好奇な鷲

日常の疑問や愚痴、独り言や、旅の思い出などを書いていきたいと思います。

JR北海道

2011年05月29日 16時30分23秒 | 鷲の独り言
先日のJR北海道の特急列車脱線炎上のニュースは、JR愛用者としてはとてもいや~~~な事故だった。
トンネル内から引き出された黒こげの車両にぞっとしてしまう。
テレビで、ススまみれで脱出した乗客が、JR乗務員の避難誘導がなく、「あのままだったら今頃燻製になってたよ!」との怒っておられた。

そういえば、東日本大震災の時、友人のご主人が函館発札幌行きの特急列車に乗車中だったそう。
ちょうど森駅あたりで地震が発生し、列車が停止。
が、車内アナウンスは「しばらくお待ちください」が繰り返されるだけ。
揺れる列車に乗車しているから、地震があったことに乗客は気付かない。
しばらくして、他の乗客らが携帯で情報を入手して、地震が起きたことがわかったそう。
が、それに関するアナウンスはまったくないまま2時間ほど放置されていたらしい。
この路線は、場所によっては海岸線ぎりぎりを走る。
この時は大丈夫だったが、津波が襲う危険があったらどうするのだろうと、話を聞いていて怖かった。

今回のトンネル内での車両火災では、乗客の判断で死者を出さずに済んだ。
でも、こんな対応では心もとない。
津軽海峡の海の底で、こんな事件が起きたらどうすればいい?
もう少ししっかりして欲しいなあ。
それに比べれば、危険度が高いだけに航空機の避難訓練などはしっかりしているかも。
でも、人員削減、機械化の今のJR。
事故の対応に、列車にははたして何人が勤務しているのだろう?
何かあったときに、避難誘導するに足るだけの乗務員が乗車しているとも思えない。
ここも安全神話に浸りきっているのだろうか??


風評被害とは

2011年05月25日 12時04分58秒 | 鷲の独り言
メルトダウンと聞くと、英語に弱い私なんぞは新種のスイーツか?と勘違いしそうだが、「炉心溶解」と聞くと事の重大さがひしひしと伝わる。
旧人類、漢字の国の人間だなあ・・・・などと、優雅につぶやいている場合ではないが・・・。

今頃発表する相変わらずの大本営の姿勢に、不信感が増すのは当然のこと。
福島から300キロ圏の神奈川のお茶が、基準値を超えたと言うニュースをどう感じるべきか?
土壌汚染と大気からの汚染。
それを考えたら、安心な野菜はどこで採れる?

辞書によると「風評被害(ふうひょうひがい)とは、存在しない原因・結果による噂被害のこと。多くの例では災害、事故での不適切又は誤報により、生産物の品質低下やまったく存在しない汚染などを懸念して消費が減退し、まったく原因と関係のないほかの業者・従事者が損害を受けること。災害、事故による直接の被害や顧客の危機回避のための判断や安全確認のための出荷停止は風評被害には該当しない」

存在しない原因・結果による噂被害ならば、はたして現状はそう言えるのだろうか?
「まったく存在しない汚染」と言い切れるのか?
生産者の方々が、大切に育てた生産物を処分しなければならないのは、心底辛いだろうし、捨てられる食材に申し訳ない。
でも、検査結果と実際に出回っている食材の収穫時期と場所が同じとは限らないのでは?
ま、そんな対応もまず無理だろうし、そんなことを言っていたら、食べるものがなくなるのかもしれないが。
だが、政府が守るべきは、消費者か生産者か?
守りたいのは経済を動かすことによる税収であり、これ以上の所得保障を避けたいというのが本音か?

中部大学の武田教授が、ブログで現状を憂いておられる。
この時期にこのような発信をすることは、教授の今後の人生においてかなりの不利益が起こりうるのではないかと余計な心配もしてしまうが、消費者の今の心理を代弁してくれている。

チェルノブイリ事故の際、イタリアでは野菜のないサラダになったと聞く。
そのぐらいの徹底した対応がなければ、消費者は守れまい。
「ただちに」被害はない。そう、ただちには・・・。
数十年後の被害ならば、来月も危ういと噂される現政権など存在しない。
制度制定時には考えの及ばなかった超高齢化社会に突入し、年金や介護の対応に四苦八苦の現状。
これからの長寿社会に対応できるシステムがなかなか構築されない今、静かに身体を蝕まれて寿命が短くなることを、まさか望んでいるわけではないだろうが・・・。
その際は医療費が増大して、労働人口も減少して税収が減るから、なにも利点はないか・・・・。

野菜売り場で産地を眺めて躊躇する私は、被害者の痛みをわからない身勝手な卑怯者ですかねえ・・・。




ファイターズ観戦記(7)

2011年05月24日 12時30分00秒 | スポーツ
急な帰札が決まり、都合が付けば札幌ドームへ一人でも見に行くぞと思っていたのだが、友人から「帰札するなら4月26日のドームはいかが?」と嬉しいお誘いが来た。
なんでもファンクラブの「豊平区民デー」だそうで、ご招待は外れたけど安くチケットが購入できるとか。当然行きます!

雨上がりの後で、夕日に照らされる久々の札幌ドーム。


思えば、あの震災以来、私にとって初めてのイベントだ。
震災後は頻繁に余震があったので、映画館のような空間へ行く気がしなかった。
ガソリン不足で「無駄な外出は控えましょう」で、ドライブも行かなかった。
新聞、テレビで目にする悲惨な光景に、遊ぶ気分になれなかったのも事実。
ドームを眺めながら、野球を見に来れる自分が幸せだなあとしみじみ・・・。
チケット売り場で友人と合流してドーム内へ。

本日のお席はここ。
友人が、右方向を指して「あのあたりが解説席。あ、がんちゃんが居る」
がんちゃんとは元日本ハムのエース、岩本勉投手。いつも愛情たっぷりの解説をする。
残念ながら、おくればせ日ハムファンなので全盛の現役時代はよく見ていない。
記憶に残っているのは、シーズンオフのテレビでの野球選手の物まね歌合戦だったかで、真っ赤な口紅に筋骨逞しい肩むき出しのロングドレス姿で、和田アキ子の歌を熱唱する姿。上手だったけど・・・。たしか優勝したような。



試合開始


今日はダルビッシュ投手。相手はソフトバンク。投手は和田勉じゃなくて、和田毅。
先に点を取られて、あれれ・・と思ったがすぐに陽選手のホームランで同点。
6回に小谷野選手、7回に田中賢介選手のヒットで追加点。
おっ、ダル君だし楽勝!と思ったら、8回表にノーアウト満塁。
ひえ~~~~。空振三振でワンアウト。
次はゴロで、1点取られ、まだツーアウト2,3塁。
ダル君、気合の三振に仕留め、ガッツポーズで吠えてソフトバンクの攻撃終了。


チェンジの際にダル君に花束。
さきほどの最初の三振で通算1000奪三振。
6年で達成は史上7位の早さとか。
友人は、ダル君の通算500奪三振の試合も見ているそう。

最終回は武田久投手がキチッっと締めて試合終了。





お立ち台は陽選手、小谷野選手、ダルビッシュ投手。
良かった良かった。

今季からの勝利試合のドーム内での花火。


花火モードにしたら、露出オーバーで無残な出来・・・。



さて、明日はレディスディ。女性は半額。レディとは言いがたいおばさんでも可。
友人は都合でこられないけど、一人で見にこようかなー。









函館のタクシー

2011年05月20日 21時11分55秒 | 国内旅行
五稜郭での観桜の旅は、写真を取り込んでいないのでまだ書けないが、函館で乗車したタクシーのお話を。

北海道の観光地といえば、函館と小樽だろう。
小樽のタクシーはあまり評判が良くない。
特に駅前で客待ちしているタクシーは、なるべく乗らないようにしている。
わざわざ駅から前の国道へ出て拾うことが多い。
小樽のタクシー全部が感じ悪いわけではないから、流しのタクシーを捜す。

そんなわけで駅前の客待ちタクシーは好きじゃなかったが、先日の函館へ行った際、五稜郭駅で下車してその客待ちタクシーを利用した。
予想に反して(?)感じの良い運転手だった。
小さめのキャリーバックだったが、すぐに下車してトランクへ収納してくれた。
この行為は札幌のタクシーではほとんどしてくれない。
東京では、要求してから面倒くさそうに降りて対応したような。
京都では以前に書いたが、さっと下車して笑顔で対応してくれて、さすが観光地と感心したもの。
で、ホテルの名前が変わっていたためにちょっと困惑していたが、すぐに無線で会社に確認を取り、「いや~~、勉強不足だったねー。そのホテルなら何度も行ってたわ~。すみませんねー。」(函館弁らしく読んでください)
札幌でも最近よくあるが、経営者が変わってホテルの名前が知らぬ間に変わっている。
観光客は、タクシーの運転手ならホテルの名前は当然知っているだろうと思い込んでいるから、結構困るらしい。
ナビも古ければ何の役にも立たないし、東京、大阪ならば詳しかろうか、地方となると最新版をダウンロードしたはずなのに、道無き草原をドライブしてたり、お店が違ったりなんてことはよくある。
五稜郭そばのホテルだったが、中間のような位置なので函館駅からとどちらが近いかと尋ねたら、五稜郭駅からのほうが百何十円近いですと。帰りに逆パターンで乗車したら、確かにその料金分高かった。

ホテルに一泊して、函館駅へと乗車したタクシー。
ちょうどお客さんを降ろしたタクシーに、「良いですか?」と尋ねると「いや~~嬉しい。こんなにすぐに次のお客さんに乗車してもらえて」
車中、他の桜の名所などの会話のあと、先日の震災の話になった。
函館市内も津波があったと聞いてはいたが、映像などで見ることがなかったので、被害の実態はわからなかった。
函館市は、南に函館山がぽこっとあるが、その手前の市街地は東西を海に挟まれた低地にある。津軽海峡に浮かぶ函館山の細い付け根の函館駅あたりは1キロ程度の幅しかない。

で、震災の時、運転手さんは市内を運転中。
函館は風が強いので、やけに今日は風が強いなあと揺られながら運転していたが、ふと見ると電信柱がゆがみ、周辺のビルから多くの人が路上に出てきているのが見え、地震だと気付いたそう。
するとまもなく本社から無線が入り、津波が来るから、実車中の車はすぐ高台にお客さんを連れて行くように、空車はすぐに低地にある観光地へ行き、その周辺にいる観光客に声をかけて乗車させ、高台へ避難させるようにと指示がきたという。もちろん無料で。
彼もすぐ低地にある観光地の金森倉庫や明治館周辺へ。
予想通り、何も知らない多くの観光客がのんびりと楽しんでいたそうな。
「津波が来るから乗りなさい!!」と声をかけても、怪訝な顔をする人もいたそうな。
疑り深い私なんかなら、「キャッチタクシー??」と勘違いしそう。もし言葉がわからない海外だったら、親切もわからずに拒否しちゃいそうだな・・・。
定員いっぱいに乗せて高台への往復を何度かして、まもなく津波が襲ってきたそう。
函館駅周辺に60センチ位の津波が押し寄せ、函館駅周辺の駐車場に停められた車が水浸しになっていったという。
「JRの社員さんの車も多いから、可哀そうだったねー。緊急事態での勤務中だから、持ち場を離れられないわけで、愛車の心配どころじゃないから」
まだまだ会話が弾みそうだったが、函館駅に到着。

2台しか乗車していないが、感じの良い運転手さんに遭遇するとその観光地の印象がとても良くなる。お二人とも、自分の街への愛情が感じられた。
自分の街が好きだから、そこを訪れた観光客に気持ちよく旅して欲しいと思うのだろうな、きっと。
そして、津波に慣れているとはいえ、すぐに観光客の心配をしてくれるタクシー会社も良いなあと。
業界では当たり前なのかもしれないけど。





扇風機を買う

2011年05月17日 15時45分40秒 | 
先日、扇風機を買った。
我が家では何台目かな?
この狭い夫の居住地の部屋で、リビング扇はすでに2台。
洗面所に小さなクリップ式が1台。
小さめの縦型ファンが1台。
ということは、5台目ってことか・・・・。
なぜこんなにあるのにまた購入したかといえば、使い勝手があまり良くなかったから。

エアコンはあるが、あの極端な冷え方はあまり好きではない。
ただ、晴天時は断熱の悪い屋根がいいだけ熱せられ、その熱がどよ~~んと室内に移動する頃はエアコンに冷やしてもらわねば熱中症になるのでお世話になるが。
我が家では、強で使うことはめったにない。
強風を浴びていると、離れた瞬間にかえって火照り、麻薬のように離れられなくなり、その結果冷やされすぎた筋肉がおかしくなる。
そよそよとおとなしい風が好きで、なおかつエンジン音が静かであることが私の希望。
売り場でやかましく音楽がかかっていたり、マイクでがなりたてているような店では作動時の音を確認出来ないので避ける。
最近は省電力のおかげで、静かに営業中の店舗があるので探しやすくなったかな。

縦型ファンは場所を取らないからと思ったが、作動時の音がうるさくて就寝時に使えず、夫が職場で使っている。
去年人気の出た羽根のないタイプは安全そうだが、こちらも意外に音がうるさい。
モーターが小さいから音が大きくなるそうだ。おまけに羽根の掃除はしなくて良いが、内部に収納されたファンを掃除出来ないとかで、実際はあまり清潔とは言えないような・・・。それにお高い・・・。
洗面所のクリップファンは、一応強弱の切り替えはあるが、どっちだかわからないほど元気な風が吹き付ける。
でも、お風呂上りのドライヤー使用時や、吹き出る汗を塗りこめるがごとき化粧時にはこんなのでもないよりマシ。場所も取らないし、真夏はドライヤー代わりに髪も乾かせる。
で、今までのリビング扇、片方は、どこが弱??というメリハリの無い強風が一応三段階で、これは夫の部屋で使っていた。
もう片方はややおとなしめの弱風があり、就寝時や日常で使用していたが、やはり就寝時は作動音も気になるし、弱風ももっと弱いタイプが欲しかった。

去年、扇風機出火事故続発のニュースに、私の実家の30年ものの扇風機を、新しい扇風機をプレゼントして、強制的に破棄させた。
その際に、かなり柔らかな風が出せるタイプを見ていたので、それを参考にしながら探した。
日立と東芝が候補。
が、日立は停止時の「ピッ」という音がうるさい。8000円ほどと安かったが。
東芝の5月新発売の商品は、見事に静かだが25000円とお高い。
ちょっと前の機種F-LN8を11000円前後で購入。
「ゆっくり風」が気に入った。このくらいのそよそよ感が好き。
作動音も今までと比べたらはるかに静かだし。
ツインタイマーで入り切りの設定が出来るのも嬉しい。
電気代は「ゆっくり風」で一時間0.3円とか。
今までのを夫の部屋用に格下げして、夫が使用していたのは処分かな。
これは安物だったからね。
ただ風が出るだけみたいな安い扇風機は、買うものではありませぬ。

まだ扇風機の出番ほどの暑さではないが、売り切れるのが心配で早めの購入。
夫は、まだ早いよと乗り気ではなかったが、すでに店舗では在庫が減っていた。
こちらはまだでも南のほうではそろそろ気温が上昇中。
電力に不安のある今年の夏は、はたしてどんな夏になるのやら・・・。


ドイツからのボランティア

2011年05月13日 14時28分42秒 | 鷲の独り言
昨夜、夫がドイツの友人に電話をした。
遠野へ来た後に夫の居住地へ行きたいとのメールを受け取っていたので、細かいスケジュールを確認するために。
彼はドイツ人のための日本ツアーを企画、添乗しているが、今回の震災と原発事故で日本へ来たいというドイツ人は誰もいなくなったと嘆いていたから、遠野へ何の用かなと思っていた。
すると、彼は今回の震災のボランティアで来日すると言う。
日本で11年ほど過ごした彼は、日本が大好き。
毎年数回ドイツ人旅行者を連れて、日本の美しい自然や祭を案内していた。
そんな彼だから、今回の震災に心を痛め、何かしたかったのだろう。
色々ネットで調べたら、遠野を拠点とする団体が、あちこちからのボランティアを受け入れているとあったそうで、早速申し込んだという。
陸前高田あたりに派遣されるかなと言っていた。
今回は、宿泊・食事・移動において自己完結のボランティアでなければ迷惑と報道で見ていたので、超インドア派の我が家なんかには無理と思っていたが、そちら方面の支援が整備されて、参加できるような態勢になっていたようだ。

彼以外にも、ベルリン自由大学の日本学科の学生さん達もボランティアで来日と言う。
今回の原発事故で、真っ先に東京から大使館や商工会議所を関西に移して、新聞雑誌等で大騒ぎをしていたドイツだから、もう日本をバイキン扱いするんだろうなとどこかで感じていた。
ドイツの空港では、日本からの渡航者を別室に隔離して放射能検査までしたと聞いたし、食品のみならず、工業製品も輸入禁止とか。
国としての対応は冷たくても、個々の人間としての対応は別なんですね。

人手不足で、日々仕事に追われまくりで朝8時に家を出て夜10時に帰宅する夫はボランティアどころではない。
が、日々だら~~~とリラックマ状態の私は、同じ日本に居住しながら募金するぐらいしかしていない。
ん・・・・・・すみません・・・・・・。








帰札の理由

2011年05月11日 14時38分01秒 | 鷲の独り言
今回は10日間ほどの帰札だった。
突然の帰札となった訳は、夫の急な出張があったため。
1週間だったので、今までならばホイホイと新幹線に乗って東京へ歌舞伎を見に行くところだが、断裂したままの新幹線に度重なる余震とあってはとても行く気になれず。
かといって、友人もいないこの地で1週間ぼ~~~っと過ごすのは嫌だし。

予定では5月の連休過ぎから1ヶ月程度の帰札だった。
が、母が6月のメトロポリタンオペラが見たいとのことで、母の留守中の父の食事などの世話をせねばならないから、帰札が6月にずれた。
そうなると、この時期に着たい洋服が札幌に置いたまま。
ならば洋服を取りに帰り、帰り道に北上する桜前線を南下しながら楽しもうかなと。

慌ただしかったが、札幌ドームの日ハム戦を2試合、円山動物園でシロクマの赤ちゃんを見、イタリア好き友人達との宴会、友人との食事、両親との食事などを楽しみ、函館に1泊し、出張から帰った夫が青森まで迎えに来て、弘前、角館の桜を堪能。
思いのほか寒いGWだったが。
記事のアップは写真を全部取り込んでからかな。

さて、次回の帰札。
昨日、ドイツの友人から来日の連絡があった。
夫の居住地に訪問予定の日が、私の帰札予定とモロにぶつかる。
母の旅行は決定しているので、母の帰宅の翌日に離札するはめになるかも・・・・。
困ったなあ・・・・・。
でも、久々に彼に会いたいしね。
ドイツではとてもお世話になっているし。
彼の詳しい連絡待ちかな。





病院のレントゲン

2011年05月09日 17時25分40秒 | 鷲の独り言
福島原発の事故以来、心地よいはずの薫風さえ控えめに吸う今日この頃。
あるブログを読んでいたら、病院のレントゲン室の放射能に関する記述があり、その昔に受けたある病院の恐ろしい設備を思い出した。

私が入社して一年後の頃だから、もう30年以上前のこと。
会社で春の定期健診があり、指定された病院へ行った。
木造モルタル2階建の、普通の住宅のような個人病院で、専門は内科。
高齢の医師と、気さくなおばちゃん風の看護婦(当時は看護師じゃない)の二人しかいなさそうな小さな医院。
採血、採尿、内診が終わり、項目には胸部レントゲンとあった。
見回すが、レントゲン室らしき場所が見当たらない。
看護婦に問うと、「あ、こっちよ」
木造のギシギシ音を立てる階段を登らされて、2階に着いた。
襖を外して開け放したような部屋が続くが、そこら辺に積まれていたのは医療器具や薬品などのダンボール。
物置じゃあないのか??と唖然としながら呼ばれる方へ行くと、むき出しのレントゲン装置らしきものが置かれていた。
どこかの病院の払い下げのような古臭い感じがしたのを覚えている。
透明のガラス窓からは外の景色が見える。
壁も天井も見事に木造で、普通の民家そのもの。
こちらは着衣のままで、その装置の前に立たされた。
当然、レントゲン技師などはおらず、その看護婦が防護服も着用せず、スイッチを押したように記憶している。
昔のレントゲン室なんて、木造の個人病院ではどこもこんな風だったのかわからないが。

仕事柄、ビル建築で病院の図面も描いていたが、レントゲン室の場合は鉛入りの建具とし、構造体のコンクリートと開口部も鉛の板で遮断するように図面を描く。
放射能の対策だと先輩に教えられていたから、このずさんさに呆れた。
当時、私の勤務していた会社には100人前後の従業員が居たが、全員がここで健康診断を受けたはず。
このレントゲンも、同じ回数を2週間程度で使用したはずだ。
周囲の放射能汚染はどれほどのものだったのだろうと、今思うと恐ろしくなる。
おまけにこの病院は、街のど真ん中、大通り公園まで徒歩数分という場所だった。
周囲はオフィス街だったし、食品を売る店もあった。
あの周辺が生活空間だった方や、あの看護婦さんには、その後何の影響もなかったのだろうか?
次の年、その医院ではなく、鉄筋コンクリート造の別の病院が指定された。
その後、数年も経たずにその医院は無くなり、跡地に別な建物が建築されたが、土壌の汚染はどうなったものやら・・・。
当時は別に気にも留めてなかったのだが。

20年位前からだろうか、病院のレントゲン室は専門の放射能防護の会社が受け持つようになり、私の分野からは離れた。
しかし、それまではレントゲン室の出入り口のドアや、レントゲン操作室のガラスの小窓は、普通の鋼製建具工事に含まれて、普通の民間の工場で製作されていた。
鉛の板を内部に挟むことになっていたが、その精度ははたしてどの程度だったのだろう?
溶接されたドア内部を見ることは出来ないし、ドアの枠と構造体であるコンクリートとの空間に張り巡らす鉛板も、はたして隙間なく埋められているか??モルタルなどを詰めてしまえばそこの確認も出来ないし。
そんなことを考えると、古い病院はかなり恐ろしい状態なのじゃないかしらん??
改修工事をきちんとしていない限り、昔の放射能対策は信用できるレベルじゃあないと思う。
自宅周辺に、レントゲン設備のある古~~~い病院があるなら、放射線測定器で周辺を確認したほうが良いかも。
こんなことを書くと、風評被害で怒られるかな・・・・。







白くまの赤ちゃん

2011年05月01日 19時44分23秒 | 国内旅行
震災のニュースが日本中を重く覆っていた3月に、ベルリン動物園のアイドルだった人工保育で育った白くまのクヌートちゃんが急死した。
いじめかとも言われたが、ウィルスだかに脳や脊髄をやられていたとか。

そんな悲しいニュースの後、4月から一般公開された可愛い白くまの赤ちゃんが札幌の円山動物園に居る。
母親は子育て上手のララ。生まれたのは昨年12月。
以前に雌雄判別を間違えて、メスなのに「ツヨシ」と名づけてしまった経験から、まだ赤ちゃんの性別は不明だそう。
短期帰札しているので、早速会いに行ってきた。


ちょうど授乳中。


あら、飲みにくくないですか??


ドアをカリカリ。


「このドア、開かないの?」とママに聞く。


さ、広いところで遊びましょ。


「うちの子って、な~~んて可愛いのかしら」目を細めるママ。


ガリガリ・・・おいしくないなあ・・・。

ぬいぐるみみたいな可愛い姿を見られるのは、あとどのくらいかな?
GW後も、お暇な方はぜひ札幌円山動物園にいらしてくださいませ。
そのほうが混雑していなくて、ゆっくり楽しめますよ。