我が散歩道途中に有る豪壮な構えを持つ茅葺き大和棟の平間家住宅。
JR奈良線「山城多賀駅」東側の小高い台地、南面する斜面に高い石垣を築き、両袖に蔵を持つ長屋門で正面から主屋全体を見ることは出来ません。
前面は濠にでもなって居たのだろうか・・・・
現在砂利を敷き詰めた長細い空き地になって居る。
棟頂部には5段程の瓦屋根が載り、東側は切り妻、西側は入母屋造りとし、切り妻側に入母屋桟瓦の落ち屋根、煙り出し、四方を桟瓦の庇が廻って居る。
<直ぐ裏の乗蓮寺から見た平間家>
屋根は最近補修されたのか綺麗に整えられ、棟から四筋ほど垂れ下がった「鳥おどし」のアワビの貝殻が光っている。
平間家は代々「庄屋」をされた家系、江戸時代末期の弘化二年(1845)の建築だそうです。
勿論現在も住まわれ、南山城に現存する数少ない茅葺き民家です。
撮影2013.1.3
あえて地図は添付しません。