時代と、ネオ引き篭もり24アワーの今とじゃ体力に差ありすぎ。

やはり10キロくらいならいけそうだけど、20キロとなると話も別だ。
根性でカバーできる範疇を優に超えていると思う。
普段1日ほど徹夜をしている人が根性で2日間寝ずに過ごすことができても、
4日間寝ずに過ごすのは無理だろう。一歩加減を間違えれば永眠だ。天使の迎えが来る。



 もう当日まで時間が無いので、
脳細胞を総動員して具体的な対策案を講じてみた。

やはり土壇場で気転が利くところが俺の強みである。






対策A案
当日までに10キロを余裕で走れるようにしておく


これは非常に建設的なアイデアだ。
普段5キロ走れる奴が根性ブーストで10キロ走れるなら、
10キロ走れる奴は20キロ走れるだろうという理論だ。

もはやツッコミ待ちとしか思えない、スペースコロニー並の現実味の無さだが
実際完走するにはこれしか方法は残されていないだろう。
つまり、完走できる確率はとても低いということだ。



対策B案
ショートカットする


さあ、ふたつ目にしてさっそく雲行きがあやしい。

具体的にはこうだ。
当日の20キロコースは10キロを折り返す形になっているので、
5~6キロそこそこ走ったらしれっとUターンして先頭集団に食い込むのだ。

このとき、「我輩は鑑だ、スポーツマンの」(倒置法)という、
堂々とした表情がきわめて重要になってくる。監視の目を欺くのだ。

もはやスポーツマンシップのSの字も感じられない、外道だが確実っぽい案だ!



対策C案
バスに乗る


「マラソンは走る競技」という常識を根底から覆す、大胆な手法だ。

作戦内容は実に簡単だ。
コースは和歌山の公道なので、少しコースから外れればバスも走っているに違いない。
スタート直後にバスに乗り、折り返し地点で降りてまた乗って戻ってくる。

これなら20キロどころか1キロも走らなくて済むので、
体力に自信に無いアナタにもとてもオススメだ。
ただしタイムが異様に早くなることが予想されるので、
表彰台に登った時のコメントを考えておくとベターである。



対策D案
護衛のバイクにまぎれ込む


マラソンの放送を見ていて必ず目にするのが、
選手たちを数多の妨害工作から護る護衛バイクたち。

スタート直後からさも当たり前のようにボスベンリィのエンジンをかけ、
やさしい眼差しで選手たちと併走すればやさしい気持ちになれることうけあいだ。

でも気をつけて!
護衛のバイクはあくまでも選手たちを目立たせる引き立て役。
私語はもとより、服装もなるべく地味なものを選ぼう。
仕事が終わったら服を着替えて、すみやかに帰宅しよう。家に帰るまでが護衛なのだ。



対策E案
実家に帰る


ところで、今回マラソンが開催される和歌山県の和歌浦から、
徳島行きのフェリーが出る和歌山港までは目と鼻の先。
せっかくここまで来たんだから、たまにはお父さんやお母さんにあいさつに行こう!

フェリーは2時間おきに出ているけれど、
徳島でゆっくりしたいならできるだけ早めに和歌山を出たほうがベターだ。
マラソンが始まる午前9時半までには和歌山を出よう。
こころゆくまで家族との団欒の時間が確保できるぞ。

関係無いけど、最近実家では新しいペットとして
チンチラを飼い始めたそうだぞ!
どんないきものかな?要チェックだね!



21歳、運動会に行く

2006年10月15日 | Archive
 運動会いってきた。

高校時代から運動会は体育祭にその名を変えるので、
今日行った運動会が実質7~8年ぶりの運動会ってことになるね。

どこの運動会かわかる?はいそこのあなた、答えどうぞ。

…そうです、幼稚園です。

うちの彼女は幼稚園の先生なので、
たまには彼女の働いてる姿を見てみようと思ったわけだね。
よく考えたら働いてるところをまだ見たこと無いからね。
一度見てみたいと思いながら今日まで来てしまったので、行ってみようかと。



 会場の大きな公園に到着すると、
予想以上に大きな歓声がこだましている!

なんだなんだ?たかが幼稚園の運動会だろ?大したことないんだろ?

ってうおー!人多すぎ!

なんだこれは、保護者多すぎだろ?!
お父さん・お母さんの他に、お兄さん・お姉さん、妹・弟、
おじいちゃん・おばあちゃんそれに犬コロまで、持てる人員を全て動員している!
お犬はいらんでしょ、お犬は!

そして親たちはこぞって三脚を立ててビデオカメラを回している!
あの人もこの人も、カメラで我が子を撮っている!
俺は知ってるんだぞ、そういうの撮っても見るのはその日の夜だけで
後は5年も10年も放置される運命にあるんだぞ。うちがそうだった。
でも恐らく俺も子どもができたら同じようにビデオ撮るだろうな。
自分のことだからわかる。絶対ハイビジョンで撮りそう。撮るだけで見ない。

こりゃぁ松下電器もソニーも必死に運動会のCMしますわなぁとひとしきり納得していると、
なんとなく見慣れた顔立ちの先生が炎天下のもと忙しそうに走り回っている。

あぁ!いましたようちの彼女が。
走ってますねー。あー今度は荷物運んでますねー。めっちゃ忙しそうですねー。

ニヤニヤしながら2メートルくらいのところまで接近してみても、
小太鼓をカバーから出す作業に必死でマジで10分経っても俺に気付かない。

ほんまにシャレ抜きで忙しそうですねー。毎日こんな感じらしいですからねー。
給料も安くて休みも少ないそうですからねー。
私立幼稚園って企業に例えればブラック企業かもしれない。
保育内容が充実してるから保護者には高く評価されてるらしいけど、
働く側へのサポートが全然なってないらしいです。

しばらく遠目に見てると、どうやら彼女に20分くらいのお昼休憩が与えられた模様。
しかしようやく休息のひとときを得た彼女の所に子どもたちがパタパタとやってきて
弁当食ってるまわりで5人ぐらい大暴れしてますがな。うわー。大変だろうなぁ…。



 午後、子どもたちが太鼓やシンバルのような楽器を持って
フィールドを闊歩する本日のメインイベントが始まりました。





ここでもう少し彼女の写真撮っておいて、先に帰ろうかな。

周りのビデオカメラに夢中のお父さんお母さんは
自分たちのかわいいご子息を撮影するのに夢中なのに、
俺は幼稚園の先生の写真撮ってるからね。
普通に周りの人から見たら気色悪い保母さんマニア。

できるだけ怪しまれないよう立ち振る舞ったけど、
俺は場の空気に溶け込めていただろうか?



 …とまぁこんな感じの運動会を体験してきたわけですが、 
なかなか彼女の頑張ってる姿というのは眩しく見えますね。

本人めっちゃ頑張ってるしね。
普段ポワーンってしてるから、シャキシャキ働いてるところをみるのは新鮮かも。

余談やけど、
15時に運動会終わるって聞いてたから16時くらいに仕事終わるかなーと思ってたら
19時の今も連絡がないままなんですよ。

まだ仕事終わってないんでしょうねぇぇ。ほんまにかわいそうです。
幼稚園って、子どもがよっぽど好きじゃないと絶対勤まらないね。
これが企業だったら、ブラック通り越して暗黒企業って呼ばれてるところやね。

とにかく、結構感動しました。
心の底から「おつかれさま」と言ってあげたいですが、仕事中なので音質不通です。


その愛をもう一度

2006年10月13日 | バイク
 前回の続きですが、
美容室に行った後にもう一度あのバイク屋へ行きました。
携帯カメラじゃなくてデジカメで写真を撮りたかったからです。


 今日はバイク屋さんと親しい保険屋のおっちゃんがいて、
そのおっちゃんにも色々話を伺ってました。

おっちゃんの息子さんは、昔オフロードバイクの選手権で
国際チャンピオンになったほどの実力者だったそうです。
なんなんだこのバイク屋は、スゴイ人集まりすぎだろ。

おっちゃんはCBX125カスタムというこれまた古いバイクに乗ってきていて、
親切なので俺に少し乗らせてくれました。
単気筒の振動がやけに気持ちイイバイクでした。

で、今日も例のお姉さんにコーヒーを淹れてもらって、
お姉さんの昔のインタビュー記事を読んだり
彼女の自慢のトライアンフやドゥカティの写真を撮らせてもらってました。

ほんまに居心地のええ場所です。


これが今日撮ってきた写真です。キレイでしょ?(写真じゃなくてバイクが)
画像はクリックで原寸表示します。





















 さすがにボスベンリィの次にこういうバイクに乗りたいとは思わないけど、
いつか必ず乗りたいな。家庭を持って、あまりバイクに乗れなくなっても
そこにあるだけで心を満たしてくれるようなバイク。

愛が、目に見えた

2006年10月11日 | バイク
 これが彼女の愛だ。





ドゥカティ。900cc。Lツインエンジン。
外車に詳しくないからそれぐらいしか情報がない。



 夕方、ふら~りふらりと枚方の裏通りを走っていると、
視界の端で流れ過ぎて行く景色の中に、鈍く黒い光を放つカタマリを目にした。

「あ、今のベンリィだな。珍しい。」

Uターンしてベンリィのあった場所へ戻ると、そこはバイク屋だった。
軒先に、ナンバープレートのついた黒いベンリィが置いてある。

こういうときは寄り道する時間を惜しまない。店のご主人に
「このベンリィちょっと見せてもらってもいいですか?」と訊いた。
俺はいつからこんなに積極的になったんだろう。

「あぁ、いいけど、それは売り物じゃないよ。ここにオーナーさんがいるんだ。」

優しい笑顔の店主らしきおじさんの目線の先には、
同い年ぐらいの青年がイスに座ってニッコリとこっちを見ていた。

しばらくのあいだ普段なかなかできないベンリィ談義に花を咲かせていると、
店の中からハンチングキャップをかぶった活発そうな女の人が出てきて
「あなたコーヒーでも飲んでいく?」と勧めてくれる。

俺が買い物をするつもりの無い客なのは明白なのに、
快くコーヒーを勧めてくれたことが嬉しくて、ご好意に甘えることにした。



 通りに面したこの店の中では近くを通るバイクやクルマの排気音で
たまに会話が妨げられることがあったが、所狭しと並べられたバイクの部品や
モーターオイルの暖かみのあるかおりが妙に心地よい。

思えば大した目的もなくブラブラしていただけなのに、
いつの間にかお店に上がりこんでリラックスしている自分がちょっとおかしかった。

店の中には売り物のスクーターや修理中のバイクが何台かあったが、
その中でも綺麗に磨かれた2台の大きなバイクがひときわ目を引いた。

「このバイク何ですか?カワサキのダブロク?」

「おいおい、ダブロクなんて言ってちゃぁ怒られちまうよ。」
本当におかしそうに笑いながら俺をたしなめるご主人。

さっきの女の人が、奥からコーヒーを運んできた。
俺とご主人の会話に鋭く「なんだい」とツッコミを入れてくるその容姿は
40代半ばぐらいに見えるが、明るい色使いの服のおかげでもっと若く感じられる。
普通に考えて、ここにいるご主人の奥さんだろう。

「ボンネビルを、ダブロクだってさ!」
ご主人がさっきの笑顔のまま言う。

「頼むよアンタ、
 これはイギリスのトライアンフってメーカーのボンネビルっていうの。
 カワサキのダブロクなんてこいつのパクリなんだよ。」

「あ、聞いたことある。ダブロクはボンネビルにソックリだって。」

「でしょう」


熱いブラックコーヒーで唇を濡らして、
ボンネビルを近くでジックリ眺めてみる。確かに、こいつはホンモノだ。
ダブロクも見たことあるけど、ここまでキレイじゃない。
細部の作り込みに一切の妥協を感じられない。

ホテルのバイトをしてたときに「トライアンフの大ファンだ」と
いつも言っていた先輩がいたが、今なら気持ちがわかる。


「すごいよ、初めて見た。すごく綺麗だ」

常套句だけど、コレが腹の底から真っ直ぐ出てきた正直な感想だ。
バイク屋のご主人もベンリィのオーナーも、同意の笑みを浮かべている。
フフンと鼻を鳴らした彼女は別のもう1台の大きなバイクに向き直る。

「ボンネビルは普段乗ってるんだけど、
 こいつはたまぁにしか乗らないのさ。えらく神経質だから」



 そこにあったのが、上の写真のバイクだ。
ドゥカティ。正真正銘のメイド・イン・イタリア。
てっきりドゥカティは赤いバイクしか作らないんだと思っていたが、
この青白いバイクもドゥカティなんだそうだ。

古いバイクだから全体的にくたびれてはいるが、
しっかりと手入れされたバイク特有の活き活きとした空気が伝わってくる。

最初に見たときは"ただの古くてマニアックなバイク"だと思ったが、
そのどっしりとしたガソリンタンクや
特異な配置のL型ツインエンジンの形状を見ていると
このバイクの持つ凄まじい存在感に気付く。

多分、走らせればとんでもないパワーで暴れまわるだろう。
俺なんかに到底コントロールできそうもない。
そんなバイクなのに、エンジンがかかっていないという理由だけで、
俺の目の前にカタリとも音を立てずに静かに鎮座している。

「単に古いバイクが好きだからってこういうのに乗ってるわけじゃないんだよ。
 たまたま好きになったバイクが古かったってだけのこと。
 最近のバイクはどれも同じに見えてつまらないからね」

目を輝かせてそう断言する彼女。
実は彼女、歴代の名車を乗りこなす女性ライダーとして
雑誌の特集やインタビューでも活躍しているベテランだった。



 「またいつでもおいで。今度は一緒にバイクでも磨こう。」

無農薬で作ったリンゴまでお土産にもらい、
俺はバイク屋を後にした。

もちろん、絶対また来ますよ。バイク磨きもいいけど、
できれば、彼女の愛が注がれたボンネビルとドゥカティをもっと眺めていたい。
できれば、あの2台を綺麗に写真におさめて家に持ち帰ってしまいたい。
今日、携帯カメラしか持っていなかったのが本当に心残りだ。

近いうちに、お土産持って遊びに行こうと思う。

日常を抜け出して

2006年10月09日 | Archive
 たまには接客がしたい。

座ってるだけのバイトもいいが、
たまにはお客様の前で笑顔をふりまく仕事もいいだろう。

そこで派遣のバイトにエントリーした。
土日だけのド短期で、イベント会場までのシャトルバスの案内。


 …土曜日。
俺は鶴橋の駅前にプラカードを持って立っていた。立っていた。立っていた。

ただひたすら立っていた。
プラカードにはこう書いてある。「シャトルバスはあちらです」
イベント会場に行くお客さんは、この表示を見てバス乗り場へ向かう。
ごくたまに年配のお客さんが道を聞いてくるのでその応対をする。

まぁ基本は立っているだけだ。ずっとだ。
俺は思った。バイト開始10分で思った。

これだったら普通にコンピュータルームで座ってたほうがいいな。

よく京都とかに行くと
「90分13,000円」という看板を持ったオジサンが道端に立っているが、
基本はそれと同じだ。

派遣先で新たな友達ができたのと、
きみまろテレビでできた親ローンの返済の目処ができたということで結果オーライか?



 もひとつおまけでこちらは非日常。

もしホンダが廃盤になったボスベンリィを再販するとしたら、
こんなキャッチフレーズはいかがだろうか。

キミのバイクは、テレビをはこべるか?





すげぇよこのバイク。

病でバタンQ

2006年10月05日 | Archive
 水曜日から発熱して寝込んでます。
実は先週も一週間くらい風邪引いて咳込んでたんですが、またです。
携帯・PCメール・ミクシィの返信が遅れているのはそれが原因です。
ゼミなんかクソくらえってかんじで休みました。

本当に、大学生活で一人暮らしするようになってから
免疫・抵抗力が物凄く下がりました。
高校時代なんか出席で皆勤賞貰うほどの元気マンで、
仮に熱が出ても翌日には回復して走り回ってましたが今はこの有様です。

ひとえに食事の差が出てると思います。
母親の作るほうれん草の胡麻和えとか大嫌いだったんですが、
今思えばあれが元気な俺を作ってたんでしょうね。

一人暮らししてると食いたいモンしか食わないし、
野菜ジュース飲んで野菜摂った気になってるから余計に野菜不足になる。


 一人暮らしして一度病に倒れると、
部屋全体が死臭に近い陰気臭さに包まれます。

放り出された風邪薬、使い終わった冷えピタのゴミ、
溜まりに溜まった食器類、湿った布団。
多分みんながこの部屋を見たら心配すると思います。この人大丈夫なの?って。

とりあえず片付けたいのは山々なんですが、
ヤル気も起きません。精々パソコンに向かってマウスを持つくらいで、
その姿が余計に不健康さをアピールしているようです。

また、熱が出てる時にはやはり眠るのが一番の薬ですが、
こういう場合は大抵悪夢を見ます。怖い系の悪夢から、ただ単に不快な夢とか。
全く身動きできない狭い箱の中に閉じ込められて汗だくになる夢とか、
殺人鬼に追われて汗だくで逃げ続けるとか。起きるとやはり汗だく。

さすがに参ります。


 しかし、病になるとほんの少し良いこともあるわけです。

友人の心遣いとかが支えになりますね。
けっこう「俺って良い友達持ってんな」と実感できる瞬間でもあります。

ある友人は心配して、
高熱を早く直すコツを教えてくれました。「汗をかけ。」
確かにこれは聞いたことがあります。汗を流せばスッキリするそうです。

とりあえずこれを身をもって実証してみようと思います。
さっき熱い風呂に入って汗だくになってきたんですが、
もう一回湯を入れたのでもう一回汗だくになってきます。

これを繰り返せばかなりの発汗量になること間違いなし。
そして失った水分を野菜ジュースでビタミン補給。
野菜ジュースに頼って病気になったのにこの期に及んで野菜ジュースを飲む俺ってどうなの。

ほんじゃ、もうひと汗かいてきます。


(追記)
二度目の風呂のあと体温測ったら、平熱になりました。
一度目の風呂に入る前が38.3度だったのでビックリです。
これからまた熱が上がったりしそうなので注意してます。

超音波使えよ

2006年10月03日 | Archive
 玉出で冷凍食品買って家に帰る時の話。

家の近くまで来て、とてつもなくデカイ飛行物体が
ヘルメットのシールドに直撃した。

バチ!

ふわあ!なに?
セミ?セミにしては時期遅くない?なんなの?スカイフィッシュ?

衝突した物体はふわりと俺の股の部分に落ちて引っかかった。
イヤに軽い。だんだん何だかわかってきたが、
とりあえずバイクを降りるまで確認したくない。


 バイクを降りて確認する。
やっぱりコウモリだ。短い毛がフサフサと生えていてハムスターのようだが、
グロテスクな羽が他の動物と一線を画する。

しかしこのコウモリ、ピクリとも動かない。
さすがにあの速度でプラスチックのシールドに直撃すれば昇天か。

なんでコウモリさんすぐ死んでしまうのん?

悲しみにくれるというよりはむしろ死骸をどう処理したものか悩んでいたら
コウモリは思い出したようにピク!ピクーリ!と動き出して、
「ちくしょー!次会ったらただじゃおかねーからな!」と言わんばかりに
フラフラと飛び去っていった。

いや、お前らなんか超音波とか使えるじゃん。
飛行中にモノにぶつからないための。あれ使えよ。
俺めっちゃびっくりするやんか。

理系ってちょっといいよね

2006年10月02日 | Archive
 内定者の飲み会があった。

うちの会社は内定式をしないので
代わりに非公式で飲み会を開いたところ、
会社の人事の人たちも経費引っさげて登場。


 8人いたうち、2人が人事、5人が理系、1人が文型。
さて、文型の1人は誰でしょう?(1問5点)

つーことで周りが理系だらけでした。
俺は理系の人たちが好きです。むしろ、文型の集団にいるより
理系の集団の中にいるほうがどちらかというと落ち着く。

それも高校時代、周囲に高濃度の理系人が多くいたせいだと思う。
男の子と遊びすぎて自分が男だと信じて疑わない女の子のように、
理系とつるみすぎてどこか文系離れしている存在、それつまり俺。

「女の前だと何を話していいかわからない」とか、
「研究室で毎日ゲームやってる」とか、
「この前秋葉原行きました」とか、
「23年間彼女いないんだけど」とか、
自虐的だけどむしろ開き直りの境地に達しているあの姿勢が好きだ。
もちろん理系みんながそうじゃないけど、一般的に見てその傾向があるだろう。
飲み会にソフマップの袋提げてた人がいたのも個人的にツボだ。


 人事の2人は、ひとりが40代くらい、
酔うとスーパーぶっちゃけトークをしてくれ、扱う話題も割と広い。
あまりオヤジ臭くないおじさん。好きだこの人。

もうひとりがひとつ年上の、短髪さわやかイケメン先輩。
笑顔が男前すぎる。絶対この人はモテる。

いいわぁ、居心地いい。
内定者に女がひとりもいないってのも、外大生にとっては新鮮だ。

「葵みのりって知ってる?あ、知ってるんだ、じゃあ森下くるみとかも?
 あぁ、いいよねぇあれはよかった!
 ちょっと最近だと蒼井そら、柚木ティナとかね!」