愛しきものたち

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伊賀市東谷の勧請縄

2007年03月06日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


伊賀市東谷は前回紹介した菖蒲池からさらに奥まった、伊賀市の里山。



この集落の入り口にある観音寺の境内から対面の道路越しに長い長い勧請縄が渡されている。



境内から、寺の前にある駐車場の上を越し、その向こうの田圃と県道を越えて、対面する山の裾野まで約100m以上に渉って張り渡されている。



ちょうど駐車場の上部に当たる縄の中心部には、風雨順次、五穀豊穣、区内安全、悪疫退散と中央には阿弥陀如来の種字であるキリークが大きく墨書きされた祈祷札が下げられ、その上部には御幣が1本突き立てられている。




祈祷札の両側には2本づつの長い小縄が垂らされているだけの単純な勧請縄ですが、長さだけはほかの地域のものにも決して退けを取らず、神社じゃなく、寺の境内から渡されている勧請縄も珍しい。


撮影2007.2.11


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