
すた丼 580円
男子の草食化が叫ばれる中、あくまで男らしさを前面に押し出す「伝説のすた丼屋」が本拠地の多摩地区から増殖し、ついに千葉市中央区にまで進出してきた。
なにしろ、オープン前のポスターが地上最強の生物こと範馬勇次郎だったのには吹いた。
さらに看板に書かれた能書きたるや、民明書房刊の書籍からの引用かと思うような仰々しさで、「絶対の「掟」が在す領域 宇宙最強を至上とせし伝説の「すた丼」此処に在り」だ。
「超ド級の飯450g!他に類を見ない味!圧倒的なボリューム!!不動の人気№1を喰らえ!!!」とまで恫喝されては、食券の自販機の「すた丼」のボタンを押すしかなかった。
茶碗3杯分の飯が盛られた丼に濃厚なタレがからんだ豚肉、そこへさらに生卵をかけ流してバクバクとかき込むのだ。
そこいらの牛丼とはわけが違う圧倒的なボリュームとパンチのある味はまさに漢の胃袋をわしづかみだ。量の多さだけでなく味も個性的だ。
若くはない自分には通常のすた丼一杯が限界だったが、すた丼とラーメンや餃子がセットされた「漢のセットメニュー」などもあって、空腹の若者にはかけがえのない店になることであろう。
あくまで豪快。
女子供は眼中にないかのようだが、レディースセットというメニューも用意されているのだ。
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