この集落も霊仙山中真っ只中に有って冬季は全く雪に閉ざされてしまい冬季廃村の集落のようです。
<落合集落から男鬼(おおり)集落へと続く道>
僕は11月の下旬に多賀町側、芹川最上流付近の霊仙落合から一筋に延びる林道で辿りつきましたが、この集落へ入る道路は他にも2~3有って彦根市側からや米原市側からは冬で有っても辿りつけるのかも知れません。
此処は霊仙山中に有っても行政的には多賀町ではなく彦根市に属していますが、しかしいずれにしても冬場は厳しい環境下の集落で有ることには違いありません。
多賀町霊仙の谷間を縫って流れる芹川源流部の小川沿いに10軒足らずの民家が建ち並ぶがやっぱり深い山中の静寂に包まれている。
男鬼と書いて「おおり」どうしてそう読むのかは知らないけど、この土地にまつわる由緒歴史も有るのだろう??
これは集落の入り口辺りの景観。
畑には動物除けの網などもかけられ日常的に人の出入りは有りそうな気がしますが、この日は誰にも遭わなかった。
萱葺き屋根を覆ったトタン屋根の景観は懐かしく,長閑な山村を思わせるが心無い人のいたずらか?窓ガラスには投石に拠るものだと思われる大きな穴。
そんなおかげでこういう集落を訪れる余所者は怪訝な目で見られがち・・・・・
手入れは行き届いているもののやっぱり人の住む温みは伝わってこず・・・・・・門戸は硬く閉ざされている。
集落中ほどに有る誓玄寺と男鬼町の看板、寺本堂入り口のブルーシートが物語るものは???
その左斜面には苔むした日枝神社の参道と石鳥居。
ここからまた車で山道をいくらか走ったところには、比婆神社と呼ばれる神社も有って古い歴史を有しているようですが今回は時間の関係も有って寄れなかった。
此処はさしずめ比婆神社の里宮と言うことなのだろうか??しかし名前が違うなあ・・・・。
全く別物だろうか??
集落中ほどの立派な佇まいの民家、まだまだ充分に生活できそうです。
しかし周りの荒れ様は隠しようも無い。
集落の奥?の方、足場を組んで茅葺き屋根の葺き替えをしている民家。
まだ吹き替え途中のようだったがこのまま冬を越すのだろうか??
いずれ此処に人が入れるのは雪が解けてからだろう??
この先道は彦根、米原方面へと続いているのだが・・・。
撮影2010.11.27
日枝神社と
比婆神社の二社がありますね
里に近い日枝神社と
山奥の比婆神社
両者に具体的な関係はなさそうですね
この日枝神社もすごいですねぇ
比婆神社にはずっと行ってみたかったのですが
日枝神社も見逃せませんね
春はいつごろから通れるように
なりそうでしょうね
僕は落合から入ったのですが確か3月21に解除だと書いてましたよ。
何年かまえにも春先に行ったときにはやっぱり雪が残っていていけなかったことがありました。
雪が残っていればやめたほうが良さそうですよ。
比較的彦根市の鳥居本から入ったほうが道路状況は良いですよ。