湧水のまち小林市で一番の湧水量があるという「千谷湧水」を探しに出かけた。
まず地図で探してみたが千谷という地名は載っていなかった。小林市内であると
いうことだけしか分からない。これはもう地元の人に聞くしかないと思い小林へ
と向かった。小林の街に入ったのがお昼を過ぎていたので弁当を買いそこで千谷湧水
の場所を聞いた。弁当屋でだいたいの道を聞き2kmほど走り、ガソリンスタンドで
また聞いて詳しく教えてもらった。
この先に「千谷公園入口」というバス停があるからそこを右に入って住宅の中を通り
抜け坂を下った所だという。聞いたとおりに向かって進むと坂を下った所に一軒の家が
あった。その家の人に聞いてみると、ここから用水路をさかのぼった所に千谷湧水が
あると教えてくれた。
5分ほど歩いていくと一番奥にトクトクと湧水の湧き出ている泉があった。
霧島山系からの伏流水がこの地で地表に出て湧水泉を作ったらしい。
泉から流れでた湧水はその先の少し広い池に流れ込み緑色の水草を揺らしていた。
水草の葉一本一本まできれいに見える。こんなに透明度の高い湧水は初めてだった。
by ヒロ