好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

京都の旅(2)

2008年11月29日 16時08分09秒 | 国内旅行
二日目は金閣寺から。
日没が早いので、行動も朝から動かねばならない。





龍安寺へ。



石庭は人が多くて写真なし。

仁和寺へ。




仁和寺の大きな門を出たあたりにあった創作フレンチっぽいお店で昼食。日没が早い時期の観光は、昼食に時間をあまりかけたくなかったが、早めに入店したので手際よくコース料理を頂けた。

午後、にわか添乗員は、失敗を・・・・・。

京都の秋(1)

2008年11月28日 15時42分28秒 | 国内旅行
春に北上する桜前線と同じく、秋に南下していく紅葉前線も旅心を刺激する。
2005年の11月20日過ぎに両親と京都を旅した。温暖化のせいか、紅葉の時期も微妙に遅れ始めたらしい。この年も例年よりは色づきが遅いと言われた。今年はどうなのだろう?

入場券購入に長蛇の列。その後の入場でまた長蛇の列でようやく楽しめた東福寺。

通天橋にもあふれんばかりの人波。




この年に民放で放映されたドラマ「大奥」の撮影に使われたそうな。
広々とした境内の鮮やかな紅葉は楽しめたが、人の多さに閉口。

日本で唯一の皇室の菩提寺である泉涌寺(せんにゅうじ)。


人が少ないのは良かったが、すでに東福寺を歩いた後なので境内の広さに両親が疲れてしまい、御座所へ行かなかったのが悔やまれる。ここのお庭がとても良いのだそう。

紅葉の時期は日没が早い。夕暮れとともに京都は気温がすーっと下がり始める。初日はこれにて終了。夕食は駅横の伊勢丹内の紫野和久傳でおいしく頂いたが、写真がない。この京都での旅は、私にしてはめずらしく食べ物の写真がない。両親に添乗員としての仕事を依頼されており(そのおかげで私は無料ご招待だった)、気がまわらなかったのだろう。
両親が、既存のツアーでは疲れるから嫌と、航空券とホテルのみのツアーを利用したので、観光内容は自分で決めなくてはならない。が、京都ははるか昔の高校時代の修学旅行と部活の全国大会の際に来ただけのまことに頼りない添乗員。
訪問するお寺は、以前大阪に居住したことがある叔母の意見を参考にした。叔母は一日に訪れるお寺は2箇所という計画で、何度も京都に来たそうだ。
叔母が選んでくれたお寺を参考にルートを選定し、石段の過酷さをガイド本やネット、直接お寺へ問い合わせたりして訪問箇所を決めた。
さて、明日は金閣寺へ。


東京で

2008年11月25日 11時24分06秒 | 国内旅行
今回の東京では、この夏に生まれた従姉妹の赤ちゃんと初めて会ってきた。
昨年新築したばかりの家は、建築雑誌にも掲載されたおしゃれで個性的な素敵な家で、渡部某氏が「いや~~素敵な住宅ですね~」とルポしそうだった。
リビングの一部分

まだ寝返りも出来ない小さなレディは、可愛い笑顔を振りまきながら澄んだ瞳を向けてくる。バリバリのキャリアウーマンの母は、「あなたはねえ、人見知りしてたら生きていけないのよぉ」と、まもなくの職場復帰を控えて言い聞かせていた。
そういえば、私は猛烈な人見知りで隣家のおばさんでも大泣きしていたそうだ。乳母車で顔をくしゃくしゃにして大泣きする私の横で、困惑したような表情で立っている姉の写真もあった。成人してから私と知り合った人は、私が幼少時に強度の人見知りだったと言っても誰も信用してくれないが・・・。なぜでしょう??ん?

翌日は、たまねこさんの荻窪のアトリエへ。
丁度デンマークから来日中のB氏の奥様のA女史と一緒に遊びに行った。
お昼に頂いたアトリエそばのてんぷら屋さんの定食が、おいしくて安くてびっくり。床が年季のせいなのか、靴底にベタつくのが少々気になったけど。
たまねこさんの努力の結晶のアトリエで、きれいな作品を見せてもらった。
その後、お隣のフランス語教室を主宰されるご夫婦がお茶に誘ってくださり、楽しく会話を。日本人3人、ドイツ人、フランス人で、会話は日本語。
最近、なにかと増えてる「**ソムリエ」についても語った。あの使い方は変じゃない??など。ソムリエって、やっぱりワインというイメージなんですけどねえ。
皮のエプロンに、葡萄をかたどったバッジを付けて、膨大な知識と優れた感性を持ちながら、でしゃばらず、やさしく親切な接客のエキスパートを尊敬こめてソムリエと呼びたいのだけれど。
野菜、米、雑穀、ハーブ、はてはタオルに歌舞伎と、ソムリエと点けたがる人もおられるようだが、私は嫌ですね。

フランス語教室にて。

皆さん、あまりにも美しいのでモザイク・・・。あ、私は別な理由につき・・・。

楽しく会話した後は、上京した際に必ず食べに行く日本橋の千疋屋で食事。
吹き抜けの開放感があるおしゃれな室内が心地よくて、夜に一人で食事していても違和感なく、食事のレパートリーは少ないが安くておいしいし。
辛いカレーは苦手なのであまり外食では頂かないのだが、ここのマンゴーカレーは大丈夫。辛口派にはココナッツカレーがあるはず。

デザート付で1260円だったかな。


でも、一番食べたかったのはこちら。

フルーツ杏仁。マンゴーソースをお好みで。
ここでは、デザートのほうが食事代より高くなることも多い。これは1100円位だったと思うけど。
結構な量だが、デザートは別腹につき完食!

最終日はいつものようにおいしいもののお買い物。
仙太郎のご存知最中、クラブハリエのバウムクーヘン、和久傳の西湖、GIOTTOでケーキ、ケーファーでカスレとパン、鮎家の佃煮類などなど。そして今回のお大尽ツアーのスポンサー(?)の私の実家の両親宛に、お礼の品々を送付。

外気温が下がっていても、建物内や地下鉄コンコースなどは湿度が高く暑い東京。
東京では実によく歩かされる。乗換の表示に従って歩くと、一駅分ほどの距離だったり。そして階段の多さ。エスカレーターやエレベーターがあって当たり前の環境から行くと、かなりバテる。設置されていても、狭い敷地だから仕方がないのだろうけれど、その場所までかなり歩かないとたどり着かない。手すりにすがりながら上り下りするご高齢の方をずいぶん見かけたが、障がい者の方も大変だろう。
地方はバリアフリー化でエスカレーターやエレベーターの設置が増えてる。交通網が単純だから、出入り口も少なく、敷地も広いし。ただ思いっきり地方となると、公共の交通網が心もとなく、車依存型となるが・・・。

夫が東京の人はスマートだと言うが、この運動量も関係あるかも。
私もこの数日でかなり歩いた。体脂肪が減ったはずなのだが、買い求めた大量のお菓子類が、すでに穴埋めしてくれたようだ・・・・。

*円マーク¥がすべて消えていたので漢字で「円」を入れました・・・。


歌舞伎を見に東京へ(4)

2008年11月21日 11時49分35秒 | 国内旅行
今月の桟敷弁当 ¥3500也。

食事処で頂くと、お吸い物や茶碗蒸しなども付くらしい。
まさしく幕の内で頂く幕の内弁当。多種多様に食材が使われ、食べるのが遅い私は結構時間がかかった。おまけに途中で緞帳のご紹介があり、そーかそーかと眺めて写真なんぞ撮るからなおさら・・・。
では、角度が悪いですが、緞帳ショータイム。






トイレに行く間もなく、幕が開いた。

この演目で仁左衛門様が演じる源五兵衛は、仇討ちを待つ浪人。時蔵氏演じる芸者小万に惚れているが、芸者小万は菊五郎氏演じる三五朗の妻。それがただの三角関係ではなく、主従関係やら裏切り、騙し等がからんで複雑な人間模様が狂気を生む。
狂気が悲しい結末へとなるのだが、演じる仁左衛門様の美しいこと!裏切りへの悲しみと怒り、武士のプライドなどを低く抑えた声と静かな動きで表現している。花道を歩く着流し姿も格好良い。今回は「寺子屋」でお孫さんの千之助君との共演もあり、素顔は優しそうなおじさまという感じだが、舞台姿が実に美しい。ご病気をされたこともあったが、スタイルのよさも格別。
決め台詞とともに拍手に包まれて幕となる。最後の仁左衛門様のお顔の向きが、私の方をむいておられるようなと、誰もが陥る大いなる勘違いで幸せ気分になる。

客電が点き、トイレへ。桟敷席は、出るとすぐにトイレがある。すっきりして個室から出ると、長蛇の列。そうか、お大尽のメリットはここにもあるのだなあ。
茶店をうろついてから座席に戻る。

昼の部最後は、実在した大阪新町の名妓夕霧を主人公に、近松門左衛門が書いた浄瑠璃をもとにした「廓文章 吉田屋」。上方和事の代表作なのだそうだ。
中村魁春氏演じる夕霧に惚れて廓通いで勘当になり、行方不明になっていた坂田藤十郎氏演じる大店の若旦那が、片岡我當氏演じる温情あふれる別な主人との再会で勘当を許され、夕霧の身請けも出来てめでたしめでたしと華やかに終わるお話。
楽しいなあ、歌舞伎は・・・・・。

ゆとりある桟敷席での鑑賞のせいか、休憩含めて約5時間を過ごしたが疲れがない。一等席で鑑賞したときは座席の拘束感が強くて疲れを感じたものだが・・・。
歌舞伎座を出ると、皆さん建物前で記念撮影などをしている。

「惜しいわねえ。」「壊すなんてもったいないわあ」などと口々に建替えへの不満が聞こえる。その声をまとめて、きちんと伝えなければ何も起こらないのだけれど・・・。はい、私もですね・・・・。

その後、周辺のギャラリーなどを適当にうろつく。今夜の夕食は、歌舞伎座横のビーフシチューのお店と思っていたので、時間つぶしもかねて。
6時近くなり、ようやく空腹を感じてきたので、「銀の塔」へ。
ビーフシチューはパンで頂くことが多いが、ここは御飯の定食風。

とろとろに煮込まれておいしい。ただ、空調のせいで御飯が冷めて乾いてくるのが残念。食べるのが遅いもので・・・・。

食べ終えて店を出、見上げると歌舞伎座の横顔が見えた。今、夜の部が始まっているのだなあ。仁左衛門様の「寺子屋」が終わって、「船弁慶」が始まったころだろうか。
あ、これからなら一幕見で、最後の「八重桐廓噺」が見れる・・・。そう思ったら落ち着かなくなってきた。昨日見ているのだが、隣席の邪魔もあったし、私自身も昼間の観光の疲れと、狭い座席での鑑賞で疲労から最後の演目には集中度に陰りがあった。
料金を確認すると\700。安いなあ・・・。7時35分発売のチケットを手に、一幕見席用の傾斜のきつい階段を昇る。4階となっているが、実際はそれ以上ある。ひらめ筋が痙攣しそうだ・・・。
昼間の桟敷席から、天井桟敷?へ。
舞台はこんな感じに。

(これは3階B席の最後列のものだが)

華やかなフィナーレ。やっぱり見に来てよかったなあ。集中して鑑賞できた。
今、歌舞伎座では来年からのメモリアル公演の演目のアンケートを募っている。昨日、今日とで3枚書いてきた。ただ、急いで書いたので、一段と汚い殴り書きになってしまった・・・・。
来年は、見に来れるだろうか?
ホテルまでの帰途、頭にお囃子の軽やかな音が響く。
あーーー楽しかった!!


歌舞伎を見に東京へ(3)

2008年11月20日 16時32分06秒 | 国内旅行
今日は昼の部。歌舞伎座での最初で最後(?)のお大尽をすることにした。桟敷席で見るのだ。
大好きな片岡仁左衛門様の通し狂言なので、花道そばの西桟敷にした。
入場して左側に周り、西の*と書かれた小さな扉を開ける。コート掛けと、年季の入った鏡、小さな棚、ゴミ箱などがある。ベルベットというよりも別珍という手触りのワインカラーのカーテンがあった。(写真は内部側から)
 

靴を脱いで上がるとこじんまりした私だけの空間がある。掘りごたつになっている。

テーブルの上には、すぐに温度が冷めそうな懐かしいポットとお茶碗などのセットがあった。横に、桟敷弁当のメニューがある。
いつもはデパ地下弁当だが、今日はお大尽。これを食べるのも楽しみのひとつ!

二人用のボックスだが、独り占めできた。座椅子を中央に置いてのびのびと鑑賞。チケットは前日に購入したが、桟敷席や1等席のかなり良い場所に空席があった。
今月は新橋演舞場、国立劇場、平成中村座と歌舞伎があるので観客も散らばっているのだろう。
舞台が斜めになるが、普通の座席より高くなっているので見晴らしも良い。


後ろの扉が開いて、係りの人がお弁当の注文を確認しに来た。おそらくこいつは頼まないんじゃないかと思っていたのか、「お願いします!」というと、ちょっと驚いた表情。すいませんねえ、貧乏そうなおばさんで。。。でも、今日はがんばってお大尽!ですから!!

昨日、夜の部を観た際に購入したプログラムを読みながら昼の演目を確認。目の前の花道を観ながら、ここを歩く仁左衛門様のお姿を思い浮かべたりして。。。。


頭で丸い模様の半分が隠れてしまったが、この暖簾部分が花道の出入り口と右側のガラスの部分が控え室。
続々と観客が入場してくる。いいなあ、いつも歌舞伎を楽しめる環境に居られる人は・・・。

開幕を知らせるお囃子が鳴る。生音のお囃子に浄瑠璃での解説、拍子木やお囃子での効果音なども歌舞伎の楽しみ。
鶴屋南北が、東海道四谷怪談の続編として書いたという「盟三五大切」。四谷怪談と同様「忠臣蔵」が背景にある。
幕がさーーーっと引かれ、舞台が始まる。そのまま海に浮かびそうな立派な木製の小舟が役者を乗せて舞台の下手から上手へと移動。その後、花道にも同様の舟が登場し、菊五郎氏と時蔵氏を乗せたまま花道を移動し、右折して舞台中央へ。どういう仕掛けなのだろう?
上手から現れたもう一艘の舟で、仁左衛門様登場。「松嶋屋!」

序幕と二幕目を終えて30分のお食事休憩。
カーテンを開くと、お楽しみの桟敷弁当が扉の内側の棚に置かれてあった。小さなお饅頭付。


長くなったので続きは別項で・・・・。



歌舞伎を見に東京へ(2)

2008年11月19日 16時31分56秒 | 国内旅行
歌舞伎座へ向かう途中、デパ地下で「美濃吉」のお弁当を購入。
地下鉄のコンコースに東急グループのストアがあった。ペットボトルのお茶が安い。歌舞伎座の売店で購入するとかなり割高になるので、ここにこんなお店があるのは嬉しい。ちょっと歩くけど・・・。

歌舞伎座に到着。
 
この背後に、高層ビルを組み込むような形に建設予定らしい。来年一月に詳細が発表らしいが・・・。嫌だなあ・・・・・。

夜の部は3階A席の一列目の右側の席。ここからは舞台がこんな感じに見える。

花道は少しだけだが、この位置での演技がわりあい多いので見えるだけでも良いかな。


一つ目は義太夫狂言三大名作のひとつ、菅原伝授手習鑑「寺子屋」。
身代わりにわが子を殺すという、悲しいお話。筋書きの理不尽性や単純さはオペラや歌舞伎などにはたくさんあるが、古典芸能を楽しむにはそれらは忘れることにしている。
松王丸の仁左衛門様が、・・・・美しい。

二つ目は、河竹黙阿弥作新歌舞伎十八番の内「船弁慶」。
尾上菊五郎氏が静御前と亡霊の平知盛、市川左團次氏の弁慶、中村富十郎氏の義経、中村芝翫氏の舟長など。中村芝翫氏の女形以外は初めて見た。
能を元にした舞踊劇に、顔見世ならではの豪華な配役が嬉しい。

三つ目は、近松門左衛門作の浄瑠璃から「八重桐廓噺 嫗山姥(こもちやまんば)」。前半は中村歌昇氏が笑わせてくれ、中村時蔵氏が早変わりや女形の立ち廻りを楽しませてくれ、華やかにフィナーレを飾る。

演目の詳しい内容は、私が書くよりもこちらの歌舞伎座HPをご覧ください。

楽しかったが、左隣の巨漢の男性が、何しにきたのかと思うほどよく眠っていた。おまけに時折いびきまで掻く。座席の巾に収まりきれない体型が、揺れながら私の座席に侵入してくるのには閉口した。
また、その隣には、大向こう修行中らしき男性が居て、小さな紙片を見ながら「**屋!」と声掛けに忙しい。そのタイミングの悪いこと、情けない声で自信なくつぶやく「・・**屋~~~・・・」は聞かされるのが辛かった。

こうして夜の部が終了。
外は雨が降り出したが、歌舞伎座前に都営地下鉄の東銀座駅の入り口がある。そのまま地下へ降りて地下鉄に乗る。数駅乗車して下車。地下の長いコンコースを歩くが、ホテルは出口の横。傘も差さずに到着。
華やかな舞台の余韻に浸りながら就寝。


歌舞伎を見に東京へ(1)

2008年11月17日 20時48分08秒 | 国内旅行
今年も吉例顔見世大歌舞伎の月が来た。
血液型A型なので入念にスケジュールを立てる。11月は3連休が二度あるので、ここの週末はホテルも混雑すると思われるので避けたい。ところが16日は東京マラソンがある。交通網の影響があるかもしれない。そうなると、第2週あたりが適当と思われた。

チケットは、ネットで購入することが出来るが、この場合は座席を選ぶことが出来ない。勝手に空席から選ばれてしまう。6枚バラバラで購入するふりをして選ぶと他の空席がわかるのだが、必要な1枚を購入とすると勝手に選んだ座席を押し付けてくる。どうも、前列から順番に指示されているような気がする。
電話でオペレーターと空席を確認しながら選ぶ場合は、好きな座席が選べるが、遠隔地の場合、送付してもらわねばならず、手間&料金がかかる。
このシステムは早く改善してもらいたいものだ。歌舞伎座建替え後に対応するつもりなのだろうか?劇団四季などでは、かなり前から空席一覧から希望する座席が選べるというのに・・・。

今年の顔見世は、昼の部が通し狂言で鶴屋南北作の「盟三五大切」(かみかけてさんごたいせつ)と、近松門左衛門の浄瑠璃を元につくられた廓文章の中の「吉田屋」。夜の部は、華やかな顔見世らしく3演目が並ぶ。菅原伝授手習鑑から「寺子屋」、舞踊劇「船弁慶」、八重桐廓噺から「嫗山姥」。
大好きな仁左衛門様が主演の昼の部は、良い席で見ることにした。
夜の部は観劇前に美術館を見るので、疲れているであろうことを考慮して、3階A席で検索。右の東桟敷の上が安い席で唯一花道が見れる特等席なのだが、ネットでは出てこない。が、正面の最前列の右側の空席があったので購入した。
昼の部は、桟敷席や一等席の良い場所にも空席があるので、窓口で購入することにした。

宿泊先のホテルは、交通経路の利便性と新しさで選ぶ。地理に不慣れな者としては、夜間の一人での長歩きは避けたい。駅そばでなおかつ静かな場所が良い。又、壁のシミなどが、不気味な想像力をかきたててくれるような夏向きのホテルも避けたいし。
ネットで検索し、地下鉄3路線が使えて出口横に今年オープンのホテルにした。

さて歌舞伎観劇の日。
今日は夜の部なので、4時半から。
午前中に江戸東京博物館でのボストン美術館展へ。里帰りしている浮世絵の良品を見る。歌舞伎役者絵も多く、楽しい。


(写真は2006年のもの)
開場間もないときは、4つに分けられたブースの後半はがら空き。なのに皆さんは順番に列を成して見ようとする。係員が、空いてるスペースからご覧くださいとアナウンスしているが、頑固に行列が続く。私は当然後半から見る。逆から見ることになるが、研究者でもないので別に支障はない。私は絵を見に来たのであって、行列に並びにきたのではないのだから・・・。一列に並んだ行列は、見る人の速度によって滞る部分が出来るのでその隙間で鑑賞は出来るし。
2時間半、浮世絵に浸ると昼食の時間。江戸博物館は上階のレストランが改装中で、他の食事処も混雑していた。
東京モダン亭のメニューにこんなものが・・・。

たこさん、いかさんウィンナーだった。食べないけど・・・。

建物横では桜が咲いていた。


江戸東京博物館の前が、北斎通りと呼ばれているらしい。このあたりで葛飾北斎が生まれたそうだ。「北斎まつり」とのぼりがあちこちにあったが、閑散としていた。
昼食場所を探して歩いたら、公園があった。


北斎風トイレ・・・・・。

お蕎麦屋さんがあったのでここで昼食。

このレイアウトだと、右利きにはとても食べにくいのですが・・・。これが正しい配置なのだろうか?配置換えしてから食べたけど。
さ~~て、歌舞伎座へ向かうぞ~~~。

おいしい日本(7)

2008年11月14日 19時09分07秒 | 食べ歩き
晩秋に久々に姉が帰省し、一家4人でのお食事となった。
母が予約してくれたお店の個室から、紅葉を楽しみながら和食を頂いた。


七種の蟹と秋野菜というテーマ。
旬采として

渡蟹と菊花浸し ソフトシェルクラブ香味揚げ 湯葉添え蟹味噌豆腐 秋味親子和え 豆慈姑土佐煮 焼青唐 柿玉子
オレンジ色の卵の黄身が柿に見立てられている。右側の紅葉の根元にあるのだが・・・。昆布だろうか、ヘタもきちんと作られており可愛い。黄身は燻製だろうか、味噌漬けだろうか、忘れたけど・・・。

吸物

菊花真薯 水晶ズワイ蟹 白舞茸 酸橘
お出汁がおいしい。

お造り

戻り鰹 白身 甘海老 帆立
土佐醤油と、香味ドレッシングの2種類。香味ドレッシングが鰹にとてもよく合っておいしかったのだが、悲しいかなトリ頭・・・内容を忘れてしまった。なんだったっけなあ・・・。

煮物

おこげ蕪蒸し 海老 銀鰈 栗 しめじ 里芋 絹さや
かりかりとした食感のおこげがなんとも香ばしくておいしい。

3種類から選べる主采
天麩羅

ズワイ蟹香り揚げ 海老 おぼろ蟹真丈 舞茸 蓮根 隠元

毛蟹甲羅焼と秋茄子田楽

これが一番おいしそうだった。最近良く見かける中央が丸く陥没した帽子料理皿と違って、中央が一段高くなっているお皿も珍しいかも。甲羅焼がホワイトソースかなと敬遠した私は、天麩羅にしてしまったけれど。もうひとつの、もずく蟹雲呑鍋は誰も選ばなかった。鍋と聞くとボリュームがありそうで。

お食事も3種類から選べる。
鱈場蟹五穀米焼おにぎり茶漬け


ズワイ蟹の変わり寿司(内子、外子、蟹味噌など)


もうひとつの 花咲蟹と北あかり御飯釜炊きは、父が選んだが写真撮影前に食べ始めてしまい、写真なし。

甘味

冷たい白胡麻しることわらび餅 チョコレートが飾られている。

お抹茶か、コーヒーのサービスなのだが、特別にと両方出してくださった。



親切な仲居さんのご好意で、家族4人で晩秋の風景を楽しみながらゆったりとおいしく楽しい時間を過ごせた。

夕食は、果物のみとなったけど。

札幌なだ万雅殿

 〒064-8589
 北海道札幌市中央区南10条西3-1-1 札幌パークホテル11階
 Tel 011-511-3355
 営業時間
 ■月~金
 朝食 7:00~10:00
 昼食 11:30~15:00(L.O. 14:30)
 夕食 16:30~22:00 (L.O. 21:30)
 ■土、日、祝日
 朝食 7:00~10:00
 昼食 11:30~16:00
 夕食 16:00~22:00 (L.O. 21:30)