![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/8a/b046bc956dc6ac4d8b987fe5ab800da8.jpg)
一見東南アジアの水上家屋を思わす少し南洋的な匂いも感じる屋根の造り・・・・、此処は福井県三方湖畔、若狭町海山の茅葺舟屋です。
浜大根の白い花が咲き乱れ長閑な湖岸沿いに簡素な茅葺屋根の居並ぶ景観はまさしく三方湖、若狭地域漁村の原風景のような・・・
三方五湖の根元をかすめて通る国道162号より、三方湖畔沿いに伸びる県道216号線で暫く進むと右手湖畔、県道脇にこの舟屋群が見えてくる。
湖畔の小さな舟溜りの湖水に直接丸太を立て、茅葺屋根の蔽屋を造り舟屋として小さな漁船を繋いでいる。
この舟屋群は観光資源として残されたものだろうが、もうこの景観を他で探そうとしても殆ど見つからないに違いない。
少し離れて駐車場らしきものは有るのですがGWの5月3日、この道路を通る車は結構有るのですが・・・この景観に足を停めて行く人は皆無でした。
里山育ちの山猿にとっては見慣れない湖の有る景色ですが、いかにも付近の景観と一体化して心に焼きつくものが有る。
浜大根の花、鯉のぼり、湖上の茅葺舟屋・・・・、なんとも心憎い演出でした。
撮影2011.5.3
私も旅先で茅葺を見つけると描くのですが、中々遠くに行けばいくほど観光地となりますから描く機会はないです。
素晴らしい写真を見せていただいてありがとう!
勿論、観光ガイドに載るような処ではダメですけどね。
でも哀しい現実に出遇うことも多いですね。